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街がホッとしてる。

きのう、僕の住む名古屋市は緊急事態宣言が解除された。
今日、僕はいつものようにバイトに出かけたのだけれど、家を出たとき、なんだか街の空気がやわらいでいるように感じた。

お昼から夕方まで働いて、帰りの電車に乗る頃には「いつもの空気」が戻ってきたと感じられるほどになった。スーパーもレストランも本屋も明らかに人が増えているし、空気が「にぎわって」いる。

「街がホッとしてるね」と並んで歩いていた奥さんに言った。
肩に入っていた力がふっと抜けて、ホッと落ち着いた感じ。逆に言えば、これまでは知らず知らずどこかに力を入れていたのだ。気を緩めすぎてはいけない状況なのは承知しつつ「いいもんだな」と感じた。

実をいうと、自粛中のあの静かな時間が、僕はわりと好きだった。人の少ない電車も、距離をとって公園に集まり、のんびりピクニックなんかしている光景も。

だから、車の往来も増えて明らかに「動き出した」今をすこし残念に思う気持ちもある。でもそれ以上に街がホッとしてるのが感じられて「やっぱり『普通』っていいもんなんだな」と思った。

この普通の空気の中でなければできないことって、たぶんたくさんあるんだと思う。なんだか僕自身も新しく動き出せそうな感じをおぼえているし、なにかが変わっていきそうに思えた。

「普通」って思った以上にすごいものなのかもしれない。

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