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日記 2023.10.19(木)

昨日はなかなか眠れなかった。ごそごそと寝返りを何度もうってみたり、YouTubeを観たりしてようやく眠たくなって寝た。
生理前になると、何かを深く追求してみたりじっくりと考えたりすることがしにくくなる。気が散るというか、ぼーっとするというか。じっとしているよりはカラダや手を動かしていた方がいいのだがあまり深いところまで思考がいかない。すぐ終わるようなことだけしたい。だるい。
カラダだけでなく、頭も適度に疲れてないと眠れないのかもしれない。

昨日の朝の散歩が気持ちよかったので洗濯している間に今朝も家の近くを歩いてみた。すぐ近くに背の高い木がたくさん生えている雑木林があって、そこの朝の景色が気になったので行ってみた。住宅街の一角、突然現れる雑木林。その中を突っ切る小径にほっとする。小径に一歩足を踏み入れると鳥たちがきれいな声で会話してにぎわっていた。うちの近所の鳥たちはみんなここに住んでいるのだろうか。うちの電気メーターのボックスの上に巣をつくって途中でいなくなってしまったハトスケもここを見つけて巣を作り直しただろうか。無造作に生い茂る木々から力を感じた。この雑木林の中には家がある。小径は砂利道で日中も薄暗い。街灯はなく夜通るとすごくこわい。車が停まっていたり、おうちに電気がついていたりするので人が住んでいるようなのだが人の気配を感じたことがない。目には見えない住人がいるかもしれないし、人ではなくてたぬきが住んでいるのかもしれない。想像すると楽しい。
とにかくこの無造作な雑木林の朝はとても気持ちが良かった。勢い余ってもう少し先の公園まで行ってみた。こちらは整備の方が何人も作業していて子どもたちもたくさんいた。掃除が行き届いて綺麗な公園も良いけれど、木々たちからの力強いエネルギーは感じなかった。

帰って洗濯物を干し、朝ごはんを食べた。自家製グラノーラを食べるようになって、朝ごはんが楽しみになった。3回目の今回のグラノーラは黒ごまを入れてみたりして配合が好みのようで、香ばしく美味しい。保管場所の冷蔵庫を開けるたびにほんのりと香りがして食欲をそそる。ようやく食べたい朝ごはんを見つけられて嬉しい。旅行に行ってもこのグラノーラを持って行って朝、食べたいと思った。

窓から入る光が気持ち良くて石のコレクションを並べて写真を撮った。無造作に散らばった姿と整列させた姿と撮ったが、無造作に散らばった石たちの美しさに見とれてしまった。

葉山の海で集めた石たち。

また石を拾いに海に行きたい。石拾いの旅もしてみたい。石の存在感は、家に持ち帰ると際立ってくる。今は拾ってきた石を箱に収めず机の上に出しているけれど美しくてつい目がいく。

お昼ご飯を食べてから郵便局へ行き、少し近くを歩いて帰ってきた。眠たくなって床にブランケットをひいて少し横になった。ここ数日暑いくらいの日が続いている。半袖でちょうど良いくらいで昼寝をするにもなにも上にかけなくてもよい。夜も涼しいくらいの気温で過ごしやすい。

15時過ぎに起き上がり、やってみたかった豆乳バターを作ってみた。豆乳以外は家にあるものでできる。豆乳にアップルサイダービネガーを混ぜておき、アーモンドの粉末、塩、ココナッツオイルと一緒にミキサーで撹拌して冷やして固める。少しなめてみたらアーモンドの風味とほんのり酸味が感じられて面白い。動物性のバターを食べたあとに口のまわりに残る香りがあまり好みではないので、もしこのバターが成功すればすごくうれしい。それから夕飯には少し早かったので、段取りだけつけておこうと冷蔵庫にあるものをチェックした。お肉を使わない麻婆豆腐のレシピをみて作ってみたかったのでやってみることに。ご飯を解凍して、木綿豆腐の水切りをして、カブとわかめの酢の物を作っておいた。

水を買いに外へ出ると、ズビズビが大家さんのうちの生垣の前にちょこんと座っている。ズビズビに会うのは久しぶりだった。座って声をかけると今日もすぐに近寄ってくれる。少し撫でて水を買って帰ってきてまだいたのでたっぷりと撫でてあげた。普段人に触れていないのでわたしもうれしい。わたしの手からズビズビにメッセージを送り、どこを撫でて欲しいかきいてみた。ごろごろと喉がなく振動、しっぽの動き、ズビズビの動きをじっと観察し、感じようとしてみた。しっぽの付け根のあたりがかゆいです、と聞こえた気がしたのでしっかり掻いてあげると、ズビズビはしゃがんだわたしのひざ小僧に顔をすり寄せてくれた。ここまで近寄ってくれたのは初めてだったので驚いたのと、少しだけ会話ができたような気がしてうれしい。ズビズビのことがほんとうに愛おしいと感じた。

夕飯に作った麻婆豆腐はニラともやしを入れた。中華だしはなかったのでほかの出汁を入れたりして想像で作ったらものすごくちゃんと麻婆豆腐になって驚いた。なんでも作れるんだなと思った。メモ帳に定番レシピの項目を追加し、レシピをメモしておいた。これからきっと何度も作ることになるような、そんな美味しさだった。

雑木林と猫と、今日はカラダを通して会話を楽しんだ。自然の一部として過ごしてみると、ひとりでも飽きることがない。

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