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日記 2023.11.10(金)

マットレスの下に敷いていたブランケットを洗濯にだしたので代わりに毛布を下に敷いて寝たら下からの熱がすごく、うなされて7時に目が覚めた。空気は冷たい。今朝は足元用のヒーターをつけて足から温めながら起きた。

日常が戻ってきている。やはり22時くらいにはすべての日課を終えて布団に入り、本を読んだりしてから眠るのがよいようだ。久しぶりに本を開いてみた。『ゼロウェイストホーム』は年間で瓶1本分のゴミしか出さない暮らしを成立させた女性の話。大胆な改革で家族総出でゴミを減らすことを実現させた話を読んでいると心がすっきりする。それと同時に、わたしも何かやってみたいとわくわくする気持ちになる。分厚い本は辞書のようで、試してみたいアイデアが詰まっている。
本を読んで、次の日が楽しみになるような頭にしてから眠るのはとてもよい。

今朝は楽しみにしていたザクザクグラノーラを食べた。思っていた以上に美味しくて、少し美味しすぎたかもしれない。しっかりとした大きさのオートミールがシロップとココナッツオイルのカラメルでかたまりになって、軽いけれどザクザク感がある。オートミールの形状はこれからこちらに変えよう。ナッツは砕いて入れなくても良さそうだ。今度はもう少し甘さ控えめで。
冷蔵庫に入れておいたオートミールのフライパンクッキーも食べてみた。こちらも美味しい。
どれも安定して味を出せるようになって嬉しい。

今日は金曜日。金曜日といえば銭湯の日。昨日のうちにシャンプーやタオルなど銭湯セットを準備しておいた。前の日に準備を完了させるなんて、よほど楽しみにしているとしか思えない。なんだかそんな自分が愛おしいじゃないか。

雨なので洗濯はやめにした。部屋の掃除、片付けや気になっていた場所の整理もひと通り済んでいる。今日は外へ出かけろということか、と思う。

午前中はフリマサイトの出品作業。整理した中のレコードで必要なさそうなものがあったので出品することにした。クリーニングをして、傷かもしれない部分があったので聴いてみた。レコードを聴くのは久しぶりだったけれど、やっぱり音が違う、そう思った。素人からみても、レコードで聴く音楽は温もりのある音だと分かる。寺尾紗穂さんのレコード、集めたくなった。

お昼ご飯はやっぱり炭水化物なしがいい。今日はバリバリと野菜が食べたかったので、白菜を細かく刻んで、トマト、蒸したにんじんとかぼちゃ、塩をかけて水分を切っておいた豆腐のボリュームサラダにした。オートミールとナッツも少し炒ってからかけるとなんだかそれっぽく見えてきた。オイルの入ったドレッシングの方がいいと思い、ごま油とアップルサイダービネガー、しょうゆにナツメグを少し加えてみた。お腹いっぱい、見た目以上のボリュームですごく美味しかった。

窓側の机に座り、日課はすべて終わらせた。お腹いっぱいのところで目的もなく家を出た。まずはフリマサイトの出品と、雑誌の立ち読み。ファッション雑誌を立ち読みしていたらうずうずしてきて冬服を見に出掛けてみることにした。
今日もこれだという出会いはなかった。くしとボトルが可愛い泡ハンドソープを買った。雨がぱらぱらずっと降っていた。肌寒い。早く銭湯に入りたいな、そんなことを考えながら電車で帰ってきた。
買い出しはせず、家にあるもので晩ご飯。今日はまいたけとかぼちゃのクミンバター炒めにした。坂口恭平さんがそれっぽいものを作られているのをみて、まいたけとかぼちゃの組み合わせにときめいて作ってみようと思っていた。クミンを加えたのはアレンジ。少しカレー気分を味わえて美味しかった。お味噌汁はごぼうを入れて。2週間前くらいに買ったごぼうは泥つきだった。食べる分だけカットして洗って食べているけれど、まだまだ美味しい。泥つきのおかげかもしれない。ご飯には黒ごまをふって混ぜて食べた。黒ごまの風味がしっかりして塩はなくても十分に美味しい。クミンも黒ごまも塩分を控えるのにひと役かってくれている。

ご飯を食べて準備しておいたセットをバッグに入れて銭湯へ向かった。うきうきとして鼻歌など歌いながら向かう。空気が冷たくて吐く息が白い。そういえば寒くなってから銭湯に行くのは初めてだ。
久しぶりだったせいか、1回目の温冷浴のあとくらくらとしてしまった。こりゃいかんとカランの前でうずくまってじっとしていた。今日の銭湯はすみっこぐらしのイベント中。お風呂のいろんなところにすみっこぐらしが立っていたり浮かんでいたり。小さな女の子が嬉しそうにお風呂に入ってきて可愛かった。わたしも水鉄砲になったお湯に浮かぶおもちゃを触ったり、絵本を読んだりして過ごした。今日はゆっくり湯に浸かるという雰囲気ではなかったのだ。楽しく過ごしてお風呂から上がると貼り紙を発見した。「冬場はのぼせやすい季節です。」貼り紙にはそう書いてあった。寒暖差が大きいとのぼせやすいようだ。冬場の銭湯の入り方を学んだ。

穏やかな金曜の夜。銭湯の帰り道。無職の1週間は銭湯で終わって、始まる。

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