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新生活

ご無沙汰でございやす。

3月に関西から関東へ引っ越しをし、東の民になってはや3ヶ月。

買った家もそこで築き上げた人間関係も手離し、身寄りも無い知らない土地で新しい生活の幕開けとなった。

今回は引越ししてからこれまでのあれこれを。

正直言って、最初の1ヶ月はほぼ記憶がない。
引っ越しの後片付けだの役所回りだの保活だのなんやらだの。
毎日どこかしら足を運んでいた。

ひとつ前の投稿で慣れ親しんだ土地を離れる長男への想いを綴っていたが、その中で長男のケアを最優先にしていこうみたいなニュアンスで綺麗にしたためていたと思う。

引っ越し後どうなったか。

まぁキレ散らかしましたわ。

1ヶ月以上子供2人と一日中一緒の毎日。
好奇心旺盛な5歳児と加えてイヤイヤが始まりつつある1歳7ヶ月。
夫は帰宅が遅いため晩御飯も風呂も寝かしつけもすべて私ひとり。

そのデフォ状態で自転車で10分以上かかる役所への用事や、保育園の見学予約などのタスクをこなさなければならなかった。
子どもとやることはないのに、事務的な必須作業が山積みで暇なのか忙しいのか・・・。

1人になれないストレスと家事が進まぬ苛立ちが蓄積されていった。

何でキレていたのか今となっては覚えてないほど些細な事。
でも注意しなければならないこと。

私も手一杯で心身ともにギリギリで。
でも子どもたちだってそれは同じで。

特に長男はメンタルが豆乳になった時、必ず「前のおうちへかえりたい」と泣いていた。

その言葉と長男の表情はさらに追い討ちをかけるように私の胸を抉る。

今の子どもたちには友達も先生もいない。
心の拠り所は私しかない。
この状況がかわいそうで。

早く保育園に入れてあげたかった。
この子の為にも。私の為にも。

当初は保育園しか考えていなくて、4月入所はもう間に合わず早くて5月。
引っ越しして2ヶ月はこの生活が続く覚悟は前からできていたつもりだった。

でもいざ始めてみると2週間でギブアップだ。
この生活をあと1ヶ月半も続けられるのだろうか…

そう行き詰まっていた時、ふと役所からもらった保活関連資料の中にある「幼稚園という選択」というタイトルの案内チラシを思い出した。

もっぱら幼稚園は検討外だったので最初はスルーしていたが、自宅から一番近い施設が幼稚園だったこともあり、今一度そのチラシを読んでみた。

すると幼稚園でも預かり保育といって、夕方まで預けられ、かつ共働きなら利用料も補助もされるのだそう。

思ってたんとちゃう。

期待半分で一番近くの幼稚園に見学の予約をした。

その幼稚園は園庭がとにかく広く、たくさんの遊具があった。それだけでポイントは高かった。

さらに出迎えてくれた主任の方や先生の対応など諸々が抜群に良い。

私が幼稚園を渋っていた理由は、
預かり時間が短い
1年だけなのに制服や教材費がかかる
お弁当を作る日がある
きっとママたちの輪が強い

主に上記からだった。

そういった懸念点(ママたちの輪は省く)を伝えると、制服や教材はレンタルできたり保育園で使っていたお道具箱などをそのまま使えるなど柔軟に対応してくれた。

お泊り保育がある(内容がそそる)
課外演習が充実してる(スイミングや学研など)
家から近い(もう見えてる)
園の雰囲気と先生たちの印象が良い(これ重要)
4月から入園できる(激アツ)

などなど、ここでは表しきれないが断る理由がないほどの好条件しかない。

なによりも長男がこの幼稚園をめっちゃ気に入った。

見学の後半、あれだけ幼稚園に否定的だった私の心が「もうここやん」と9割9分固まっていた。

と言いつつ、念のため入園の申込は一旦持ち帰った。

というのも、長男と次男一緒の保育園に通わせたいという願望もあったから。

でも1歳児枠がもう激戦で。
その夢は呆気なく砕けることになる。

一日寝かせて考えても、やっぱりこの幼稚園以外考えられないと思った。

長男にももう一度確認すると、「あの幼稚園にする!」と。
久しぶりにワクワクした顔とキラキラした目を見て入園を決意した。

そこからはトントン拍子に話が進み、無事に長男は入園式を迎えられた。

今は大好きな先生がたくさんいて、お友達もできて毎日楽しそうに通っている。

ほんとここの幼稚園で良かった。
なんなら年少から通わせたかった。そう思えるほど。

我が家の新生活はまだ始まったばかり。
ある意味巻き添えにしてしまった子供たちの暮らしが、どうかこの先も豊かでありますように。


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