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Vtuberドラフトに参加させていただいたので指名を振り返ったり感想を書きますという話!

 皆様、仮想ドラフトというものをご存じでしょうか?

 プロ野球にドラフトという制度がありますよね。12球団が欲しい選手を指名し合い、1位は被ったらくじ引きで決め、2位以降は1球団ずつ指名し選手を選んでいく。

 このドラフトという制度、実はペナントレースや日本シリーズなんかとは比較にならないほど盛り上がるイベントなんですよ(笑)まず12球団が一堂に会して同じゲームをするという点。有望なアマチュア選手の人生が決まる瞬間を見れるという点。そしてやはり毎年のようにドラマが生まれる点など、非常にエンタメ性の強いイベントなんですよね。

 それがいつしかドラフト自体が一人歩きをし始め、仮想ドラフトというゲームに発展したわけです。

 仮想ドラフトというのはファンが一人一人本番のドラフトのように選手を指名し合うゲームでして、これが大変面白い。ファンの見る目が試されますし、更にはあくまで仮想なのでお遊び的な指名もできる。

 プロ野球だけでなくいろんなジャンル、例えば好きなアニメキャラだとか、作品とかでも遊べる非常に多様性のあるゲームでもあるわけです。

 さて私こと二岡せきぬはプロ野球ファンであり、アニメファン。更にはVtuberオタクもしておりまして、日頃から自宅で配信を垂れ流したり切り抜きを観たりして楽しんでおりました。

 一週間くらい前になります。Twitterのフォロワーであるおりみとさんから「Vtuberドラフトに参加しませんか?」というお誘いをいただきまして。

 実は僕、それまで仮想ドラフトというものに参加した事がなかったんですよ。プロ野球のアマチュア選手とかあんまり知らないんで。

 ですがVtuberならなんとか失礼のない程度には参加できるかなというのと、ずっと前から興味自体はありましたので、ありがたくお受けさせていただく事となりました。

Vtuberドラフト


 こういう一覧も参加者の方の一人である長谷川稀叶さんが作ってくださったり、主催者の軍曹さんが終始ドラフトを引っ張ってくださったりと、本当にただ乗っかるだけで楽しませていただいてとてもありがたかったです。

 さて、表でもうネタバラシはしてるのですが、これから僕がどんな意図でVtuberさんを指名していったのか、理由などを書かせていただきたいと思います。

・月ノ美兎指名の意図

 表にあるとおり、僕のとことおりみとさんの一番上の名前だけが赤くなってますよね。

 1位指名が被ったという事なんですが、まあこれは非常に申し訳ないのですが…僕が意図的に被せに行ったんですね(笑)

 皆様公言していたわけではないので誰が誰を指名するかなんてのはもちろんわからなかったわけですが、名前見たらわかるとおりおりみとさんが指名するのは月ノ美兎一択だってわかるじゃないですか(笑)

月ノ美兎


 月ノさんは以前noteでも紹介させていただいたVtuberさんで、人気グループにじさんじの象徴的存在な方です。

 で月ノさんをおりみとさんがおそらく指名するだろうというのはなんとなく想像がついていた。だから正直最初は迷ったのですが…。

 僕の中でも一番最初に指名すべきVtuberは、月ノ美兎以外にはいなかった。

 ご説明いたしましょう。

 まず僕は、今回のVtuberドラフトで指名する方々を1つのグループとして考えていました。にじさんじやホロライブの1期生みたいなもんですね。

 でグループを作る上で必要なのは何か?これは僕の中では決まっていて、絶対的なカリスマ性なんですよ。カリスマ性の高い人が一人はいないとそもそもグループとして成り立たない。

 地下アイドルみたいなファンと近い存在であればむしろカリスマ性は必要ないのかもしれませんが、世に送り出すという意味では一人はいないと話にならない。

 更にはリーダーシップ。グループですから、みんなを引っ張れる存在でないといけない。カリスマ性があっても孤高の一匹狼ではやはりダメなんです。

 そしてVtuber愛があるかどうかも重要です。Vtuberをビジネスとして捉えてやっておられる方も、中にはいます。それはそれで構わないのですが、コンテンツを文化にするにはその業界に対する愛情が深い方に引っ張ってもらわなければ長続きしないんですよね。

 その3点、カリスマ性リーダーシップVtuber愛すべてを兼ね備えているのが月ノ美兎であると僕は思っております。僕は彼女が今後10年間のVtuber業界を占う重要な存在であると考えておりまして、仮想ドラフトであっても、例え指名が被る事が確定しても是非欲しい、行かざるを得ない--という想いで指名させていただいたわけでありますが。

 くじ引きで外れちゃいました(笑)

 僕巨人ファンなんですけど、巨人ってリアルのドラフトでくじ引き10連敗中なんですよ(笑)凄くないすか10連敗って。足掛け7年くらいずっと外し続けてるんですよ(笑)

 でまさか巨人ファンである僕まで外すとは…まあ月ノ美兎ファンであるおりみとさんが当てたのはもちろんハッピーエンドですし良いんですけど、わりとリアルに悔しかったですね(笑)

 しかし外したからと言ってドラフトが終わるわけではない。ドラフトには外れ1位というものが存在します。

 くじを外したチームが次に指名する選手を外れ1位というわけですが、名前のがっかり感に反して意外と外れ1位から大成する選手も多いんですよ。

 巨人でいえば坂本勇人選手なんかそうですね。去年31歳という若さで2000本安打を達成し、球界で2人目となる3000本安打への期待がかかる坂本選手も実は外れ1位で指名された選手でありました。

 というように、外れ1位でもちゃんと指名すればスターが生まれるわけです。僕はもう月ノさんを外した際に指名すべき人材を決めておりまして、順当にその方を指名させていただきました。

・外れ1位 富士葵


 黎明期から活動されているVtuberさんでありまして、これまで三度アバターを変え独立したりしながらも頑張って生き残っておられる方です。

 僕は富士さんに月ノさんと同じくらいのリーダーとしての素質を感じておりました。グループで活動した経験はないのですが、どんな状況でもポジティブに進んでいくメンタルと、一人でも生きていける人間的な強さ。誰とでも絡めるコミュニケーション能力の高さなどはまさにリーダー向きだなあと感じていたわけです。

 月ノさん、富士さん、あとこれから紹介する2位指名の方の3人のうち2人は絶対欲しかったんですよ。月ノさんを指名していたら富士さんは指名しなかったかもわかりませんが、グループのバランスを考えた時に月ノさんか富士さんにリーダー役をお任せしたいなと思っていたわけでございます。

 じゃあ、じゃあですよ。リーダーが行動力があってカリスマ性のある方なら、副リーダーは誰にすべきか。同じタイプでは個性がぶつかり合いますわね。野球でもピッチャーだけでは野球は成立しない。

 後ろに守っている野手も必要ですし、何よりキャッチャー役が絶対に必要なんです。

 僕の中でグループにおけるキャッチャー的存在とはどんな人物であるべきか。やはり聞き上手な方が良い。相手の良さを引き出してあげる才能を持っている方が良い。角張っていなくて、包容力のありそうな方が良い。

 僕の中ではこの方しかいませんでした。

・2位 しぐれうい


 イラストレーターを本職にされている方ですね。ライトノベルの挿し絵とか、漫画とかも描かれていらっしゃいます。

 Vtuberのガワも作っていらっしゃいましてですね、3位で指名した大空スバルさんのガワも担当されたわけですが。

 まだVtuberになっていない時代にその大空さんの配信にゲストで呼ばれた時反響が大きかったらしく、それがきっかけでVtuberを始められたと。


 まだこの時いらすとやですからね(笑)

 まあただデビューするだけなら誰でもできるわけですが、しぐれういさんは個人勢ながらデビュー後今日までで登録者数50万超えの超人気Vtuberになりました。

 それはひとえに彼女の誰にでも角が立たないように接する事ができる和の力と言いますか、ういママなどとも称される包容力の高さが要因ではないかと、そう思うわけです。

 というわけでしぐれういさんを指名できたわけなのですが、参加者が9名で、僕はくじ引きの結果1番最初に指名できる権利をいただきました。つまり2位指名の最初、10番目に指名できる幸運があったわけでございまして。

 しかし、ドラフトにはウェーバー制度というものがございます。指名で得をするチームが偏らないようにする為の策でして、2位指名を順番に行った後、今度は逆の順番で指名していく。それを4位、5位、6位…と繰り返していくわけであります。

 つまりウェーバーってのはウェーブ、押しては返す波のように指名するという意味なんです。多分。今思い付きましたがおそらく合ってます(笑)

 てなわけで10番目に指名できた僕が3位指名できるのは17人後。ここらへんがドラフトの面白さなんですが、いかんせん遠い(笑)

 遠いという事は当然待っている間に獲りたかったVtuberを獲られる危険性が高いという事であり、3位指名の真っ只中でおりみとさんがさっきのお返しとばかりに僕の最推しVtuberをかっさらっていきました(笑)

雨森小夜


 何回かnoteで紹介させていただいている方でして、先程書いたとおり僕の最推しVtuberさんでございます。

 でその雨森さんをおりみとさんが指名された。その光景を目の当たりにした僕はというと…。

 これがまあ嬉しかったんですよ(笑)

・なぜ最推しを指名しなかったのか

 僕、正直今回のドラフトで雨森さんを指名する気がありませんでした。

 もちろん大好きですし、指名したくないというわけではなかったんです。

 好きなVtuberさんを指名する。これが王道ですし、正しい行為だと思うんです。

 でも、まあこれは僕の性格上の問題なんですが…最推しを僕の下には置けない(笑)

 先程も申しましたように、僕はこのドラフトでVtuberさんを1つのグループを作る名目で指名していきました。つまり僕がプロデューサーもしくは事務所の社長になってVtuberさんを売り出していくなら誰が良いか、そういう風に考えて作っていったわけです。

 例えば3位の大空スバルさんや4位の本間ひまわりさんなんかはその典型で、グループ内において盛り上げ役が必要だった。それも2人ですね。

・3位 大空スバル


・4位 本間ひまわり


 しっかり者であり、いじられ耐性もある大空さんと天然キャラであり愛されキャラでもある本間さん。2人が残ってたのは本当に幸運でして、順番的に連続で指名できるところだったものでありがたく獲らせていただいたわけですが。

 こういう風に、役割を考えて指名するのはできるんですよ。お2人も先程紹介した月ノさん富士さんしぐれういさんも好きですが、推しではない。

 推しではないが故にプロデュースという観点から冷静に見れるわけですね。でもね…。

 雨森さんはそんな風に見れないっすよ(笑)

 僕はね、彼女のファンなんですよ。それ以上でも以下でもない、推しという立場。彼女からすればファンの中の1人に過ぎないわけで、それで良いんです。

 しかし一度プロデューサーとVtuberの関係になった時、それを想像した時、僕はとても彼女を導いていける気がしませんでした。

 5位で指名した燦鳥ノムさん、6位の名取さなさん。お2人なら僕は頑張って支援します。燦鳥さんはグループの清楚枠と歌枠として、名取さんは雑談枠としてそれぞれ明確な強みがあり、それを生かす方向でグループを作っているのでここもやはり冷静に見れるわけですね。

・5位 燦鳥ノム


・6位 名取さな


 また7位で指名した赤月ゆにさんはグループにおける知的枠といいますか、必ず1人は頭の良い方を置きたいという思いで指名しましたし、8位のサラ・リュティさんは歌の上手さもさる事ながら癒し枠になってくださると思ったんですね。可愛らしい容姿をしていらっしゃいますし、グループの中には大人らしいキャラも、子供っぽいキャラも必要なわけです。

・7位 赤月ゆに


・8位 サラ・リュティ


 まあ赤月さんも可愛らしいですが彼女は知的なので(笑)

 という感じで、役割があってのグループ。それを生かすという意味でのプロデューサーの立ち位置じゃないですか。とするとやはり冷静に判断できる状態でやらないといけないわけですね。

 でも雨森さんがいたら冷静になれなァーい!

 無理無理無理無理。無理です。遠くから見守らせてください(笑)僕が雨森さんをプロデュースしようとしたら原辰徳監督における大田泰示選手のようになります。

 指揮するとしたら、プレイヤーになっていただける方は自分が良い感じに愛のない方がちょうど良いんですよ。

 まあもちろん雨森さんが指名されなかったとしたら最後に獲らせていただこうとは思ってました。指名漏れするのが嫌だったので(笑)

 まあ長々と書きましたが、つまり僕は雨森さんをあえて遠ざけたという事ですね。それだけ理解していただければ十分でございます。

 という事で僕はドラフトで8人の方を指名したわけですが、実は実際のドラフトでももう1つ別のドラフトがあるんですよ。

・育成ドラフト

 プロ野球には育成選手制度というものがございます。支配下選手という、チームが一度に抱えられる選手の数が上限70人までと決まっておりまして、プロ野球ではこれによって毎年まだ希望がある選手でも枠の関係で球界を去らなければいけない例も少なからずありました。

 またアマチュア選手においても、支配下枠の上限がある為、指名されずに夢を叶えられないというケースもあったわけです。

 その救済措置として作られたのが育成選手という制度。支配下枠の外で選手契約できる制度でして、一軍には上がれませんが二軍の試合には出れてアピールできる。球団のお眼鏡に叶えば支配下選手への昇格できるというものです。

 この制度が作られてから15年間、プロ野球には何人もの育成スターが誕生しました。史上初の育成契約選手として巨人に入団した山口鉄也投手は球界を代表する中継ぎエースとなり、福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大投手はその豪腕で日本代表のエース格まで上り詰めました。同じくホークスの甲斐拓也捕手は自慢の強肩で盗塁を試みたランナーを刺しまくり、2018年には日本シリーズMVPを受賞。

 この3人であっても育成ドラフトで指名されなければプロ野球に入る事すらできなかったわけですから、本当に良い制度だと思うんですよ。

 Vtuberドラフトでも育成ドラフトが設けられました。対象は登録者数10万人以下のVtuber。指名人数は最大3人までと狭き門です。

 僕もこの育成ドラフトで、以下の3人を指名させていただきました。

・育成1位 日雇礼子


・育成2位 イ・ロハ


・育成3位 ADHD先生黒井


 育成ドラフトはグループの和というよりも個性を重視しました。

 まず1位の日雇さんですが、彼女はバ美肉と言ったら良いのかな(笑)バーチャル美少女受肉の略称でして、まあ要するに中身は男の方なんですね。

 で彼いや彼女が何をしているのかというと、大阪の貧民街でのその日暮らしをひたすら動画にしていらっしゃると(笑)かなり個性的なんですよね。

 しかも意外と長く活動されている方でして、それだけで信用がおける。という点を鑑みて1位で指名しました。

 2位のイ・ロハさんはにじさんじKR、要するに海外勢の方です。日本人と韓国人のハーフでして、大学生くらいまで韓国で育ったらしいのですが現在は日本で暮らしていらっしゃいます。

 性格は天真爛漫というか、それ以上でして(笑)結構情緒が激しい。しかし彼女が得意なピアノ配信では、楽しくも美しい音色を奏でられる(かなりネタ的な側面も持ち合わせてますが)。そういうギャップが良くて、推させていただいてるんです。

 3位のADHD先生黒井さんは…名前からして凄いでしょ(笑)発達障害を専門に扱っているVtuberさんでございます。

 元ヤクザ系Vtuberの懲役太郎さんがプロデュースしてデビューした方でして、発達障害を取り扱っていながら彼女自身もADHDとASDを併発されていらっしゃる。

 その発達障害エピソードの動画とかが面白くてよく見てるので、最後に指名させていただいた次第です。

 以上が僕の指名したVtuberさん達でありました。Vtuberドラフトは日曜の夜8時からスタートして、終わったのが日付が変わった0時過ぎ。さすがに疲れましたね(笑)途中寝落ちする方もいらっしゃって、このドラフトの壮絶さを物語っておりました。

 同時に凄く楽しいドラフトでありまして、Vtuberが好きなもの同士指名されたVtuberについて語り合ったり、ふざけ合ったりしてる空間がとても心地よく、同じ趣味を持つ者同士で会話するのは楽しいなあとしみじみ感じたものです。

 本当に良いドラフトに参加させていただきましたし、こうして指名したVtuberさん達を紹介する場も作れて、個人的にはこれ以上なく満足するイベントでございました!

 もし良ければこれを読んだ方々にもやってもらいたいですし、Vtuberでなくても自分達の好きなジャンルで仮想ドラフトを楽しんでいただきたいものです。

 今回は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。今週中に今度はアニメの話題で1本書こうかと思っておりますんで、よろしければそちらも読んでいただけたら嬉しいです。

 それではお疲れ様でした!

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