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英語以外に何語を学ぶべきか

皆さん、こんにちは!
私はnoteでは言語・旅行・海外リサーチなどをテーマに発信しています。
英語は得意で20代半ばには英検1級、TOEICスコア960を取得しています。他に中国語など幾つか外国語を同時学習しており、楽しく語学学習を続けていくための秘訣や語学学習にについて私が考えたことを記事にしてわかりやすくお伝えしています。

学習中の外国語が、ある程度軌道に乗り始めたように感じたこともあり、最近もうひとつ何か言語を学んでみたいなぁと、あれこれ思案していました。

今回は、英語や第二外国語など語学が好きな人たちが、英語以外のプラスワンの外国語学習を検討する際に少しでもお役に立てるように、私がどのような思考プロセスを経て言語を絞り込んでいったのかをお伝えしたいと思います。英語以外に『何語を学ぶべきか』について投稿します。

英語など語学が好きな学生、これから第二外国語を選択しようとしている人や社会人に役立つような内容です。

スクリーニング:対象言語を絞り込むときに検討すべきこと

何語を学ぶべきか、ということを真剣に考えるのは本来はとても時間がかかるプロセスだと思います。わたし自身は大学時代は第二外国語として、大して迷うことなくロシア語を専攻しました。理由は商社マンになってロシア美女と話せると楽しいだろうなぁと単純に思ったからです。
というのは半分冗談ですが、こうした"直観"だけで絞り込めるのであればそれが一番早いスクリーニング方法だと思います。

私自身が今回検討したポイントをまとめると下記の4つです。

① いま何語が話せるのか?
② どのくらいの学習負荷があるのか?(学習教材、学習時間)
③ どういう人がどのようなモチベーションで何語を学んでいるか?
④ "直観"と"打算"のあいだ

それぞれ見ていきましょう。

① いま何語が話せるのか?:ポートフォリオ

まずは自分が何語を話せるのかを分類してカウントしてみました。
私が話せる、または学習中の言語は日本語を含めて合計で6つあります。
欧米の言語3つ、アジアの言語3つとなっており、欧米とアジアが中心のポートフォリオとなっています。全部流暢なわけではなく、初心者レベルから上級者レベルまで分かれています。

ここで考えたのは以下の2点です。
・欧米の言語、アジアの言語に偏っている。バランスをとるべきか。
・道半ばの学習中言語が2つ以上ある。これ以上の負担は得策ではない。

これから英語をしっかり学習しようという人であればまっすぐに英語を学ぶという選択になると思います。第二外国語を何にするか悩んでいる人であれば、英語プラスアルファという形で、どういうポートフォリオにするのか、その国や地域への自らの関心とうまく整合するように考えると良いのではないでしょうか。

② どのくらいの学習負荷があるのか?:学習難易度

学習難易度は母語が何語かによっても異なってきます。
米国国防省のForeign Service Institute Language Difficulty (FSI)によると英語話者にとっての学習難易度は以下の通りです。

カテゴリーⅠ: 英語と密接に関連する言語 23-24週(575-600時間)
デンマーク語、オランダ語、フランス語、イタリア語、ノルウェー語、ポルトガル語、ルーマニア語、スペイン語、等
カテゴリーⅡ: 英語に類似した言語 30週 (750時間)
ドイツ語
カテゴリーⅢ: 英語と言語的・文化的違いを有する言語 44週(1100時間)
アルバニア語、アムハラ語、アルメニア語、アゼルバイジャン語、ベンガル語、ボスニア語、ブルガリア語、ビルマ語、クロアチア語、チェコ語、ロシア語、エストニア語、フィンランド語、ギリシャ語、ラオス語、ネパール語、タガログ語、タイ語、トルコ語、ウルドゥー語、ウズベク語、ベトナム語、等
カテゴリーⅣ: 英語ネイティブにとって極めて困難な言語 88週(2200時間)
アラビア語、広東語、北京語、日本語、韓国語

日本語は英語ネイティブにとってはかなり難しい言語ということで優越感にひたれるのではないでしょうかw。このカテゴリー分けはあくまで英語が第一言語である人にとっての視点なので、もちろん日本人にとっては韓国語や中国語は学びやすいので、カテゴリーⅠかⅡにあたると言えるでしょう。

アラビア語は学んだことはないですが、英語話者にとっても日本語話者にとっても最難関であると言えると思います。
理由は明らかでニュースなどで使用される正則アラビア語(フスハー)と、日常会話で使われるアラビア語(アーンミーヤ)との間に著しい乖離があるため(だそう)です。
日本でも明治時代までは文章と日常会話でかなり差異がありましたが、戦前戦後にかけて国語・国字改革が進み今の形になっていきました。アラビア語の専門家によると、日本語的な感覚でいうと古文と普段の会話くらいの違いがあるそうです。
従って、2言語相当を学ぶ負担があると言えるかと思います。
学習教材も英語やフランス語といった主要外国語ほどにはありません。

③ どういう人がどのようなモチベーションで何語を学んでいるか?:動機

これはnote上で探せばさまざまな言語を学習または教えている人たちがいるので、そういった方々の記事を参考にしてみると良いと思います。

ソゴさんはこれまで6言語を学んできて個人的に勉強していく中で思ったことを投稿されており、参考になります。

さっちゃんサンは、トルコ語を学びたい人へのメッセージを投稿しています。トルコ語を学びたいと思っている人を後押ししてくれるような内容だと感じました。

川姐さんは、いろんな理由で語学学習をためらっている人たちの参考になるように、独自の視点で気づきを整理してくれていて参考になりました。ドイツ語も魅力的ですね。

ピースアさんはタイ語の勉強する理由をみてその国の言語で心を通わすことができるのは素晴らしいなと改めて感じました。

ほたぺさんはこの時代における語学の必要性について考察されていて、スペイン語をおススメされています。人間同士の生のコミュニケーションって大事だと思います。

他に、著名人でいくつか言語を話せる人がいるのでそういった人たちが何を学んでいるのかを考慮してみるのも良いと思います。
調べてみたところ外国語ができる方がたくさんいらっしゃいました。

・小池東京都知事: 日本語、英語、アラビア語
・宮澤喜一元首相: 日本語、英語
・本田圭佑:日本語・英語・スペイン語
・金城武:日本語・英語・北京語・広東語・台湾語
・舛添要一元都知事: 日本語・英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・ロシア語
・鈴木亮平:日本語・英語・ドイツ語・中国語
・城田優:日本語・英語・スペイン語
・滝川クリステル:日本語・英語・フランス語
・ディーンフジオカ:日本語・英語・北京語・広東語・インドネシア語
・ボビー・オロゴン: ナイジェリア語・英語・日本語
・コンドリーザ・ライス元国防長官:英語、ロシア語、チェコ語、フランス語、スペイン語

④ "直観"と"打算"のあいだ:  直観・打算

収入につながるかといった要素を考える場合もありますが、一番大事なのは直観だと思います。何を学ぶにしてもモチベーションを如何に継続できるかがカギになってくると思いますが、直観でこの言語を学んでみたい!!と思えるのであればそれが一番良い選択ではないかと思います。

過去の私の記事で投稿しましたが、第二外国語を学ぶメリットは少なくとも5つあります。語学そのものが好き、その国のドラマや映画が好き、海外旅行で訪れてみたい、といった動機でも良いのではないかと思います。まずは学んでみて、暫く経ってから振り返ってみると点と線がつながって見えてくるのではないでしょうか。

"●●●"語を学ぶことにした5つの理由

最後にこれらのスクリーニングを経て、私が学ぶことにした外国語を選んだ理由を紹介して本稿を終わりにしたいと思います。

・東アジア・東南アジア、アメリカ、ヨーロッパ以外の言語を学んでみたい
 (①ポートフォリオ)
・英語や中国語のようにS+V+OでなくS+O+Vで助詞などもあり日本語と文法が似ており日本人には比較的学びやすい(と言われている)
 (②学習難易度)
・エンタメ産業が発達していて面白いテレビドラマをネットで見られる
 (③動機)
・親日の人が多く日本語学習者もたくさんいるので言語交換の相手が見つけやすい
 (③動機)
・発音が中東や中央アジア的な響きで、日本人が話せたらカッコよさそう
 (④直観・打算)

上記を総合して最後は直観的に”面白そう"だと感じたのでトルコ語を学ぶことにしました。まだまだ道半ばの言語も複数ある中で新たな言語を学ぶので、全部中途半端になる恐れもありますが、まずは楽しんでみようと思っています。

ちなみに、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、広東語、ウルドゥー語、アラビア語といった言語も学習候補でしたが上掲のスクリーニングを経て断腸の思いで対象から外しました。さようなら・・・。

まとめ

第二外国語の学習を始めるときにまず大事なのは"行動"を始めてみることだと思います。もし興味を失ったら方向転換すればよいのではないでしょうか。そしてやはり自分は英語で十分だという結論も当然ありうると思います。
キャリアコンサルタントkさんの投稿がとても参考になりました。

ぜひ何語を学ぼうとしているか、学んでいるか、note記事やコメント欄などで宣言してみてくださいね。
それではまた!

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