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【誤解しないで!】AMHと妊娠力は関係ない

こんにちわ!
不妊治療専門ナースのあさみです🌷

妊活していると
よく話題になるのがAMHのハナシ

妊活をする女性にとって
ぜひとも知っておいて欲しいこと

でも本当に大切なのは
AMHでわかることを正しく理解すること

AMHの数値に惑わされずに
正しく理解して
妊活に活用しましょ!



【この記事を読んで欲しいひと】

  • 妊活を始めようとしているひと

  • 低AMHと言われているひと

  • 妊活や不妊治療をしている全てのひと





【あなたは大丈夫?】AMHのハナシ


妊活・不妊治療をするなら
知っておいて欲しいが
AMH(抗ミューラー管ホルモン)

AMH
卵巣に残っている卵子の数
を反映するホルモン

女性は生まれてきた
その時から
卵巣に卵子をもっています

女の子は赤ちゃんのころから
毎月卵子の数が
減り続けています

卵子の数が減るのは
最初の月経を迎えるまえから
始まっています

毎月
数千個の卵子が減ることが
分かっています

卵子が減っていく速度は人それぞれですが…
共通していることは
年齢を重ねるごとに
確実に卵子の残り数は減っていくということ

この卵子の残り数が
ほとんど無くなったときに女性は閉経するのです

AMHは卵巣に残っている卵子の数
を反映するホルモン

AMHを確認して
実際の年齢と平均値を比較して
卵子の減りかたが早いか遅いか
判断します


AMHの年齢との関係図を貼っておきます



卵子の数は
年齢を重ねるごとに
確実に減ってしまう

だから
女性には妊娠できる期間
という制限があるのです

シビアな話ですが
年齢を重ねての妊娠は
女性のからだに負担が大きく
命に関わることも多いので
一定の年齢になると
妊娠しないような仕組みになっています


【誤解しないで!】AMHと妊娠


AMHを正しく理解するには
この考えかたが大切です

AMHが高い場合▶︎卵子の残り数が多い
AMHが低い場合▶︎卵子の残り数が少ない

AMHはあくまでも
卵子の残りの数のハナシ

妊娠できるかどうかとは
関係がありません

妊娠率
AMHとは関係が低く
年齢との関係が大きいです

AMHが高くても
女性は年齢を重ねると
卵子も同じように年齢を重ねているということ

数は多く残っていても
年齢を重ねているということは
卵子も少なからず老化している
ということになります

AMHが高いからといって
妊娠力が高いというわけではないので
ここは正しく理解したい部分です

AMHはあくまでも
残っている卵子の数
妊娠力とは関係がありません

それでも
不妊治療をしていると
AMHを確認するのには理由があります


それは
ステップアップする速度を決めるため
そして
体外受精・顕微授精をするときの
刺激(ホルモン剤の量)を決めるときの
参考にするため

AMHが低い場合は
不妊治療のステップアップを急いだ方がいいです!


卵子の残り数が減ると
ホルモンバランスが崩れ始めます

ホルモン剤の利きめも
不安定
になるので
体外受精・顕微授精などの
高度な生殖補助医療をするときにも
なかなか卵胞がとれなくなります

卵子の残り数があるうちに
体外受精・顕微授精をすることで
受精率はさておき
採卵数は多くなります

(※受精率はどうしても年齢に左右されちゃいます)


卵子の残り数が多い場合は
採卵に向けた注射のときに
ホルモン剤を使いすぎると
OHSS(卵巣過剰刺激症候群)のリスクが
高くなるので
ホルモン剤の量を調整することが
大切になります



残っている卵子を大切にする3つの方法


卵子の数の減りが早いひとの特徴
があります
・母親や姉妹に40歳未満で閉経したひとがいる場合
・卵巣の手術をしたことがあるひと
・チョコレート嚢胞があるひと


当てはまる場合は
早めにAMHを確認してステップアップの時期の
参考にしてくださいね!


卵子は必ず減ってしまうのなら
残っている卵子を大切にすること
がすごく大切です


数は少なくても
質の良い卵子を保つためには
卵子にダメージを与えない
生活をすることです



残っている卵子を大切にする3つの方法

  1. 糖質の摂りすぎをやめる

  2. 睡眠不足を解消

  3. サビを解消





1.糖質の摂りすぎをやめる


糖質を摂りすぎると
卵子の老化の原因になります

糖質を摂りすぎることで
体のなかでは糖化という現象がおきます

糖化はからだの中で
コゲが起きているイメージ

コゲが溜まることで
老化はどんどん加速します

卵子が糖化した場合…
妊娠に悪い影響を与えてしまいます

✅血糖が高いと排卵をジャマする
✅PCOS(多のう胞性卵巣症候群)の原因になる
✅卵子の老化を早める



糖質はお菓子などの甘いもの以外にも
炭水化物の摂りすぎにも注意が必要です


糖質と妊娠の関係について
もっと知りたいひとはこちらの記事をどうぞ



2.睡眠不足を解消する

睡眠不足は
排卵が不安定になる原因になります

ほかにも…
しっかり寝ているひとに比べて
睡眠不足のひとは
4〜5年老化が早いと言われています

睡眠じかんは
7時間ていど必要とされています


体にとって良い生活を心がけると
卵子にとっても良い生活になります

忙しい毎日ですが
睡眠じかんを削らないように
生活の工夫をしてみるといいかも!



3.サビを解消する

人間は生きていると
身体のなかでサビを作ってしまいます

酸素を吸っているので
サビが出来るのは仕方ない

でもそのサビを最小限にすることが出来ます


積極的に食べて欲しい食品もあります

それが
カロチノイドポリフェノール
が多く含まれる食べもの



カロチノイドが多く含まれる食べものは
主に緑黄色野菜

にんじんやトマト
かぼちゃ
ブロッコリーにほうれん草など…

ポリフェノールが多く含まれる食品は
緑茶・ルイボスティー
赤ワイン
ハイカカオチョコレート
ブルーベリーなど…

色が濃ゆいものが多いです!


甘いものが食べたくなったら
ハイカカオチョコレートと
アーモンドの組み合わせがおすすめ


ハイカカオチョコレートには
カカオポリフェノールが豊富で
アーモンドにはビタミンEがたっぷりなので
ダブルで抗酸化作用が期待できます😊


他にも
大豆黒ゴマ
抗酸化作用が強いので
積極的に摂ることをおすすめします



ここまでお読みいただき
ありがとうございました😊

もっと詳しく
老化を防止する方法を知りたいかたは
こちらの記事をどうぞ⬇︎



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参考にしていただけると幸いです…🌷
今日よりも妊娠しやすいあなたを目指して!
一緒に進化していきましょう!

不妊治療ナースあさみでした!


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