日記　2024.4.21(日) 静かで退屈な日曜日。

日曜日。昨日は絵を描くのをお休みしたから今日は描くけれど、基本的には予定を組まず過ごすことにする。昨日は夜更かししたので12時まで布団の上で過ごした。朝ごはんはパス。昨日は食事も楽しみ過ぎたのでお昼ご飯もぬいてもいいかもしれないと考えながら顔を洗う。今日もあたたかい。お気に入りの仏像Tシャツに着替える。このTシャツのふんわりした肌触りが好きだ。

それにしても昨日はよく歩いてよくしゃべった。体がしっかり疲れている。野菜ジュースを作って飲む。小松菜、トマト、バナナ、にんじん、豆乳。豆乳はちょうど使い終わった。番茶も淹れてぼーっとする。
近ごろ冷たい飲み物よりも温かい飲み物の方が好きになってきている気がする。やたらと水を飲むこともなくなってきた。わたしはなんでも水分をたくさんとり過ぎてしまうところがあった。お茶やお水、コーヒーもがぶがふ飲んでいた。番茶を飲むようになってから、コーヒーを常備しなくなってから、飲み物の飲み方もずいぶん変わってきている。

なるべく静かにじっとしてみたい。台所に体育座りをして音楽もかけずに過ごす。頭の中はおだやかに少し何かを考えている様子。邪魔しないようにする。肩が痛い。昨日、一昨日とお風呂上がりのストレッチを休んだからかもしれない。左右のバランスがくずれているかんじで座っていても居心地がわるい。腕を後ろに回して軽くストレッチをしてみる。

あっという間に夕方になっていく。ちゃんとぼーっとできているようだ。16時半頃夕飯にする。昨日の残りの野菜炒めとお味噌汁、ザワークラウトを食べる。お米もちょうどなくなったのでお母さんからの荷物を待つことにする。火曜日に届きそう。あと二日は冷凍してあるパンと、おにぎりを買ってきて過ごすとしようかな。

退屈だけれどYouTubeを観たりする気にもならない。今日はYouTubeから流れてくることばが強く感じる。もしくはなにも感じない。観ていても全然楽しめない。読書の出番だと思った。マットレスを戻し、カーテンも閉めてアウトドアライトの下で寝転がって本を読む。なんだかしあわせな気持ちになってきたぞ。やっぱり本が読みたかったのだ。心地良過ぎて眠たくなってきた。特に眠たいと思っていたわけではないのに。少しの間目を閉じて過ごす。ゆっくりと外は暗くなり始めている。

わたしは夕方の暗くなっていく時間がほんとうに大好きだ。夕方に漂う雰囲気も肌に合ってある。わたしは夕方にまったくさみしさを感じない。布団に入る瞬間の喜び、うとうととする楽しみを思いながら待っていましたと両手を広げて迎え入れる。朝よりも断然夕方が待ち遠しい。黄昏を歌った歌も大好きだし、これはいったいどういうことなのだろう。

お風呂に入る。頭の先からシャワーを浴びると気持ちがいい。流れ続けるシャワーに今日の感情や気持ちも一緒に流してもらいリセットする。いったん全部流した上で再び湧いてくるものを見えやすくする。
わたしは不安を感じると手を洗いたくなる。手を洗うと余計なことも必要なこともいったん全部流れていく。さっぱりとしてまた新しい気持ちに戻って考えることができる。さっぱりしたらいままでとちょっと違う見かたが出来るようになっていたりする。

お風呂上がりのストレッチ。今日は特に集中して入念にしてみる。後半にいくにつれだんだんとゆるまって眠りにつくイメージができる動きの構成になっているのだなと初めて気づくことができた。お風呂に入ってストレッチをして、絵を描いてから布団に入る。この流れがすごく気持ちがいい。

昨日の元住人との対話を思い出す。ことばを扱うということは本当に慎重にすべきことだと感じた。安易なことばは人に伝わらないどころか誤解を招くことになる。誤解を解くためにはまたたくさんのことばを必要とすることになるので、ことばはほんとうに大切に丁寧に、細部にまで注意を払っていかなければならないものなのだと思う。軽はずみに人に意見することなんてできないのだなと思う。
ことばを発することで自分を知っていき、ことばの力を知る。自分を明らかにすることでしか人に伝えていくことはできないのかもしれない。