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プレコンセプションケアの重要性『野田聖子前少子化担当大臣インタビュー』

こんにちは、アイジェノミクスのスタッフです。肌寒い日が増えてきましたが、みなさんはいかがおすごしでしょうか。

さて、アイジェノミクス・ジャパンは先日、野田聖子衆議院議員にお話をうかがうことができました。その模様はFM西東京にて毎週日曜あさ10:00からの「妊活ラジオ」で放送いたしました。野田聖子衆議院議員は先日まで少子化担当大臣を務めていらっしゃいました。これまでに幾度もご自身の不妊治療の経験も話されていることから、皆さんも関心があるかと思います。

このインタビューの模様はアーカイブとしてアイジェノミクスのYouTubeチャンネル「妊活研究ラボ」で動画をご覧いただけます。https://youtube.com/playlist?list=PLL-R55a21A3oF2WCwIooFYWLTVpKkLkJm

今回は最終回となる第4回。「プレコンセプションケアの重要性について」がテーマです。

野田聖子衆議院議員について

野田聖子議員は1993年(平成5年)の第40回衆議院議員総選挙で初当選以来、連続9期当選されています。1998年(平成10年)、当時閣僚最年少で郵政大臣に就任。以降、総務大臣や衆議院予算委員長、少子化担当大臣などを歴任されてきました。

野田聖子議員は「人口減少は国家有事であり、他国から侵略されていることと同じ」と捉え、男女の結婚や出産をサポートする取り組みや、男性の育児参加を促し、女性が働きながら出産や育児ができるような環境の整備に取り組んでおられるほか、「子ども対策が実は安全保障であり、成長戦略における根幹をなす極めて重要な政策だと考え、人口減少を解決していくための「子ども対策」を推進しています。

不妊治療の現状と現代社会の問題について語って頂きました
野田聖子議員は米国で卵子提供を受けて体外受精を実施して妊娠したことを、週刊誌に掲載した手記で明らかにされています。また出産前から密着取材が行われたドキュメンタリーのテレビ番組も放送されました。

野田聖子議員が不妊治療に取り組まれ、出産されたことで、身近に感じられている方も少なくないのでは。その野田聖子衆議院議員にお話を伺った第4回では将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと、つまりプレコンセプションケアの重要性についてのお話などを伺っています。

性教育が遅れている日本

不妊治療や妊活に対する対策も大事です。しかし、海外と比べて、日本は性教育が遅れていると言われています。結婚するまでは性行為はしないから学校で学ばなくていいという流れができてしまっています。

そのため、科学的な性の知識を得ておらず、妊娠のメカニズムを知らないこと、卵子というものがとても希少であること、精子・卵子と並べて語られますが、数の違いや期間の違いがあるということなどがわからず、お互いの性の違いに配慮できない、そういった状況があります。このことが要因となって、いろいろな性犯罪が発生していると言われています。

性教育を大人目線でエロスと見ることが大きな間違いです。性教育というとそういう歪んだ眼差しで見る一部の大人たちがいます。問題を解決するためには性教育を人権教育だという意識に変えていくことが重要だと考えます。

プレコンセプションケアとして学ぶことが重要

女性と男性の体の違い、その違いを差別にしないこと、そしてその違いを受容する一つのいい形のコミュニケーションが性行為であり、相手が望むことをすることなのだ、というように、プレコンセプションケアのような形で、妊娠するための準備として、子どものうちからしっかり知ってもらうことが重要です。

インターネット上にはアダルトビデオのような、女性が痛めつけられることを喜ぶといったような間違った動画やコンテンツがたくさん上げられています。学校できちんとした性教育が行われておらず、それまでに性教育を学んでいない若い男の子がインターネットでそういったものを見て、誤った性行為を行い女性を心なく傷つけてしまうことがあるのです。

妊活している方々は自分がこれから授かるであろう子どもに、あるいは自分の家族の中にいる子どもに、自分の友達の子どもに、自分の周りにいる男の子や女の子がきちんとした性教育を受けさせなかったことで、性の犯罪を起こしてしまうことがないように、性の犯罪被害者にならないように、「良い大人になろう」という声をみんなで挙げて欲しいと思うのです。

私も微力ながら行っています。しかし多勢に無勢という状況にあります。政治は国民の代弁です。国民に大きな声を挙げて欲しいと願っています。

野田聖子さんからのメッセージ

私が30代、40代の頃、同僚議員の男性たちは私の妊活や妊娠のことに一言も触れてくれませんでした。今回は同じ仕事場、衆議院の仲間である若い男性の議員に紹介していただき妊活ラジオに出演するということになりました。いろいろな努力の積み重ねで、妊活や生理、不妊治療というものがジェンダー平等に近づいているのかという兆しを感じたところです。

不妊治療技術は進んでいます。しかし、不妊治療があるからとそこに依存するのではなく、女性も男性もこれから自分がどんな人生を歩みたいのか、ということを考えてください。

また、子どもの親になるための方法は選択肢が増えています。子どもができないということを嘆くのではなく、子どもの親になるための次なるステップというものを貪欲に探していくことが重要だと思います。

妊活は一人で行うことではなく、パートナーと共に歩んでいくことです。私は1回目にこの当たり前のことを見失いました。2回目はいろいろな困難がありましたが、パートナーが一緒に歩んでくれたので今を迎えられていると思っています。

不妊治療は辛いと思います。私も辛かったです。そういうときには人に甘えてください。辛いことを辛いといっても良いのです。エールを送っている人もいるからそれを信じてください。一番良いのは無理をしないことです。

私も振り返ってみれば凄まじい不妊治療の経験を持っています。卵子提供を受けたということで驚かれました。しかし、私は自分のキャパの中でできることしか選んできませんでした。

みなさん、追い詰められないようにして欲しいと思います。

野田聖子衆議院議員への取材についての記事は今回が最終回。いかがだったでしょうか。

野田聖子議員が出演されたアイジェノミクス・ジャパン提供「妊活ラジオ」のアーカイブ、今回ブログに掲載した分はこちらからご覧になれます。

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