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忙しいってこういうことか。

「そうか、忙しいってこういうことか」と、このところよく言っている。
奥さんにも「おれ、いま、忙しいかもしれない」と言って確認したりして。

というのも、僕は「忙しい」からずっと逃げ回っていたからだ。
新入社員だった20代からずっと、要領の良さもあって残業をすることも少なかったし、それを強制されるようなところからはさっさと逃げていた。忙しそうにしている人をみると、きゅっと胸が苦しくなったし、自分も「忙殺」されるんじゃないかと不安になった。

ところがいま、なんだか仕事が忙しい。
そんなに残業があるわけではないのだけれど、一つ一つの活動が濃すぎて、咀嚼できないまま、次に進んでいる感覚がある。

ここ(福岡県那珂川市南畑)に来る前に五年間、自営業をやっていたが、いまと比べるとあれはテトリスの序盤のようにスローだった。そして、いまはテトリス終盤のように高速でブロックが落ちてきているような感じがする。

整然と並べようとするけれど、だんだん追いつかなくなりそうな切迫感を伴った感じ。これこそが「忙しい」ではないかと思う。

でも、不思議なのだけれど「いやだ」という感じはあまりない。
休みたいなとは思うけれど、やめたいとは思わない。

それはたぶん、やっていることそのものに意義を感じているからだ。
自分がいかされている感覚もある。そこに役目があるのも感じられる。

だから「これ、もつかな」と思いながらもしゃかりきに仕事をしている。
帰ってきたら、疲れ切っていてすぐに布団に入ってしまったりして。
こんなことは近年なかったので、そんな自分に驚きだ。

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