変人のすゝめ vol.9 この世の中のこと

いま、ボクたちが生きている、この世界。

全員が、違う世界を生きています。

なぜって、ご自分の興味あること、関心があること、それしか、認識できないんです。

わかりやすい例では、ご自身の家のクルマが、ホワイトとかシルバーとか、ありふれた色しか選択しなかったひとが、キレイなブルーを選択すると、世の中に、ブルーのクルマを認識し初めるのです。

世の中に、こんなに、ブルーのクルマがあったんだ、と…。

あと、ご自身にお子さんができると、お子さんを抱えているママたちを、急に認識しはじめるんです。

ご家族で、障害を持つ方がいらっしゃるひとは、日常的に障害を持つひとを認識できますが、ご自身が、あまり関わりのないかた、認識さえできないのです。

悲しいですが、それが現実です。

ボクにも、関わりが少ないコトには、気がつきもしないです。

エピソードですが、日本人には馴染みのある、夏の風鈴がありますが、日本人は、間違いなく認識できますが、外国のかたが、日本で初めて体験したとき、風鈴の音はもちろん、風鈴そのものを認識できなかったそうです。

これは、外国に行った日本人も、同じことがあるでしょう。

つまり…ボクたちは、イロイロな大量の情報のなかでも、ご自分の都合の良いことしか、認識していないのです。

ご自身の外側の情報ではなく、ご自身の内側からの、ささやかなる情報に集中しましょう。

瞑想も、いいですね。