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美容室・愛。

今日、美容室に行ってきた。
春になったし、気分も変えたくて。

僕は美容室がすきだ。とても。
世界にはいろんな仕事があるけれど、美容師さんは、上から指折り数えるくらい素晴らしい仕事だと思っている。

なぜか。
そりゃあ、なんたって気持ちいいから。

お客さんはただ座ってるだけでよくて、そのあいだに髪を洗ってくれたり、話しかけてくれたり(僕はあんまり話しかけられたくない方だけれど)、マッサージまでしてくれる。わずか数千円で王様みたいな気分を味わえる。

今日も髪を洗ってもらうのが最高だった。
女性の美容師さんだったけれど、しっかり力を入れて、がしがし洗ってもらえて「ひゃー、こりゃ気持ちいいばい!」となった。

そんなときでも「かゆいところはないですか」には「はいっ」と雄々しく答えるのが基本。甘えすぎてはいけない。距離って大事だと思うから。

はじめて行った店だったので、会話はあまり弾まなかったが(僕はあんまり話しかけられたくない方だ)マッサージも最高だった。こう、こめかみのあたりを、ぎゅーってしてくれた。ぎゅーって。気持ちよかーってなるったい、という感じだった。

ただ、そんな愛する美容室で一つだけ、いつも悩むことがある。

それは「これでいいですか?」という最後の質問だ。

いいような気もするし、なんか違うような気もする。
でも、違うと思ったところで、なにをどうしてもらいたいのかはよく分からない。どことなく、なんとなく。

しかも、一時間もショキショキ切ってくれたのだ。
それを「ダメでした」とは人として言えない。ええ、言えませんとも。

そんなわけで、僕の美容室でのファイナルアンサーはいつも「はい。ありがとうございます」になる。それ以外の選択肢があるだろうかと思うほどに。

でも、正直いって、美容室でしてもらったスタイリングって毎回「そうなの?」って思って帰る。そうでなかったことはない。

なんか一番大事なところのサービスが成り立っていない気もしなくもないが、一向に構わない。どうせ数日経てば、髪も伸びる。

だから、僕は美容室が大好きだ。それでいいのだ。

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