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日記 2024.3.21(木) 洗濯物を畳む/ひじきのこと/図書館の休館日/生活費について考える

じいちゃんの夢を見た。起き上がるとあっという間にどんな夢だったか忘れてしまった。夢の中のじいちゃんは笑って楽しそうになにか写真を見ていたような気がする。退屈の中にとどまり考えていると思わぬご褒美がもらえることがある。朝から嬉しい。

いつもの朝。顔を洗って化粧をする。生理前ということなのかお肌はうん、いまいち。それでもなんとかしようとクリームを塗ってみたりする。たぷたぷにお湯を沸かして梅醤番茶、チコリコーヒーラテ。いつもの流れ。昨日取り込んだ洗濯物を畳んでいく。洗濯物を畳んで戻すのはいつもちょっと面倒くさい。もしかしたらまだ湿っているかもなどと理由をつけて次の日に持ち越すことはしばしば。窓際にごちゃごちゃと吊された洗濯物がいやになってきたら畳んでいく。畳み始めればなんてことはないのだけれど。
ハンドタオルを畳んでいく。ハンドタオルは心地よいものだけ持っている。人からもらうことが多いのに心地よいものばかり集まってくるからうれしい。最近もらったまぶしいオレンジ色のハンドタオルは洗うとふかふかになって気持ちがいい。気に入って使っていてもやっぱり時間が経つとくたくたになってくる。役目を終えそうになったら最後は雑巾として使い切ってさよならしたい。くたびれたハンドタオルをひとつ、雑巾にすると決めた。靴下を畳みがてら靴下入れも整理してみる。靴下はダーニングすればいつまでだって履けるからいいものを買うようになった。モンベルのメリノウールの登山用靴下は、しっかりとしていて何年履いてもへこたれない。毛玉だけは時々取ってあげるけれど、毛玉を取るとほぼ新品みたいになる。分厚くすごく暖かい。この靴下に出会ってから真冬がもうこわくない。相棒と呼ぶに相応しい靴下。限界が来るかどうかわからないけれど、いずれは農作業用の靴下にして大事に履き続けていく。

風は強いが大根の皮を外に出して干したい。窓を開けて物干し竿にクリップで挟んだ時、ざわざわと空気が変わり突風のような体感があった。携帯の警告音が鳴る。あ、地震なのだと気づく。そんなに大きな揺れではなかったけれど、なんだか迫り来るようなものがあった。干し大根を持ちながら、このまま揺れが続けば机の下に隠れようと考える。そのうち揺れはおさまった。

お昼ご飯の準備をしておく。久しぶりに雑炊にしよう。切り昆布、鰹節、酒粕、はと麦、わかめ、干し椎茸を水に浸しておく。ひじきがたくさんあるのを思い出して乾燥したまま入れてみた。ひじきは少し洗って使うとあるけれどまあ大丈夫だろう。大根に玉ねぎ、ねぎも具材として準備しておく。長芋も買ったのだった。これも使いたいなと出しておく。

フリマサイトで売れた商品を持ってコンビニへ。帰り道お母さんから電話がある。地震大丈夫と心配してくれたようだった。テレビもないのでそんなに強い揺れだったのかとお母さんの電話で知る。お父さんは今日はリハビリに行っているらしい。実家のほうはまだまだ春は遠く、雪が10センチくらい積もって寒いらしい。もう大丈夫だろうとスタッドレスを外したばかりだったのだそうだ。弟夫婦に産まれた子どもの話で盛り上がる。今日おうちに帰ってくるらしいよとか、なんて呼ぼうかねと話しているだけでうれしい。赤ちゃんがわたしたちを明るく元気にしてくれる。

お母さんはいろいろな場所へ出かけたりお兄ちゃんに会ったりして聞いたことをたくさんしゃべりたいらしかった。結婚した先の家を出たいとこのお姉ちゃんの話、気になったニュースの話、2時間くらいしゃべって、予定していた分はひとつは思い出せないけれどほかは全部しゃべりましたと言うお母さん。満足そうだ。電話をしている間にわたしはお昼ご飯を食べ終わる。長芋を短冊に切ってしょうゆと海苔で食べる。味噌を入れた雑炊はボリュームがすごくて少し夕飯用に残した。家の電話が鳴り、電話を切る。

さて図書館へと出発。南に向かって歩く。あたたかい陽射しをまっすぐ浴びて歩く。今日は21日、ふと図書館の休館日が気になった。調べると今日は図書館は休みだった。近所の図書館へ行ってみるもこちらも休館日。残念。陽射しは春の陽気だけれど風は冷たく強い。公園でゆっくりはできなさそうだ。仕方なく歩いたことのない道をくねくねと通ってみる。目的もなく散歩する。歩いているうちに公園に着きベンチに座って休憩する。持ってきたラテを飲む。日向のベンチに腰掛けても風があって寒い。隣のベンチに年配の男性が座る。小学生がたくさん元気に動き回っている。もう春休みかな。手が冷えてきたので家に帰ることにして歩き出す。大好きなユキヤナギが咲き始めていた。猫のしっぽを撫でるようにやさしくふわっと花を握って滑らせる。春のエネルギーを少し分けてもらった。歩きながら日向ぼっこ。今日はこのほうが暖かい。時々まぶたを閉じてまぶたも陽にあてる。じんわり目もあたたかくなって気持ちがよい。体の隅々まで太陽を浴びて充電された。家に戻って休憩する。

ざるに広げてコットンの巾着に入れ干している大根の皮。軽いのに強風でも風にあおられない。今日も外でいい具合に乾燥してくれている。干し大根のストックが随分たくさんできてきた。梅雨の時期までせっせと干し野菜のストックを作っておきたい。生姜やきのこ、まだたくさん干したいものがある。

みさこは相変わらずわたしのことを気にかけて連絡をくれている。素直にいまの自分の気持ちを伝えているので気を遣いすぎずに話すことができるようになった。それでもいいからと思ってくれているのだろう。みさこの気持ちに応えてみたいとも思う。誠意は見せよう。

今日は静かな運気。大好きな食べものの本を読む。そば粉のスープのレシピが目に入る。これはやってみたい。フライパンにごま油をたらしてそば粉を炒る。そこへお水を加えて混ぜ、薄めの塩で仕上げてスープにするというもの。小麦粉が混ざったそば粉だけれどやってみる。仕上げの塩は塩麹にしてみた。少しだまになったけれど美味しい。そば湯のように楽しめそうだなと思った。だまになった部分も団子のようで美味しい。古いそば粉の使い道が決まってほっとした。お母さんにも教えてあげよう。

夕飯は雑炊の残りと昨日の里芋の甘辛煮の残りを食べる。雑炊に入れたひじきは不味くはないが味もあまりしなくて苦味が少しあった。お母さんが電話で言っていた通りだった。お出かけ大好き、お料理も得意ではなくて好きでもなさそうなお母さんだけどわたしよりはやっぱりいろいろ経験しているのだなと再確認する。

今日お母さんから実家の食費を聞いてびっくり面白かったので自分の生活費について妄想を広げてみる。近ごろ具体的な妄想を広げるのが楽しい。
わたしの生活費は主に食費が占めている。昨年の月の平均がだいたい39,000円くらい。去年は元住人の分もあったし、職場で食べることも多かったのであまりひとりの基準にはならないかもしれないけれどだいたいこれくらい。大きな買い物を含めない日用品と化粧品類、雑費など合わせると32,000円くらいで、月々の光熱費や家賃などの支払いが約150,000円くらいとすると毎月220,000円くらいで生活できてしまうよう。貯金と大事にしたい一生ものを手に入れたり洋服を買ったりすることを考えると、わたしが心地よいと思える金額はどれくらいだろう。月に400,000円くらいあったら十分かなと考えてみる。
今度は逆に考えていく。毎月400,000円の仕事をするとなると具体的にどうなるか。もし毎日続けている絵を仕事にできたとしたらどうだろう。額装、送料を含めて1枚80,000円で絵を売るとすると1ヶ月に4枚描いて売れたら320,000円になる。あとの80,000円分は週3日6時間ほど八百屋で働いて算出すると目標達成だ。

夢みたいなことでも具体的に妄想するとなんて楽しいのだろう。坂口さんに学んだこの方法は考えるだけでもこもこと妄想が広がりうきうきしてくる。最高の勘違い時間。下手なままでも毎日こつこつと続けていこうと励まされるし、いまのわたしに足りない部分も具体的に見えてくる。
こつこつと続けられるようになってきたら次のステップへ。今年仕込んだ味噌がおいしくなる頃にどうなっていたいか、そんなふうに少し先の未来を想像しながら動けるようになっていこう。


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