お金なんていらない!(「ただ、自分が注目されたい」、「権力が欲しいんだ!」)とアピールすることすらなくなった露悪的な政治家

たまにこういうやつが出てくる。
「自分はお金なんていらないんだ。見返りなんていらないんだ。ただ国を、都をよくしたいだけなんだ!」と。
こういう戯言を言う人間はまず信用してはならない。そいつが偽善者だから信用できないという、ネトウヨや自称保守勢力のひねくれた理由からではない。ちゃんとした根拠がある。

まず、なぜ都知事とか大統領とか、そういうポストに就任したがるのだろうか?
その理由は3つしか考えられない。金、権力、女(男)だ。
この世界には金、権力、女(男?)という三大要素がある。政治家はこれを手に入れることができるわけだが、
「金が要らない!」というやつは、「金を手に入れることはあきらめる、だが、権力や女(男)が欲しい!」と言っているに過ぎない。
この時点でこういう人間が信用できないことは明らかである。本当は権力と女が欲しいくせに、下心を隠しているからだ。さらに自分が正義ですとか、誰かのためにやるんだという偽装までしている。とんでもない詐欺師だこいつは!
というわけで「お金なんていらない、報酬はいらない。だから選挙で勝たせてくれ」というのはろくでもない。権力と女が欲しいだけのクズである、そう断言してよい。

2つ目のパターンは自己顕示欲が強いパターンだ。これこそまさに某都知事の話である。
SNS全盛期。注目されるなら犯罪だってやりかねない、注目されるためにわざと間違えたことを大声で騒いだり、迷惑をかけることと生業とするクズもいる。
そういクズ、アホのなかでも特に自己顕示欲の強いやつが都知事選に出てくることはいまさら説明するまでもないことだ。
都知事になれば、注目されるポストにつくと自己顕示欲が満たされる。自分が中心であると確認出来て、自分の言動に周囲が振り回される滑稽なさまを見ることができる。この面白さは体験しなければわからない、だろう出馬表明を散々遅らせた小池百合子よ。
はっきりいうが選挙に出馬する時点で、金、権力、女(男)、あるいは自己顕示欲を満たしたいという欲望が駄々洩れなのだ(それが悪いというつもりはない。わたしは正直者は好きだ。嘘をついてごまかしているやつが嫌いなだけで)。
 

しかし、最近の岸田を見てわかる通り、政治家たちはどんどん露悪的になりつつある。
正義とは何かを語らない。夢を見せるつもりもない。
淡々と内向きのアピールだけして票固め。これで実際に勝ててしまう!
党首討論でもあのザル法についてお金なんていらないというアピールすらせず開き直って、「政治に金が要るんだから全部禁止したら困るだろうが」と。
それはそうなんだけどさ、それを総理が言ったらおしまいよ。
というわけでもはや時代は取り繕うことすらしない、「それでも俺が勝つ、何が悪い?」とかいうくそったれどもの時代になりつつある。
もはやこうなると、選ぶではなく倒す対象になってくる。
岸田は知らない。自分が飛んでもいない一線をすでに超えてしまったことに。まあ、革命の贄からは幸運にも逃げられそうだけど、わたしは忘れないからな。
というわけで、(自民党)終わり。

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