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日記 2023.11.18(土)

6時ごろ目が覚める。自然に早起きできた。深刻に考えすぎないことが必要。「まあいいや」を唱えて前を向いて、あたらしい朝の明るさを素直に受け入れる。

昨日は日課をすっかり休んでしまった。ただただ料理をつくって、美味しい美味しいと食べた。お風呂に入って明かりを消して、クマをぎゅっと抱いて寝た。

美味しすぎたグラノーラは今朝でおしまい。材料はそろっているのでまた新しく作ろう。グラノーラを作った日は、台所がしばらくの間甘い香りに包まれてうれしい。外へ出て帰ってくると、お菓子屋さんに来たような気持ちになる。いつもはコーヒースタンドの香りの我が家。コーヒースタンド屋さん、焼き菓子も売り始めたのかななどと妄想しながら家の中に入ると少しだけわくわくする。家の中の雰囲気は香りひとつでもまったく違うものになる。

布団を干して、朝から少し外へ出て歩いた。気持ちのよい朝がわたしを元気にしてくれる。コーヒーを飲んだり、フリマサイトへ商品を出品したりして午前中は過ごした。使わなくなってしまったけれどまだ使えるから、と置いていたものたち。今必要としている人がいて、その人の元へ渡っていく過程が気持ちがよい。もう出品するものはないかな、と思っていても絞り出せばまだまだ出品できそうなものが出てくる。フリマサイトを始めるようになってから、手放すことをよりためらわなくできるようになってきた。
わたしは売るのも買うのもどちらも利用しているフリマサイト。こちらで購入した「ごみを出さない気持ちのいい暮らし」という本が届いていた。みんなの気持ちのよい暮らしの方法が載っているその本を開いてみる。ごみを出さないと言っても、方法はさまざま。生活スタイルや環境によって、出来ること、できないことは変わってくるのだ。共通しているのは、無理なく楽しいと思えるから続けているということ。そうなんだ、ごみを出さないことを考えること自体が楽しいし、考え続けることが面白いのだ。ものすごく共感した。本を読みながらみなさんのアイデアを元に、やってみたいことを実践してみよう。

昼ごはんはにんじんとカブとオートミールの汁。オートミールの汁のとろとろ、あつあつが温まる。お昼を食べて少しだけ横になったけれど、むくっと起き上がって「ごみを出さない気持ちのいい暮らし」を読んで、グラノーラを作った。ココナッツオイル、アガベシロップ、カレンツ、ナッツ、シナモン、と定番の味で作ったのだが、今回は厚めに広げて冷ましてみた。そうすると大きなかたまりになって割れ、ザクザククッキーのようになった。これぞお店屋さんのグラノーラだと思ってうれしい。シロップとココナッツオイルを煮詰める時間も少し長めにしたのもよかったのかもしれない。カレンツは今回の分でなくなったので、次はどんなドライフルーツを買ってこようかな。ついでにオートミールクッキーも作った。オイルの部分を少し水に替えて作ってみたら、また少し違った食感になった。ココナッツファインを入れて作ってみたいなと思う。

そんなことをしていたらもう夕飯の時間。つまみ食いばかりしていたのでお腹が空いていない。ということで夕飯の下準備として、こんにゃくと鳥ささみを塩麹に漬けておいて、フリマサイトの出荷をし、日課を先に済ますことにした。絵はどんどんと良い雰囲気になっている。作業用の机の上にずっと出しっぱなしなのだけれど、視界に入るたびに嬉しくて笑顔になる。自分で描いていながらも完成が楽しみで仕方ない。
ピアノの練習、最近楽譜をみないで耳で聞き取って弾いてみている。正解と思われる音を見つけるとすごく嬉しいのだ。流れてくるリズムに合わせて、弾きたい曲の音符をたたくとカラダが喜んで自然と踊り出す。もちろん片手で弾くだけなのだが、音楽の楽しさはそれでも分かる。カラダ全体で楽しむことができて楽しい。早く実家に帰って本物のピアノの鍵盤を弾いてみたい。

夕飯はこんにゃくを甘辛く炒めて、わさびをつけたものと、お昼の汁の残りに鳥ささみ、味噌とバターを少し足したものを食べた。味噌と自家製バターの味なのかお昼に食べた汁よりもとてもおいしかった。鳥ささみもふわふわだった。
やっぱり自家製バターの調子がすごくいいようだ。昨日もシチューを作る際に使ったらすごく美味しくできた。味噌もいつか自分で作ってみたい。きっと毎日の味噌汁がもっと特別に美味しく感じるようになると思うのだ。

今日も自分の作った食事を食べて生きることができた。決してお料理は得意ではないし、レパートリーもほとんどないし、ほかの人が食べたら美味しくないのかもしれない。わたしが毎日自炊をするようになったのはほんとうにごく最近のこと。それでもわたしは自分の作った料理に大変に満足して、食べ終わる頃にはあぁ美味しかった、と言っている。
自分のために食事を作り、自分の作ったものを食べる。小さな部屋の小さな台所でも自分を喜ばせて、元気づけることはできる。前を向き、進み続けるために、毎日自分の作ったご飯を食べて生きていこう。

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