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初めて見た貧困 インド研修 10日目

どうも、のび太くんに張り合えるくらい裏山に行っているすうまです


昨年の夏にインドに研修に行って、私が見たもの、感じたことを記事にしています

今までの記事はこちらから




移動中の一枚



今回はインドで見た「貧困」について書いていきます


私はインドでの研修の中で、ヒンドゥー教の
寺院に行くことがありました

写真撮影が禁止されているところだったので、写真はありませんが、
敷地内に3、4くらい寺がある広いところでした


その敷地内を歩いている時に、小さな三姉妹に出会いました

彼女たちは、私を見るとすぐに駆け寄って来て
袖をつかんで放しません

砂ぼこりで、茶色になったボロボロの服から
精一杯手を伸ばして、私を放しません

彼女達たちは真っ直ぐなキラキラした目で
私を見つめてきます

10歳くらいの長女は、まだ赤ちゃんの妹に
ミルクを与えながら、目の前の人に声をかけ

7歳くらいの次女は、お姉ちゃんがあまり動けない代わりに、そこらじゅうを走り回って声をかけています

1歳くらいの三女は、ミルクが無くなってずっと泣いていました
抱いている長女があやそうとしていますが、
なかなか泣き止みません


近くに親らしき人はいません


そして彼女たちを助けてくれる人もいません


私は袖を掴んだその手を振りほどいて、逃げるようにその場を去りました

ガイドの人から、ものを求められて、
何かをあげたら、たかられて、いろいろ取られれてしまう可能性があると言われたので

保身のために、逃げるという選択を取らざるを得ませんでした

本当に心苦しく、何もできないことが悔しくて
自分の力のなさに失望しました



ただ、少しだけほんの少しだけ希望もあります

それは「貧困に触れた人間が1人増えたこと」です

今までは遠い場所での問題だと思っていたものを実際に肌で感じることで、やっとこの問題の
重大さを知りました

貧困は深刻だと分かっていても、どこか他人事だったので、

今回の経験で貧困と自分との距離が縮まって、
貧困という問題が、近くではないですが
自分の意識の射程圏内に入りました

無関心から、ちょっと気にする程度になっただけですが、これからもっと距離を近づけて
支援などの具体的な行動ができるようにしようと思いました

こうやって思えるようになったことが
ほんのわずかな希望です


人それぞれ貧困との距離(貧困への意識)が違うと思いますが、これが近いに越したことはないので、

この記事を読んで少しでも距離を近づけて、
希望を少しでも増やせたら幸いです



(インドで泊まったホテルからの日の出)

暗い内容になったので、日の出で中和します

結構きれいっしょ

ではまたー お元気でー