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部屋と段ボールと私。

月末に引っ越しをするので、いま、わが家は段ボールでいっぱいである。

今週とりかかって、二日ほどで家じゅうの物がほぼ段ボールの中に収まった。部屋全体がとてもスッキリして気持ちがいい。「いっそ、いつも段ボールに入れておけばいいかも」とも思ったが、それでは落ち着かないか。

奥さんは新天地に向けて「持っていくもの」と「いらないもの」を丁寧に分けている。僕は気にせず、目に付くものをどんどん段ボールに入れる。

何度も引っ越しているが、そのたび、この感じを忘れているんだなあと思う。どんな感じかというと、自分以外の何者かに背中から押されている感じ。もうここにいるのは違う気がするけれど、次の場所にいるわけでもない地に足がつかない感じ。

そんな落ち着かなさの中で日々を過ごしている。
なにをしてもうっすら違和感があって、もう少しここにいたいような、さっさと向こうにいってしまいたいような、どっちつかずの感覚がある。

そんなことを感じながら、もういくつ寝ると出発の日。
楽しみなような、不安なような、ゆらゆらした気持ちでいる。

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