自然妊娠の奇跡を信じたかった頃
仕事は助産師。
妊娠・出産は、まさに奇跡。
そう、分かっているつもりでした。
それでも、なぜか自分は自然に妊娠できると信じたかったのです。
体外受精の末、結婚5年目に待望の第一子を授かりました。
過ぎ去った日々は戻らないのですが、まず私が体外受精に踏み切るまでの、長い3年半をつづります。
結婚当初、「子供は自然にできれば良いな」くらいの気持ち。
1年が経ち、中々できないものなのか...それでも自然妊娠を信じてた。
2年が経ち、先に結婚した友達が妊娠していく...
そろそろ基礎体温図ろうかな...タイミングを図ってみようかな...
あれ?? 全然、できない...
周りに「子供はまだ作らないの?」と聞かれる度に
「うーん、できたら、できたで良いです」なんて強がりを言って、
「作らないんじゃなくて、できないんだよ...」と悲しむようになってきた。
結婚して3年目、やっと勤務先とは違うクリニックの門をたたいた。
ここまでに時間をかけすぎていた。
私は排卵していなかった。
365×3=1095日、12か月×3=36周期を無駄にした。
卵管造影検査を受け、その後、排卵誘発剤を使って、タイミングを図った。
こんなに妊娠しなのに、それでもまだ自然妊娠を信じ挑戦したのだ。
過ぎること半年、6周期無駄にし、1/2歳、年を重ね、ようやく体外受精へと踏み切った。
しかし、そう簡単には妊娠しない。。。
そう、私は助産師。
妊娠・出産は奇跡
それは十分分かっているつもりでした。
それでも、それでも、
その奇跡が当たり前のように私たち夫婦にも訪れてくれる
そう信じていました。
頭の中と心の中に別人の私が住んでいるような日々でした。
助産師として、また不妊治療の実体験から、
今なら妊娠を早く、強く望むカップルへ
男性へも女性へも必要な検査を、また状況に応じて早い段階でのステップアップの検討をお勧めします。
ただ、ステップアップ、特に体外受精には様々な困難が立ちはだかります。
追って、助産師として、またピア(仲間)として、
体外受精についてもお話していきたいと思っています。
ブログを訪れてくださった皆さま、ありがとうございます。
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