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シュガシュガ 山口一郎(サカナクション)✖️増田貴久(NEWS)対談 書き起こし①

シュガー&シュガー サカナクションの音楽実験番組

増田貴久の場合。

(暗闇の中にポツンと佇むブランコ。夕陽のような色の照明。二人の手にはコーヒー。)

山口 あれ久々だよね、こうやって会って話すの。

増田 もう、一年ぐらいは立ってます?

山口 もっと経ってるんじゃない?

増田 東京タワーの近くでご飯食べて。

山口 でもメールはちょくちょくしてるから、そんなに経った感じしないけど。元気だった?

増田 元気っすよ、、、、。でも、あの、なんか、、、。なんで呼んでくれたんっすか。

ファッションやカルチャーへ興味を持つきっかけになりたい

山口 それは、、、あの時話したことを覚えているかわからないけど。自分はジャニーズの中でもファッションとか、文化とかを興味を持ってもらうきっかけになりたいんだみたいなことを言ってて。僕らも音楽やってて、ずっと今も変わらないけどサカナクションから他のカルチャーに興味持ってもらうハブみたいになりたいと思ってて。この番組もそう意味も込めてやっているんだけどさ。あの時増田くんはああいうふうに話してたってところと。あと、ファッションめちゃくちゃ好きじゃん?

増田 そうなんですよ。周りと比べると、ちょっと次元違うぐらい好きですね。

山口 オタクじゃん?

増田 オタクっすね。服は。

ライブの作り方

増田 一郎くんとご飯食べてたときに覚えているのは、スピーカーの話をずっとしてたんですよね。

山口 あぁそうだね。

増田 僕らも自分たちでライブをつく、る。もちろん、プロの方に頼りますけど。自分たちがこういうものをやっていくというアイディアを形にしていく、してもらう。っていうのをずっとやってきて。サカナクションってライブの作り方がぶっ飛んでいて。自分たちも作るから、僕らも。なんか、取り組み方が異次元だなと思っていて。だから、憧れます。その作り方に。

ライブ演出へのかかわり方

山口 普段さ、コンサートをやっていると思うけど。どこまで関わっているの?例えば僕らだったら、曲順を考えて、考えた中で、この曲のときはこう演出しようとか、スピーカーや演出をこうしようをメンバーとスタッフとで考えていく。増田くんのコンサートの作り方ってどういう風な流れになっているの?

増田 でも、まぁ、やれるところはやりたいなと思っているんで。曲作りはもちろん僕らはしていない。自分たちで全部曲を作って、アルバムを作って、ということはしてないんで。例えば、こういうアルバムのコンセプトにしようという打ち合わせをして、で、そしたらこういう曲ほしいよねっていうオーダーをさせてもらって。あとは音楽プロデューサーが作ったものを、アルバムとして僕らが歌う。で、そのアルバムをもとに、コンサート作るんで。その曲に合わせて演出は全部考えるし、振り付けはこの人にこういうオーダーをしよう、とか。衣装はぼく作るんで。(胸に手を当てて嬉しそうに)

山口 そっかそっか!衣装作るもんねぇ

増田 そう。で、照明の色味とか、照明のテーマとかは言って。そうっすね。Jr.の後輩を何人つけようかとか、後輩にこういう衣装着せようかとか。

山口 そのアルバムの曲、、ができてからツアーを考えていくわけ?

増田 そう、ですね。だいたい。アルバムの曲作りしているときに、演出も考えながら。

曲のオーダーはどのようにして?

山口 例えばさ、曲ってさ、オーダーするわけじゃん。どんな風にオーダーすんの?参考曲みたいなの一回渡すの?

増田 そういう時もあります。誰々の、こんな曲のこの感じのテンポだけど、こんなになんか暗くなくていい、ぐらいの時もあるし。僕はなんかテーマ?ビューティフルって言葉が好きで。美しいもの。でも自分が美しいものが好きで、美しくいたいから、美しくいるために頑張ってきたけど、なんか汚くなる、汚れることを恐れていただけなんじゃないかな、っていうのが自分が気づいたときに、なんかそういう曲作ってくださいって。

山口 はははっ、それなんか難しいねぇ

増田 なんか、美しい美しいにこだわっていると、なんか、こう、臆病になっていくというか。

山口 なんか今その話聞いたときに、ブルーハーツのリンダリンダを思い浮かべたわ。


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