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オールナイトわが家

昨夜は赤ちゃんが「床で寝ない」日であった。

奥さんが授乳したり、あやしたり、部屋をぐるぐる歩き回ったりすると、腕の中では眠る。なのに、床に置くとパチっと目をあけてしまう。

それが深夜2時すぎから5時頃まで繰り返された。精根尽き果てた奥さんに代わり、僕が寝かしつけを担当する。

引き継いだ僕は「もう寝ない」と覚悟を決め、赤ちゃんを抱っこしたまま、座椅子で目を閉じた。赤ちゃんはすやすやと寝ているものの、僕のほうは一時間ほどすると腕や首が痛くなってきた。どうしよう。

床に置いて赤ちゃんが目を覚まし、ふたたび奥さんを出動させる光景を想像する。・・・うん。おそろしい。

そんなわけで、5時すぎから8時ごろまで粘り、朝まで "オールナイトわが家” となった。本家の『オールナイトニッポン』は深夜1時から二時間ずつ「一部」と「二部」に分かれるが、こちらはそれぞれ三時間ずつ「妻の部」「夫の部」に分かれてお届け。明け方には二人ともフラフラだった。

加えて、昨日書いた ”じごくのバスタイム” 二日目も完敗。バスチェアに置いた瞬間、赤ちゃんはあからさまに不安げな表情になり、シャワーをかけると、鬼のように泣いた。

僕たち大人が買い物をしたときには、多少気に入らなくても、なんとか使おうとする。でも、赤ちゃんの場合、お気に召さないと一発アウトなのだ。知らなかった。

しかも困ったことに、バスチェアそのものよりもシャワーがお気に召さないご様子。でも、シャワーとの付き合いは長いぞ〜、これから。

さながら国王に仕える従者のような気分で「いかがいたそう」と夫婦で言い合う今日。じごくのバスタイムからオールナイトわが家への流れは、ハードとしか言いようがなかったが、これも赤ちゃんと暮らすことの醍醐味。

・・・と思うしかないよな。いやー、ちかれた。

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