その一足が道となる_

その一足が道となる。

ここ数日、ものすごく音楽漬けである。
「あなたのうた」の作曲とお披露目が数件あり、歌日記のために曲をつくり、それが弾き語りに合わなかったからと Protools をいじりはじめ、今日は YouTube に曲をアップした。

「ここ数日」と書いたが、何日経ったか分からないくらいのペースでいろんなことが進んでいる。クラクラするものの充実感もある。

それにしても、いまの時代はすごい。
歌、作曲、ギター、DAW、どれについても ネットや YouTube で検索すれば、大抵のことはわかる。特にギターについては、長年気になっていたことが数日のうちに分かってしまう状態だ。

「これはものすごく加速しそう」という予感と開放感がある。うれしい。

でも反面、道の遠さを知ってくじけそうにもなる。
情報に触れていなかった時には目にしなかった、うまい人のプレイやまだできていないことを目の当たりにしているからだ。

今日観ていた動画は、そのあたりのことをうまく説明していた。

情報が少ないときは、目の前のことに集中して「縦」に進むことができる。でも、情報がありすぎると、どれからやっていいかと迷ったり、できそうもないと諦めてしまったりしやすい。

あまりにも多くのことが「アンロック(解放)」されてしまった状態。
それが ネットや YouTube によって起きていることなのかもしれない。

でも、どれだけ情報を得ても、上達のためには「演奏してみる」しかないように、やることはいつも変わらない。just do it. やるだけだ。

いつだって、道は一歩ずつ進むしかない。

 この道をゆけばどうなるものか
 危ぶむなかれ
 危ぶめば道はなし
 
 踏み出せば
 その一足(ひとあし)が道となり
 その一足が道となる
 迷わず行けよ 行けばわかるさ

と、アントニオ猪木も言っていたではないか。

きょろきょろしすぎると、さまよっているように感じてしまうが、蛇行に思えても、寄り道しながらでも、実は一本道だ。人は行こうとするところに行こうとする。そして、そのステップは、その人なりの進み方で刻まれていく。

動画の中に「足元を見て進んでいたら、いつの間にか着いちゃった」というたとえがあった。そんなふうに進んでいけたらと思う。

そして、その道は「たのしくて」いいのだ。
その一足が道となり、その一足が道となる。


(音がでます。ボリュームなど、ご注意ください。)

「truth」

生まれもそだちも 関係ないな
この時代の女神(ミューズ)
僕を向こうに連れてって
いっそうタイトに 修練して
次のレベルまで あとなんぼ?

やりたいことも わかってないな
混乱してんのに
どっか近道 おしえてくれ
そんなのないんだよ 見てごらん
その一歩だけが truth

努力の割に 成果が
いま一つ出せない アナタも
大量の情報を むさぼって
おののいてるような ワタシも
どっちかが前で どちらかが後ろかが
わかんない わかんない ララライ

そのセンス そのソウル
そのフィーリングで
もうどうしょうもないと
悟ったつもりでも やめらんない

二番手? 十番手?
何番でもいいや
そう、たどり着きたいのは
自分だけの truth

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