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ビューティフルライフ。

お昼に重い腰をあげて、赤ちゃんの人生二度目の散髪に挑む。
昨日、YouTube で『KIMURA SAAAAN!』の美容学校の回を見て、いいイメージを仕入れたし、今日もたくさん動画を見て予習したから大丈夫。

木村拓哉がカリスマ美容師を演じたドラマ『ビューティフルライフ』。その主題歌、 B'z の『今夜月の見える丘に』を口ずさみながら、ハサミやクシといった道具を風呂場に持ち込む。

過去の散髪では「切った髪をどうするか問題」が悩みの種だった。今回は「このシャンプーハットみたいなの付けたらいいんじゃない?」と奥さんと話して赤ちゃんにケープをつけ、いつも入っているベビーバスにおむつ一丁のまま入れて、髪の毛が散乱するのを防ぐ作戦をとった。

「そこにゴミ袋を横に敷いて」と奥さんが言うのに従ってセッティングを終え、いざ本番。

結論から言うと「散々」だった。
赤ちゃんはきょろきょろと周りを見たり、見慣れないハサミを見ようとして顔を振るのでなかなか狙ったところを切らせてもらえない。ケープで手が見えなくなったのもストレスだったようで、しばらくすると大声で泣き出してしまった。普段は泣かない激しさで、ベビーバスから転がり落ちそうになったくらい。

結局、前髪と片方の耳まわりをほんの少し切ったところで、あわてて撤収。頭や体についた髪の毛を流そうと一気にシャワーをかけると「ああ……」と奥さんのため息が。どうやらさっき「横に敷いて」と指示したゴミ袋で、乾いた状態のまま切った髪を運ぼうと思っていたらしい。すでにゴミ袋は濡れてしまっている。

ぜんぜん動画のようにならない。ブロッキングもコーミングも無理。カリスマ美容師のようにはならず、まったくビューティフルじゃなかった。

悔しいので、夜のお風呂のとき、シャンプーの後にもう一度挑戦してみた。今度はゴミ袋ではなく、排水溝にネットをつけて切った髪の対策もして。

その結果、お昼よりは落ち着いて切らせてもらうことができた。切ることができたのは、お昼と反対側の耳まわりだけだったけれど、焦りながら切った割には見た目も悪くなかった。ネットの髪の毛対策もバッチリだった。

それにしても、鼻掃除といい、爪切りといい、散髪といい、赤ちゃんにまつわるアクションはどうしてこうもハードモードなんだろう。

それでも誰かに代わってもらえるわけでもないから、やるしかない。
そうして、やっていくうちに、まぁまぁ、なんとかなっちゃうんだよなあ。不思議なことに。

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