日記 2024.7.10(水) わたしはいまどこへ行きたいのだろう。
4時44分、目が覚めた。ぞろ目を見るとなんだか嬉しくなる。ぐっすり眠った。扇風機の風を一番小さくしてあてる。片目で携帯をみる。坂口さんは朝からラジオをされていた。声を聞きながらぼんやりと過ごす。お腹を冷やさないようにクマをお腹に乗せる。じんわりあたたかい。生理二日目、気分が良いのはきっと生理用品が布だから。汗をたくさんかく夏場は特に布製のほうが気持ちがいい。
今日は平日だけれど休み。こういう日は貴重なので家の中では過ごさずにいたい。いつも通りに準備して図書館へ行くことにした。お弁当も作っていく。
6時ごろ起き上がる。少し暑いけれど扇風機でいける。洗濯機を回して布団もあげて、さっとお化粧をしておく。リラックスして過ごせるようにするために今日は特に簡単にお化粧をする。
お弁当はどうしよう、冷蔵庫を開くと半額で買った平飼いの卵がある。とっくに賞味期限は切れたけれど大丈夫。やっぱり卵焼きを作ろう。卵焼きの入ったお弁当は嬉しいから。昨日買ったなめこを入れて作ってみる。昨日残したお味噌汁も温めて朝ごはん。バナナとお味噌汁の変な組み合わせ。洗濯物を干して大根の皮も外に出して干す。窓際に酵素液を置いて発酵を促してみる。
お弁当には他にお魚ソーセージとトマト、紅しょうがをおかずに入れた。玄米にはごま塩と梅干し、紫蘇ジュースの副産物のしっとりゆかりを入れて完成。黒ごませんべいとミレーのビスケットをお菓子に持っていこう。
近ごろずっと静かだったフリマサイト、出品していた商品が立て続けに3点売れた。なぜだろうと考えてみたらそろそろ夏のボーナスの時期かと思って納得した。わたしもかつてはボーナスというものをもらっていた時期があった。わずかでも嬉しかったなと思い出す。ほとんどは貯金にまわしたりしていたけれど、やっぱり財布の紐は少々ゆるむので好きなものを買ったりしていた。けれどボーナスで買ったようなものが今も大切に残っているかと言われるとそうでもないような気もする。
コンビニと郵便局へ寄ってから図書館へ。9時過ぎ、ずっと歩いていると暑くなってくる。日傘を刺して歩く。大通りから図書館へ曲がるとさーっと涼しい風が吹いた。いい風だ。まだ開館してすぐの図書館も静かで人もまばら、すごくいい雰囲気。一番いい席は埋まっていたけれど窓側の席を確保してコーヒーを飲むために一旦カフェスペースへいく。窓のほうを向いているクッションのある深い椅子の席に座ってコーヒーを飲む。朝一番で淹れたてのコーヒー。朝が早いとほんとうにいいことだらけなのだろうとよく分かる。うれしくってなんだか泣きそうになってきた。
カフェでゆったりとした時間を過ごした。クッションがふわふわで高さもちょうどよくて、一人用のソファみたいな椅子だった。本もたくさんあるし、ここに毎日来たい。座りごごちのよい椅子に座って、一日中好きなことを考え続けてみたい。気持ちのいいまま時間が過ぎていく。気持ちがいいとなんでもうまくいく。
図書館では特に本を読むわけでもなく自分の思うまま過ごしてみる。館内は寒いので外に出てお昼ご飯を食べ、キンキンに冷えて固まった体をとかす。また戻ってラジオを聴いたり、本を開いたり、読んでみたり。文字や絵を描いたりもした。何にも考えなくても手が動いてしまう。そんなことだけ残ればいい。夢中になるまでやってみる。飽きやすいわたしにも夢中になれることはあるというのはわかってきているはずだ。
夕方から雨らしい。洗濯物と大根の皮のために早めに図書館を出て帰宅する。紫蘇ジュースを炭酸で割ってぷはぁとひと息入れる。洗濯物たちを無事に取り込み台所に座ってぼーっとする。夜また実家から荷物が届くのでそれまでにお風呂に入っておこう。
今日は家の中ではエアコンを付けず過ごしてみた。扇風機と外の風だけ。風が肌にあたるとうれしくなる。暑いは暑いけれど、風のある日はエアコンを付けなくとも過ごすことができる。汗をかくこともそんなに嫌なことと思わないであげるとおだやかでいられる。
実家からの荷物は夏野菜だった。一斉に収穫の時期を迎えている野菜たち。実家の畑の様子を想像する。どこかの家からやってきたであろうキャベツも入っていた。このキャベツは料理に使おうか、それともやっぱりザワークラウトか、一晩考えることにする。
いい休みだったなと思うけれど近ごろ何かもの足りなさを感じる。何かを実践したがっている自分がいる。自分の中だけで完結することじゃあなくて、人と関わって行きたいと思っている。どうすればいいかわからない。動けば何か変わる、そう思うけれどどこへ行けばいいのだろう。どこへ行きたいのだろう。分からないうちはただいろんなところへ行ってみたいと思う。旅の計画を立てよう。
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