仕事に対してのモチベーションとは

こんばんは。最近はコロナの感染者数も減少傾向で緊急事態宣言中ではございますが、イベントの仕事も準備をするようになりました。

2020年からコロナになり、人が集まるイベントは開催中止、延期が相次ぎ、昨年は自宅待機で過ごす日々が多かったように思います。

思えば社会人になり15年経ち、一年の中でどの季節にどんな仕事があっていつ忙しくて、など一通り経験した気でおりました。予測のつかないことは新人の時と比べ減ってきたように思いましたが、コロナほど予測のつかない出来事はないなと思い知らされた一年でした。

イベントに携わっていると当たり前に思っていたことが、実はコロナであぶり出された感情というものがいくつかあります。

一つはイベントというのはたくさんの人が関わり、結構なパワーを消費して行われているということ、計画を立てて、現場で人が動き、終わったら更地に戻る。繰り返していくと気になりませんが、開催されることが当たり前でなくなると、計画を立てること、現場までたどり着けないかもしれないという考えがよぎると、ある種の虚しさを感じます。しかし、準備だけはしなくては、開催を迎えることもできないので動かなくてはいけない。気持ちの整理をする必要がありました。

二つ目はお金に関することですが、イベントの主催者や参加者はイベントの開催で得られる成果を求めてお金を払っています。しかし、準備段階でかかる経費、デザインに対しての対価の意識はかなり低いように感じます。当然、開催されていないのでそれらに意識が向かないのはわかりますが、計画する方としては、ある程度のノウハウをもとに計画を立ているために、誰にでもできるようで、実は誰もがやりたがる仕事ではない。そんな計画することやプランが形になることが好きでこの仕事をしておりますが、キャンセルポリシーが曖昧なビジネスという弱さを痛感しました。お客様とのお付き合いの仕方もこのご時世ということもあり、キャンセルポリシーのわかりやすさや共有は大事にするようになったと思います。ビジネス上の契約では当たり前のことだと思いますが、コロナで勉強になったことでした。

三つ目は仕事の根本に当たることですが、そもそもこの仕事だけを続けていくことはできるのだろうかという疑問。コロナになってから会社を辞めていく社員もおり、話を聞くとこの状況で新しいことに動かないことに耐えられなかったという意見を聞きました。世の中、コロナで影響を受けた業界は多くあると思います。業績が伸びる会社、落ちる会社、私の会社は落ちる方ですが、それを補填する何かをしたかといえばしていない。イベントが開催される状況でなければ必要とされない、というのは本当に怖いもので、この状況が続けば立ち行かなくなる。しかし、ほとんどの人間はどうして良いか分からないと思いますし、私もその一人です。何か全く異なる事業を始めるのは一人では難しい。私の場合は、クライアントの話を聞くこと、どんなことを求めているのかこれまでのネットワークを中心にアプローチすることでした。イベント関係者はみなさん困っていらっしゃる。

他にもこの一年で感じたことはきりがありませんが、ほぼほぼネガティブな感情ではありました。

ちなみに今現在はこれから開催されるであろうイベントの準備に忙殺される日常となりました。一年以上ぶりに忙しさが襲ってくると、それはそれで辛いです。仕事がたくさんあるということはありがたいことなのにすぐに見失ってしまいます。仕事がない虚しさを経験しているというのに気持ちと体がついてゆかない。そうだ最近は足も痛めて走れてもいないから気持ちも上がらないんだ。とへっぽこな自分に気がつきました。

こんな中でモチベーションを保つにはどうするか。結果、目の前のことを一つ一つ考えていくしかなかったということ。もはや、モチベーションどうこうではなくて、自分に何ができるのか、何をしなければいけないのか、どれからやれば良いのか、とひたすら向き合って実行するしかないのだという現実しかありませんでした。

日々状況は変化しますが、誰かが私の仕事を作ってくれている。ありがたい。忙しくてやるべきことが次から次にやってくる。とてもありがたい。今までやったことのない仕事もやってきた。不安だが自分の伸びしろ。残念あがら動き続けるしかないです。できるだけうまく動く。村上春樹さんの「ダンスダンスダンス」の主人公も同じようなことを言っていたのを思い出しました。

仕事に対してのモチベーションについて考えたらこんな感じでした。

次回はタイトルは決めないでもう少し頻度を高く更新します。

ありがとうございました。

#イベント #ビジネス #コロナ禍 #モチベーション #ダンスダンスダンス


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