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日記 2024.4.3(水) 目覚ましアラーム削除/コインランドリー/玄米コーヒー/ぬか床の様子/縫い物/絵を描くこと

なんとなくそのままにしていた8時半の目覚ましアラームを完全に削除した。もういらないと思えるくらい早起きが定着してきたように思ったからだ。早起きの実験をしてみて、早起きのポイントは早く眠りにつくということだと分かった。当たり前のようなこともわたしはなんでも体験してみないと分からないし納得できない。自分の心と体を動かさないと定着していかない。
早く眠ればだいたい8時間後くらいにアラームなしで自然と起きられるようになってきた。毎日21時に布団に入って22時ごろには眠ると決めたら起き上がった瞬間からそれに向かってスケジュールを組んで動いていく。毎日ぴったりきっかり21時に布団に入って眠るというわけではないけれど、目安を決めておくとほかの部分で調節もしやすい。わたしの睡眠時間はだいたい8時間だけれど、体が疲れていなかったりするともう少し短くなったりすることもある。朝布団の中で過ごす時間が好きだからそこで調節するとなんだかうまくいくような気がする。体と心、わたしと相談しながらちょうどいい具合を見つけていく。

さて、起き上がって今日は雨の予報。洗濯物がばっちりたまってしまった。こんな時はコインランドリーの出番。いつもコインランドリーに行けるタイミングを探しているので嬉しい。乾燥だけかけにいくのでひとまず洗濯機を回そう。白のパンツと白い靴下は手洗いして汚れを落としてから洗濯機へ入れる。白は汚れが目立つけれど、まっさらの白い服が大好きだ。石鹸でゴシゴシ洗うと靴下の裏側の汚れもパンツの裾の汚れも綺麗になった。

何にも考えずに台所に立つ。お昼ご飯の準備をしておこうとぽんぽん土鍋に食材を放り込む。切り昆布、鰹節、干し椎茸、干し大根の皮、この辺りがいつもの定番の出汁要員。干し大根の皮は香りがものすごくいい。保存している瓶を開けるたびに少し辛みのある香ばしい香りが広がりわたしを楽しませてくれる。何度もくんくんして香りを楽しみたい。干していたえのきの様子を確認する。見た目はいい感じだけれどまだ少しだけしっとりしている。もう少しからからに乾かしておいたほうがいいかなと思った。こういった勘も当たる時と当たらない時とある。何度か失敗したらよく分かってくる。

鉄瓶に湯を沸かす。玄米コーヒーを買ったので飲んでいる。真っ黒さらさらの見た目はココアのようなチョコレートのような。香りはものすごく香ばしい。小さじ1杯くらいをカップに入れてお湯で解かし豆乳で割っている。コーヒーと言われればコーヒーのような不思議な感覚になる。最初はこの香ばしすぎるというか焦げているような雰囲気にちょっとびっくりしてしまったけれど、少しずつ慣れてきた。番茶は安定の味でほっとわたしを包んでくれる。

昨日はぬか床のお手伝いを忘れていた。いつも見えるところに置いているのに昨日はなんだかぬか床の声に耳を傾けることができなかった。ごめんと蓋を開けてみると一面真っ白。これは酸膜酵母というものらしく、かき混ぜをおこたったり、ぬか床に水分が多かったり塩分が少なかったりすると起きる現象のようだ。近ごろ食べたい気持ちに任せてぬか漬けを漬けまくっていた。白くなった部分をスプーンで取りのぞき、漬けていたにんじんとごぼうも全部出した。ぬか床のぬかを少し食べてみる。塩気がほとんどない。毎日毎日たくさん野菜を漬けていたのでぬか床も疲れてしまっているように感じた。新しいぬかと塩、切り昆布と唐辛子を足してよく混ぜて様子を見ることにする。

お昼ご飯はサイコロカットの野菜のお味噌汁を麦味噌で。麦麹にタイミングよく出会えず麦味噌は作ることができなかった。一番好きな味噌だから来年はきっときっと仕込んでみたい。ごま塩がなくなったのでご飯にはたっぷりの黒ごまをかけて食べる。あっさりと美味しい。ごぼうとにんじんのぬか漬け、梅干し、塩揉みしておいた大根の間引き菜みたいな子ものっけた。ごぼうのぬか漬けが想像以上に好みだった。ぬか床が元気になったらまたごぼうを漬けたい。

コインランドリーへ向かう。もう自転車を使わなくなったのでジュートのエコバッグパンパンに洗濯物を詰め込み肩にかけて歩いて向かう。欲張ってついでに洗濯したものもあるのでずっしり重い。乾いたら少し軽くなるだろうか。傘もさしているから歩きにくかった。
コインランドリーはすごく不思議な場所だなと思う。いつもここで仕事したらはかどりそうだなと思う。なんでそう思うのかは分からない。眠るにはにぎやかすぎるけれど仕事をするにはちょうど良い感じ。30分ほど乾燥機をかけて椅子に座る。温め直してきた番茶をお腹に乗せる。今日はちょっとお腹が痛い。番茶を飲むと喉を通ってお腹に温かさが届いていくのが分かった。じんわりと番茶が体の中に広がって腹痛も少し良くなってきた。お腹が冷えていたんだね、ごめんね。
30分てほんとうあっという間だ。endの表示にさみしさを感じる。乾燥機を開ける瞬間が楽しいんだ。ふわんと温かい空気が顔にかかる。そういえば洗濯洗剤を替えてから初めての乾燥機かもしれない。洗剤の香りはほとんどなくてでもちゃんとふんわりと乾いた洗濯物を取り出していく。乾燥機のふわとぅるの仕上がりが好きだ。分厚いスウェットパンツのポケットの部分とパンツのウエスト部分、靴下はあともう少し乾いていなかったから部屋に戻って干しておけばいいだろう。広い台の上に乾いた洗濯物を広げて簡単に畳んでいく。畳んだ洗濯物を袋に戻してさあ帰ろう。乾いた洗濯物はやっぱりちょっと軽くなっていた。神社の前の道を通る。雨の中桜がきれいに咲いている。七分咲きくらい。家の近くのコンビニに寄ってホットコーヒーとホイップ入りのあんぱんを買った。洗濯物を振り分けたら休憩。コーヒーには豆乳を入れる。今日は図書館に行かずに縫い物を進めよう。今週はなんだか机に向かって集中できそうもないから興味の向くままに思いついたことをどんどんやっていくことにした。

ピクニックマットと同じ生地で大豆カイロのカバーとクッションカバーを縫っていく。大豆カイロのほうはあともう少しのところだったのですぐに出来上がった。やっぱり手縫いはいいな。自分で生地を織るところからやってみたいと思い始める。なんなら糸から自分で紡いでみたい。全部自分で作るとよくよく分かるだろうな。クッションカバーも大豆カイロと同じように少し重なりをつけただけの簡単な仕様にして作っていく。狭い台所の床にペタッと座ってひと針ずつ縫っていく。

きりのいいところで手を止めて夕飯にする。お昼のお味噌汁にひよこ豆のカレー粉を足して温める。よもぎ入りの玄米餅をひとつ焼いてお味噌汁の中に入れて食べる。寺田本家のニコニコにっごりというとろとろのお酒をちびちびと飲んでいる。マッコリに近いという説明書きに惹かれて買った。お酒を飲んでいる感覚はほとんどなくてとろりと甘酒のような甘みがある。甘酒よりも甘みがくどくないので飲み口はすっきりしていてすごく気に入ってしまった。また見つけたら時々買ってみたくなった。少しずつ飲んで明日で終わりかな。瓶はもちろん取っておこう。

今日の最後に絵を描いていく。机に向かう緊張感は近ごろ感じなくなってすっと素直に紙に向かう。最後の紙に出雲民藝館のアプローチの風景を描く。写真の日付をみると2018年8月21日。6年前に訪れた夏の出雲民藝館。民藝館自体も面白かったけれど、まず民藝館の入り口までの道がすごかった。夏の濃い空の色と木々の緑、建物の色やオレンジの瓦の美しさに一気に引き込まれたことを思い出す。両親と行った楽しい思い出もよみがえった。夏の空気を出そうと夢中になっていたら2時間があっという間に過ぎていた。大胆に黒で描いた柳がいい雰囲気になった気がする。満足して手を洗った。力が入っていたのか左手が少し痛い。心地よい疲労感が体中にはしる。明日もう少し直して完成としよう。

明日はまた新しい紙が届く。フキサチーフも新しいものを買ってきたい。絵を描くことがわたしの生活の一部になってきていることが嬉しくてたまらない。体と心が描いてよと求めてくるようになってきた気がする。描いていないとむずむずする。思い出を写真におさめるだけじゃあ物足りない。指を使って色をこすりつけて描いていく。空気を風を思い出しながら描く。思い出を紙に定着させていく。わたしはただ絵を描くことが大好きだったのだということをだんだん思い出してきている。

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