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レジ袋有料化で万引き問題“再燃” 防犯対策を見直す機会に

万引犯罪防止のために立ち上げられた特定非営利活動法人全国万引犯罪防止機構(以下、万防機構)では、2012年に「マイバッグ普及に伴う万引犯罪増加への対応に関する提言」を行い、「マイバッグ使用の店内マナー順守」を呼びかけてきた。しかし、7月のレジ袋有料化以降、マイバッグを悪用した万引きが増えているとの報道がなされ、小売店からもそうした声が上がっているという。

問題の“再燃”を懸念し、改めて啓発に取り組んでいる、万引防止出版対策本部の事務局長である阿部信行氏に聞いた。

マイバッグ使用マナーの普及徹底を

――レジ袋有料化に伴って、万引きの問題がクローズアップされています。

レジ袋を断って商品をそのまま持ち歩かれるケースは、実は「以前からあったこと」という声もあります。もちろん良かれと思って袋を断っている人もいますが、目印になるものがないと、未精算品との区別がつきにくくなっているのは確かです。そこでこの機会に環境問題に配慮しながら規範の回復を目指し、改めて対応を見直すことが必要だと考えています。

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