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提案型の接客でお客様に気持ちのいいお買い物環境を提供/チェッカーサポート 台信好美氏インタビュー

新型コロナウイルス感染拡大を受け、長期にわたり感染予防対策をしながら営業していくことが求められている小売店。withコロナでお客様への対応も制約を受けるなか、リアル店舗の強みである接客力を発揮していくためにはどのような取り組みが有効なのか。多くの企業で教育コンサルティングを手掛ける、チェッカーサポートの台信好美氏にポイントを聞いた。

n台信好美氏 プロフィール写真

PROFILE 台信好美(だいのぶ・よしみ)
小売業においてレジ部門に在籍し、店舗のレジ運営管理・スタッフ育成を行う。その後、チェッカーサポートに入社。複数店舗のマネジメントを担当し、レジ運営管理・スタッフ育成を行う。また社内のチェッカー技能検定受検希望者に対して、検定対策研修を複数実施。社内・社外を合わせ、のべ40名をチェッカー技能検定合格に導く。2010年チェッカー技能検定1級取得。株式会社CGCジャパンのチェッカーフェスティバル審査員経験あり。接遇マナーインストラクター取得。

コロナ禍を経て見えてきた接客の重要性

――コロナ禍において、小売店における接客もさまざまな対応を迫られてきました。企業の考え方にも変化が見られるのではないですか?

小売業ではコロナバブルという言葉が一時期聞かれました。最初に緊急事態宣言が発せられた2020年4月には、特に食品を扱っているスーパーマーケットやホームセンターに人が殺到し、商品確保や感染対策のため一時期パニックに陥っていました。その後、長引くコロナ禍で、いわゆる「おうち時間」を充実させる消費が伸びたことはご存知の通りです。

そういった中でいろいろな企業の状況を見ていると、その波が数か月で落ち着いてしまうパターンと、その後もずっと前年実績を超えているパターンがあります。その差はどこから来ているかといえば、接客に力を入れているかどうかだと感じています。

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