第一章:こんばんは。(2023/6/11)

そう、まさに出戻りってやつです。
今日まで生きてきました。

 このわたしの2年間の出来事を、どうか皆様に聞いて欲しいのです。


——2020年、わたしはこのnoteを始めました。

 なぜ始めたのか、自分でもよくわかっていません。ただ、美しく優しい文章を書く人たちを見て、わたしもそうなりたいと思ったのかもしれません。普段は優柔不断で物事をすぐ決められないわたしですが、noteをインストールして、さくっとアカウント名まで決めてしまったのです。「人間2」だなんて、何も深い意味なんてないし、思いつきなのです。まぁそんなことは置いておいて、あの頃は大学入学後、課題やら友達やらなんやらで、正直わたしは逃げたかったのです。
 いつも朝起きて思っていました。また来たのかと、朝のわたしの頭の中は、「布団を退ける、起きる、部屋のドアをガチャッと開けて、涼しい風が体を撫でる、その調子で眩しい光の中に突撃、歯磨き、顔を洗う、ご飯を食べる、また歯磨き、学校に行く準備をするのだ」と起きてから家を出るまでを瞬時にシュミレーションするのです。心の準備をするのです。何のためなのかはわかりません。ただ、心の準備はわたしにとってとても重要なものでした。別に、大学に行くのが嫌だとかいうわけではないのです。ただ、これからの将来のことが不安で不安でしかたなかったのです。わたしは何になるのか、親はわたしに何をして欲しいのか、朝起きるとどうしても考えてしまっていたのです。「わたしは本当に大丈夫なのか」と。だから、陽の光を浴びることを、ご飯を食べることを第一に、とりあえず生きてみることを第一に、考えないとわたしの心はどんどんどんどん、沈んでいってしまうのかもしれないと思っていました。今思い返すと、わたしはずっとわたしの人生に不安を感じているのです。楽しくても、笑っていても、いつか、を考えてしまうのです。そんなことはだめだと思っていても、吸い寄せられてしまう。
—違う違う、わたしが書きたいのはこんな暗い話ではなくって、わたし自身を癒す優しい話です。

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