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日記 2023.12.22(金) 洗濯物が少ない/タンブラーで飲む白湯/わたしの忘年会/AMIカレー/向井潤吉アトリエ館/2時間歩く/酒粕パック

よい天気でも空気が冷たくてもちもちの毛布にひっついて離れられない。手だけ出してさっとエアコンを付ける。つければすぐに温まる狭い部屋に感謝しながら起き上がった。

洗濯機を回す。最近洗濯物は溜めてもこんもりにならない。下着と靴下とあったかインナーと風呂上がりにカラダを拭くタオルとハンドタオルたち。少数精鋭の洋服たちになってくるとたとえ普通のカットソーでも大事に着たいと思うようになった。洗濯の回数を減らすために、インナーを着てそちらを毎日替えるようにしている。カラダを拭くタオルもいわゆるハンドタオルで拭くのでかさばらない。なんでもやってみるといい、ハンドタオル1枚でカラダとわたしのボリューム満点の髪の毛まで拭き切れるのだ。

グラノーラになにかアクセントが欲しくてココナッツフレークを入れてみたらココナッツミルク味になって美味しかった。今日もコーヒーと一緒に白湯を淹れる。マグカップにも入れて白湯を飲んでみたけれど、やっぱりマグカップで飲むよりタンブラーで飲む白湯の方が美味しかった。

化粧をして今日は外へ出ることにした。明日はクリスマス会だし、来週はハローワークへ行ったり実家に帰ったりでばたばたしてくるだろうからここらでわたしの忘年会をしておくか。

いつも行かないエリアに行ってみることにして、思いつきで駒澤大学駅から向井潤吉アトリエ館へ行ってみることに。もう何年も前に観た日曜美術館で向井潤吉さんの特集があった時、まいちゃんとよかったねと話した記憶があった。民家を描き続けた洋画家、向井潤吉。アトリエ兼住居だった場所が美術館になっている。お昼すぎていたので一旦アトリエ館を通り過ぎてお昼ご飯を食べに行く。
Indian canteen AMIという南インドのカレーのお店へ行ってみる。ここはインスタなどで見かけていつか行ってみたかった場所だった。ちょうどお客さんの入れ替わりの時間ですぐにカウンターに座ることができた。メニューはベジプレートとノンベジプレートの2種類。少し迷ったけれど結局ベジプレートにしてみた。

ああ、もう食べたい。

ベジプレートはさつまいものコザンブ(辛口)と、ハヤトウリのクートゥ(マイルド)に付け合わせがいくつかのったプレートだった。まずは大好きな豆のせんべいパパドをスプーンで崩しながらパリパリをつまむ。これが大好きなのだ。
カレーはもちろん、付け合わせのごぼうや菜の花、里芋もみんな美味しくてひと口ごとに感動する。ご飯も美味しい。素材を活かした味つけは、全部を混ぜてもちゃんと存在感が残っていた。素材も美味しくて味付けも美味しいミールス、こんなの初めて。辛さや香辛料に頼らないやさしいプレートだった。心から満足して、美味しかったとそらを見上げながらアトリエ館へ向かった。

向井潤吉アトリエ館は大きな民家の門から入り、お庭をぬけて玄関を開けると受付になっていた。200円の入場料を払い、靴を脱いで展示室へ。下駄箱には他に靴はなく、お客さんはわたしだけのようだった。
展示された絵の色、筆の運び、線をじっくりとみる。この頃は絵の見方も変わってきた。描いているとき、その人はどんな気持ちだったのか、描きながら何を考えていたのだろうということも気になるようになってきた。展示室の途中途中に素敵な椅子やベンチがあって休憩できるようになっていた。お庭を一望できる場所に設けられた低めの椅子に座り、しばし庭を眺めてみる。中は静かだけれど外は冷たい風が吹いて寒そう。じっと座っているとヒヨドリが2羽飛んできて庭の木にとまっている。ヒヨドリは重たそうに飛ぶのだなとか、枝がしっかりとしなって実際結構大きい鳥なのだなとか気づいて面白い。ふと、実家の居間からいつも鳥を眺めていたばあちゃんを思い出した。ばあちゃんの特等席は、鳥を眺めるのに本当にぴったりだった。鳥が来ると喜んで教えてくれていたっけな。鳥が好きになったのはばあちゃんの影響かもしれない。双眼鏡を渡してあげたかったな。

館内からは撮影できなかったがここから庭を眺めた。
向井潤吉アトリエ館を庭から眺めた図。

座り心地のよい椅子と、庭の眺めが心地よすぎて長居してしまった。わたしが帰るまで誰もお客さんはいらっしゃらず、のんびりと独り占めで観させていただくことができた。

POPPYさん店内。


目的は済んだけれどせっかくいつも来ないエリアに来たので散歩して帰りたくなった。POPPYというお菓子屋さんでマドレーヌとコーヒーを買って歩きながら食べた。古着屋さんへ行ったり、その先まで歩いて民藝店へ行きしめ縄を買ってさらに歩いてと繰り返して結局2時間くらい歩いて代々木八幡駅から電車に乗った。最後の方はすっかり暗くなって心細くなってきた。代々木八幡駅まで来ると昔働いていた会社があった駅なので少しほっとした。新宿で歯磨き粉を買って最寄り駅まで帰るとさらに安心した。産直市場で食材を少し買いつつ、明日のクリスマス会の材料もちょっと調達した。昨日の夜から気になって仕方なかった酒粕も買ってみた。

帰ってきてからにんじんを千切りにして塩で和えて明日食べられるように準備したり、元住人と買い出しに行くのでその時に飲めるようにと野菜ジュースの準備をしておいたりしていたらあっという間に20時になっていた。あわててご飯を作る。

今日は気になっていた酒粕でシチューを作ってみた。にんじん、大根、かぼちゃ、ピーマン、豚肉を少しを細かく刻んで炒めて酒粕と水と牛乳を入れて煮る。本当は豆乳だったけれど牛乳で代用してみた。仕上げに味噌で味を整えて出来上がりの酒粕シチュー。美味しかったけれど、酒粕が少々くどい。続いて沸騰した水に酒粕を溶かしてアガベシロップを入れた甘酒も作ってみる。生姜を入れて飲むとのことだったけれど入れずに飲んだら酒粕がやはりくどかった。もしかして、わたしは酒粕のアルコール感が少し苦手なのだろうか。作り方の問題だろうか。香りはとっても好きなのだけれど。
最後に酒粕をお水でのばしてペーストにして顔に塗る酒粕パックを試してみる。酒粕のいい香りを顔中にまとい、そのままお風呂に入ってみた。うーん、これはいい。髪の毛には塗っていないけれど、なぜか髪も柔らかくなって顔もしっとりとして気持ちがよかった。

酒粕には醸造アルコールを加えてあるものと、純米タイプがあるそうで今回買ったのは醸造アルコール入りのものだった。今度は純米タイプも試してみたい。たっぷり大容量を買ってみたのでしばらく酒粕研究ができそうだ。栄養たっぷりでお肌にも良さそうなので、わたしの好きな食べ方を見つけてみたい。

今日は思いつきの1日だった。新しい場所へ行き、新しいものを試してみた。この調子で、どんどんと前へ進んでいこう。

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