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5月終わる。ちょ、待てよ!!!

しかしうしろめたさがなおらんかったな

この自粛期間中、沢山の映画を観ました。文字も落ち着いて、ゆっくり読みました。散歩も良くしました。ギターを弾いて、歌も唄っていました。そして、自分のあからさまにちっぽけな配信も10回ほどやりました。溜め、の時だなと腹を括ったッス。"不要不急"ったって個人の価値判断ですしね。"密"とか"ナンタラマスク"とか、なんつーの、知覚過敏(爆笑)?で、うまく口に出来ないスね。なんスかねこれ。

ニイマリはよく喋るね

当たり前のように沢山の人達と、ライブハウスや飲み屋へ入ってはよく喋っていたなあ、と、感慨深いです。この一年は、もうそんなに沢山の人とは対面で話せないのか、と思うと不思議な感じです。とはいえ、数十年のライフサイクルの中で、生活環境が違う方々と沢山出会ってきたんだなと改めて思います。音楽関係、出版関係、教育関係、映画関係、会社員、漫画家、ライター、裏方、アイドル、自営業、作家、画家、主婦、占い師、フリーター(個人事業主、なんて書の上だけ、俺もその枠サ)etc…、多種多様な中でも、やはり類はなんとやらを呼ぶ、で、あまりにも価値観が違う人と会う機会はそうありませんやね。だから、インターネットを見ていると、え?!こんなこと言う人、やる人、どこにいるの…?!と驚くことはしばしば有りますが、自粛期間中はそれをよりビビッドに感じて、疲弊する感覚を覚えることも少なくありませんでした。まあそれも、当たり前の世界の形かと思いますが…。

配信やったことで得たものは配信をやったという経験、そして投げ銭

"せやかてニイマリ配信"をやってて、これも意外な層から反響がメチャあった、つー訳でもなく、しかし、投げ銭のみならずしみじみと感想を送ってくださったり(ありがとうございます!!!)そうした方々も私と価値観や問題意識は近い方が多いのだと思います。私は自分の思考が他人に影響を与えることに自覚を持って、他人様を囲い込むサロン的な…そういう村みたいな…、を文化ヅラして主宰する的なアレがキモくて死ぬほど嫌なんですけど、なんで、なるべく自分のやってることはオープンにして、"なんかオモロかったわ、がんばってね!"のお気持ちで、ちょっとした時間の交差の中で支えていただくのが一番望ましいなと思っています。そんなノンビリでどーすんのって感じしなくもないですが(汗)。いただいた感想で「講義を聞いているみたいだった」というのがありました。父方の祖父は高校教師/鍵盤奏者です。私が四、五歳の頃に亡くなりましたが、音楽に興味を持った風な初孫(俺)にとても喜んでくれていたのを覚えています。陽気で優しい、大好きな祖父でした。なんとなくそういう語り口になるのは、祖父のDNAってのが、あんのかもしれやせんね…??なーんて…。そして、だからこそサロン的なヤツが怖いのかもしれない…。ただね、教師というのは、基本教科に興味の無い人間も授業に巻き込まなければならないわけですから、私なんぞにそんな技術は勿論無く、言い間違いも多いし焦りもすごいので、雰囲気だけやと思います、何より"類友"的な方々が興味を持って下さってるわけですもん。甘やかして貰っています。ありがとうございます、しか無いわけです。

そして配信ライブ!も二回もやらせて頂きました。まだ掴めてませんな…。でもまあ、私が普段弾き語りライブするで〜、と、出かけてってさ、お客さん数人でも全然楽しいし嬉しいけど、配信やってると見てくださる方が30人、40人とか表示されるの、マジで?!て、なりました(笑)。人の配信見てても、こんなにこのアーティストは関心持たれてたんだ!わかるよぉ〜いいよね(涙)となりつつ、東京で当たり前にやってたライブも、観れてない人がいたんだよな、当たり前だけど…て思ったり。でも目の前に誰も居ないんだよね…、という環境。面白いです。ライブといえば!もみくちゃ現場!みたいなのも、若い時は体力あるし、今でも遭遇すりゃあイェーイな気持ちとかそりゃなるけどさ、そんなめちゃくちゃ恋しいみたいなのも、個人的にはあんま無いのかもしれない…。確かにすごいPOWER空間ではある、でも、だからこそ怖くて行けない、て思ってしまう(私もフェスやライブで痴漢に遭ったことあるし、分からなくはない)そんな己は音楽…、ライブ、を楽しめ無いってことになるのかな…?って思ってた(る)人達もきっと沢山居るんだよな。そういう気持ちを想像したり。

"類友"よりイイ言葉ないかな。

先日"孤独を抱えること"について…てか、いつもそんなことばかり書いてますが、なので、"類友"的な皆様も、きっとそうなんではないですか。そうでなければニイマリのことを気にするはずがない。子供の頃からあんまり世間で人気があるものにノレないな〜、とか、少なくともそういう気持ちで居た方ばかりじゃないかな、と想像します。若しくは、人気のあるものは好きだけど、惹かれてるとこがズレてる気がするな…、とか。違いますか?違ったらすいません…。主に今回私が皆様から頂いたお金を投げ銭したライブハウスやミュージシャンも、主に自分と同世代の人間が関わっているものを選んだつもりなんですが、やっぱなんていうのかしら、がめつくない人達が多いから、そういう方々がしたたかに生きていけたらいいのに、と思って。でもなんかやってみてさ?選ぶ感じ?がちょっと…微妙だなという気持ちにもなりました。でも常に人生って選択の連続だから!粛々とやるしかない…んだろうか…。答え出ず。

どうなっていくんでしょうね、これから。元通りになったら、こういう考えは忘れちゃおう、てことには、少なくともしたくないですね。

今回はダラダラ書いてみたんだが…

ついでにテキトーなこと書きますね。
私は"フジロックやサマソニは中年以降しか居ないので、特にロック音楽はそういった層しか聴いていないのでは"みたいな言説には"若者に金がないから行けねえだけだよ、俺もだが…(失笑)"と返していたが、プラス、"収入に応じたチケット料金にしてクレ"と夢のようなことを言っていた。しかしそれこそ管理社会というやつでは…、という感じなので置きますが、もうさ?フェスも全部投げ銭にするとか無謀?あのレベルになるとすごい金積む人とか居そうぢゃないですか…、いや…無理かな〜。リターンとか用意しなきゃダメですかね…それはちょっとしゃらくさいな…(え〜ん)あと、"興業"といった趣の音楽絡みのイベントでエグいことやっとるイベンターというか"興行主"も軒並み潰れたらいいのにね、この機に。とも、思っています。構造は古いまま、ファンはアーティストへの気持ちを"人質"にされとるし…、で、違和を唱える人達は居ても、環境は変わらなそうだな、と、以前は思ってましたけど。希望というより変化の話なんですけど、コレ。でもどうだろうな。"もとどおり"を求める気持ちの方が大きかったりするんでしょうか。

"もとどおり"と"よりよくあたらしい"があったら"もとどおり"のほうが人気あるみたいだな、と私には見えもするんで…。


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