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【朗読後記】U35京都朗読コンテスト 予選指定テキストを読む

今年初めて開催される朗読コンテストの課題を読ませていただきました。
もちろんこの音源を予選に提出するわけではありません。応募資格に年齢制限があるのですが、ちょびっと(?)オーバーしているので出せません。応募資格は16〜34歳。朗読が好きな方にたくさん応募していただきたいです。

むっちゃ狙い目ですよーー!

どんな読みを求めているのかは募集要項に書いてあります。
さあ、みんなチャレンジしてみましょう!

締め切りまで時間的余裕もありますのでぜひぜひ!

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こちらの予選指定テキストは、規定の表記があれば朗読しても良いということなので読ませていただきました。
いずれも小説家・池田久輝さんの作品です。朗読ユニット・グラスマーケッツの朗読脚本も手がけている方です。
グラスマーケッツの公演を拝見し私も読んでみたいなぁと憧れていたので、この機会はとても嬉しかったです。
5分程度で読める作品ですが、会話もあり心情変化もありと読みがいがありました。それぞれが違った味わいの3作品です。登場人物の年齢も幅があります。工夫できるところがたくさんあり、ワクワクしながら読ませていただきました。

朗読コンテストに出すとなれば胃が痛くなるほど緊張します。すべての言葉をアクセント辞典で確かめ、声枯れするんじゃないかと思うほど練習し、何十回も録音して、終いにはどれがいいんだかわからなくなります。
そして普段の朗読と決定的に違うところは「コンテストが求める読み」にすること。予選通過、その先を目指すならここが重要みたいです。
でも今回私は参加者ではなくサポーターなので気が楽です。BGMもつけてみました。

普段は青空文庫にあるものを中心に録音しています。ですから、現代文をあまり朗読しません。古い文章と現代の文章はちょっと違いますね。文体と空気感に気を遣えばよかったです。その配慮が1本目は甘かったです。思っていた以上にまったりしてしまいました。気がついたのがアップロード後だったのでそのままです。

2本目は1本目の反省を踏まえ、かつ直前に別の作品で朗読の指導があったので、今まで詰めの甘かったところを気をつけています。完璧ではありませんがかなり改善できたように思います。自分ではあえて強めに構成しました。指導された点がどのように表に出るのか知りたかったからです。

3本目は2本目よりも少し速めですね。2本目よりも緩い構成になりました。やはり詰めが甘いところがありますが、まあまあ面白く読めたかなと思っています。結構速いところもあります。現代文なのでこのスピードでもついていけるとは思いますが考察すべきところかもしれません。

朗読にBGMをつけるのは結構難しいのです。音楽と朗読では圧倒的に音楽が強いのです。ドラマチックだったり、音の多いものでは朗読が負けてしまいます。
私は作曲できないのでフリー音源を探すのですが、選曲は読むのと同じくらい時間がかかることもあります。今回は運良く、探し始めて数曲目で決定しました。どちらも曲名が作品に合うものでした。
拙い読みが曲に助けられて、いつもよりスタイリッシュになったような気がします。自己満足度が高くなりました。

もしも朗読コンテストに応募するための参考にと聞いてくださる方は、アクセントは調べたほうがいいです。怪しいところがありますので。私の読みを大いに批評して、ご自分の理想とする読みを目指して取り組んでください。

よかったら聞いて下さい。

『南の森に消える』
『僕の宇宙の旅』
『向こう岸の伝説』
池田久輝 著
U35 第一回京都朗読コンテスト 予選指定テキスト 
https://rlabo.jp/krc/

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