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いまどきの若いモンは。

いまどきの若いモンは、といえば「けしからん」と続くのがお決まりだけれど、音楽の世界では、そうはなっていないようだ。

先日、編曲のレッスンの中で、先生から「中村佳穂さん」を教えてもらい、聴いて度肝を抜かれている。

カッコよすぎる。この『アイアム主人公』は、Apple の CM に使われていたそうだが、うちにはテレビがなく教えてもらうまで知らなかった。

とにかくカッコいいんだけど、歌詞もいい。

この曲の始まりに
「努力で人生変えようぜ!」
な〜んて言う気もないけど
もし言ったところで
何人の人が努力をし始めて変わるか数えても
辛くなるだけで意味はない。

くぅう。サビの「アイアム主人公 オンリーでいかしてるぜ」のところも、ちょっとひねた感じがちゃんと出てて、カッコいい。シャレオツだし。

この人はこういう曲ばかりでなく、しっとりとしたバラードも書いている。

この曲は後半の「シャドウ 天使は寂しそうだね」のところが発音がカッコよくて好き。そこから「街の上に正論が渦巻いてる」の叫ぶような高音。たまらん。

最近はわかる範囲でも、king gnu とか official 髭男dism とか、頭ひとつ抜けたようなアーティストが出てきてるなと思っていたのだけれど、こんな「若いモン」も現れてきているのか。

僕の知らないところで、音楽好きの人たちがこういう人をちゃあんと見つけて愛聴している。「いまどきの若いモンはけしからん」とか「最近の音楽はつまらん」とか言ってるのは、こちらの目や耳が衰えてるってことだろう。編曲の先生も僕より年上だけれど、ちゃんと中村佳穂さん聴いてたもんな。

いまどきの若いモンは、カッコいい。
いつまでもそう言っていられるオトナでいたいもんです。

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