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声だけで逢うということ。

昨晩、オンラインで『声で逢いましょう』という場をひらいた。

いまどきビデオではなく電話でつながって、声だけで人と出逢う場。
昨日は東京、名古屋、岐阜、京都、高知から七名の参加があった。

サムネイルの画像をとっかかりに会は動き出し、声の話、野草の話などを経ながら拡がっていった。コロナ禍の話ももちろんあって、それぞれのいる場所や就いている職業、おかれている状況によって見え方がずいぶん違うんだなと感じた。僕は志村けんさんの話をした。

ひらいてみて、他の場のようにいいとかよくないといった評価をするのが難しいと感じている。たとえば、序盤にマイクを通した男性の声がノイズを伴って反響する場面があったけれど、あれは本人だけがわかっていない現象だ。僕は全員の顔と名前を知っていたけれど、知らない人同士の組み合わせもあったし、その体験は人によって大きく違ったはず。

それでも、なんとなくあったかい感じはあった。そして、日々刻々と社会の助教が動いているこの時期に、こういうたっぷりの沈黙をふくんだ場があるのは悪くないなと感じた。

それで、次の日曜日、おなじ時間にもう一度やってみることにした。

次が3回目。なんだか一週間が一週間じゃないみたいに思えるくらい、目まぐるしく状況が変わり、情報が飛び交う中、ただ語り、聞くということでほんの少しの静けさと落ち着きが得られたらと思う。


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