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「おさらい」=新型コロナウイルス         

上久保教授と井上教授の本から


上久保教授や井上教授の本を読んでの新型コロナウイルスに関するコメント
 私が2021年1月に書いたものです。備忘録です。まだ日本ではワクチンはしていません。この時期はウイルスのことでテレビや新聞がダイヤモンド・プリンセス号寄港で連日煽っていました。

新しいことは何もありません。「おさらい」の意味で読んでみて下さい。


【「集団免疫とは何か」】をグーグルで検索すると沢山出てくるが、奥村教授の12月21日の記事「日本でも集団免疫はあるといっていい」はヤフーで削除されている。ヤフーは「集団免疫説」に関して非常に敏感になっている、上久保教授の動画も削除されている。

WHOのテドロスは集団免疫を「不道徳」という。どうして主流のメディアや主流の国・世界を動かしている人たちはこうも敏感に「集団免疫」を否定、否定するだけならまだしも、妨害してこの説が一般に広まらないようにしている異常な状態だ。

「集団免疫」=ワクチンであるなら誰が利益を得るのだろうか?またワクチン普及に導いた貢献者も何らかのおこぼれがあるのだろうかと勘ぐってしまう。
 
なぜ専門家にとって「集団免疫」はアンタッチャブルなのか調べてみました。

集団免疫を獲得する方法は2つあります。①自然免疫 ②ワクチンです。しかし主流派の専門家は集団免疫とはワクチンでのみ可能だという概念からフレキシブルな自然な形での形成はありえないというスタンスです。

危険です、不道徳です。自然に獲得する「集団免疫」では対策なしで何もしないということですが、重症者や死者が多数出ることを意味しています。それではこの未知の新型コロナウイルスではどんな対策があるのでしょうか?そしてそれは有効なのでしょうか?現在有効な治療法はありません。2020年ではワクチンも開発されていません。

集団免疫を自然に獲得しようという試みでも何もしないというわけではないのです。手洗い・消毒は必須です。開発されたワクチンが有効かまたひどい副作用があるかないか不明ですが、2020年では自然の形であってもワクチンの開発を待つ態勢であっても、どっちみち治療法がないのですから同じことであったと思います。

ここで2020年の問題はロックダウンや隔離をしてワクチンを待つ、ことは経済を完全に無視するしかないという立場です。集団免疫獲得自然派は経済を今までどおりに動かし、多くの人が抗体を自然に持つことにより集団免疫を獲得する。

纏めると自然派は経済が活きるが感染者が重症・死亡する。非人道的?だ。ワクチン派はロックダウン・隔離により経済はアウトだが重症・死者数は救えると主張している。果たしてロックダウン・隔離の結果、9700万人が感染し200万人が死亡で救えたと言えるのだろうか。

ちなみにスウェーデン政府は「集団免疫」を獲得するための政策ではないし、ロックダウンや隔離の有効性のエビデンスはない結果、他の国と違う対策をしていると述べている。
 
集団免疫=ワクチンである。集団免疫=必ずしもワクチンである必要はない。抗体が存在すれば免疫がある。しかし免疫の持続期間が新型では短いと言われてきたが新しい研究では8ヶ月はあるようです―米国ラホヤ研究所「サイエンス」誌2021年1月。自然に感染して免疫記憶が形成されてもワクチンであっても免疫の持続は続くと集団免疫の実現に有効となる兆しが見えた、と言う。

【今の研究では8カ月は過剰評価だ、だから確かブースター接種を三カ月ごとに打った。結局何もよく分かっていないが市場に出して人体実験で結果を収集している】。
 
ここで「集団免疫」の上久保教授の説は、他の専門家が考えるような「集団免疫説」ではなく、日本の特殊性を考慮するべきだと思う。上久保教授や井上教授などまた他の集団免疫を推す専門家は「集団免疫」とは何かがわかっていて、敢えて日本に導入するべきだと言っているのであって、一般の「集団免疫説」ではなく「日本の集団免疫説」である。

特に日本人の専門家は日本語で読めるのに関わらず、読まずにいきなり「集団免疫、ダメ、危険だ」で全く勉強していないのであろう。こういう人たちが今の日本政府に医学的なアドバイスをして政治家は政治的に対策を練っている。どこか間違っている方向に連れて行かれていると感じるのです。

 
一般の概念の集団免疫とはナショナル・ジオグラフィックのウェッブ版にいい説明があるので見てみよう。

「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染で収束の鍵を握るのは集団免疫の獲得だ。集団において高い抗体保有率が達成されれば、病原体が侵入し感染症が伝播することを防止でき、感染者も感染から保護される。この状態が「集団免疫」だ。

集団免疫を獲得するために最も手っ取り早く確実なのはワクチンだ。ワクチンを接種した人はその疾患に対する免疫が備わるので、発症や重症化を予防できる。多数の人が免疫を獲得すれば、社会全体として感染が連鎖するリスクを低減させられる。
 
集団免疫を獲得するために達成すべき集団内の抗体保有者の割合は、集団免疫の閾値(H)と呼ばれる。ワクチンの予防接種率と考えてもよい。

疾患を起こす病原体の感染力によって決まってくるもので、基本再生産数(通常は2次感染者数、Roアールノート)から導かれる。

基本再生産数とは、集団にいる全ての人間が感染症にかかる可能性のある(感受性者)状態で、1人の患者が何人に感染させ得るかを示す数字である。

感染者数は、Ro<1であれば減少し、Ro>1であれば増加する。RoからH=(1-1/Ro)×100%という式で、集団免疫閾値を算出する。

米国疾病予防管理センター(CDC)によれば、麻疹の場合、Roは12~18、集団免疫に必要な予防接種率は92~94%と高い。ポリオや天然痘などはRoが5~7、Hは80~86%必要とされる。

ワクチンが存在しない状態でも、集団内で感染し回復した多数の人が抗体を保有し、免疫を獲得した状態になれば、集団免疫は達成できる。

SARS-CoV-2の場合、集団免疫閾値は65~70%ではないかとする、WHOの見解が報じられている。
 
ワクチンが出来ても接種の副作用が怖いので打たないという人が多いが、コロナの閾値65~70に達しないと集団免疫は達成されないことになる。例えば日本で30%の人だけが接種したなら集団免疫がない状態なのである。
 
 
それでは「日本流の集団免疫説」とは何か?どこが外国と違うのか?を考えて見たい。

新型コロナウイルスは、ご存知のように突然変異が激しく6000種ぐらいの変異があるという(井上教授)。現代栄養学もそうだがこの栄養学はヨーロッパの北の白人種のための栄養学であるが、それを何も吟味しないで100%アジア人である日本人に受け入れさせようとすると問題があると思わないのだろうか。

例えば牛乳。3歳を過ぎるとヒトは牛乳分解の酵素はなくなってしまう。白人種は3割ほど成人でも維持しているという。それを牛乳はカルシウムが摂れて骨を強くするなどと栄養士が給食にまで導入して病気を増やしている。

牛乳を摂る人種の骨折率は摂らない人種より多い、また男性は前立腺がん、女性は乳がんのリスクは高くなる。新型コロナウイルスのワクチンの治験も殆んど白人種であってアジア人は非常に少ないらしい。

この点は日本政府も十分理解している。現在の日本の陽性者状況では欧米と比較して逼迫した状況ではないので他国の接種状況・副作用状況を吟味して接種するべきだ。
 
現段階のワクチンの副作用状況を見ると、死者数も記録されている。内容は高齢者が多く、また基礎疾患がある人たちが重篤な副作用の影響を受けているという。

治験は50歳代までの男女を中心に行っているらしい。ということは新型コロナの感染者と全く同じではないか、死者・重症者に関しては高齢者がコロナ感染者の多くを占め、ワクチンでも同様である。これでは本当に接種する意味があるのだろうか。

特に今の日本の状況では打たない方がリスクは小さい気がする。特にmRNA遺伝子を使用したワクチンは体内で被接種者の遺伝子にどう影響するか不明である。それが10年後に現れるか20年後か全く不明である。

特に生殖細胞に影響を与える可能性もあると、懸念もある。若い人は先があるのでこれから5年、10年、30年先に出現するかもしれない副作用を考えて判断すれば良いし、もともと感染リスクが低いので打つ必要がないのかもしれない。

それでは先のない高齢者に接種してもらうしかない。彼らは20年後、30年後はこの世にいないのだから心配ない。しかし、高齢者はワクチンの恩恵を受けずに接種してすぐに副作用で死んでしまったら、何のためのワクチンであったのだろうか、ということになる。
 
話を戻して、日本では「神風」が吹いたのです。上久保教授はインフルエンザ流行曲線をつかい日本に2020年冬に入国した変異ウイルスをS型とK型と呼び、この2つが入国して感染が流行したときはインフルエンザ曲線はS型のときに1回大きく下がって、2回目K型が入ったときにもインフルエンザは落ち込んでいます、と説明。

S型は弱毒です。Kも弱毒なのですが中和抗体をつくれる弱毒でこの2つの新型コロナウイルスが順序良く入国したのが大変重要なポイントです、と述べている。

これによりG型の強毒ウイルスが入国してもS型、K型で抗体が形成されているのでサイトカインストームがなく重症者・死亡者が少なく、そして現在も他の諸国と比較しても圧倒的に少ない。

井上教授はさらに既に日本および東アジアでは土着のコロナウイルスが、毎年冬になると流行していたので体は訓練されていると説明しています。

またHLA(Human Leukocyte Antigen ヒト白血球抗原)― 人種によって感染症に免疫があるかどうかの問題。日本株のBCGも関係あるかもしれません。ということで日本の特殊事情は危険ではないのです。

たまたま「未知のウイルス」に対策もとれず、これは政治家を非難しているのではなく、もたもた後手に回っていた日本政府ですが、オリンピックや習近平の来日のために決断が遅れたのが幸いしてS型のあとにK型が入国したのです。

K型なしではダメです。SとKが2つ順序良く入国したのが良かったのです。欧米などではS型のあとKが入らなかったのでADE(抗体依存性感染増強)現象で重症者・死者が続出した。日本は感染を放置して集団免疫を獲得したのではなく、自然に確立したのです。

上久保先生は、ですから自粛などせず普段と同じように経済も社会も動かせば良いと述べています。また新型コロナウイルスの抗体期間が短いので普通の生活をしてウイルスへの曝露することにより、抗体を維持できると言っています。

その結果、政治家は経済も動かすことが出来るならとGoToキャンペーンを導入したのです。

しかし主流派の専門家は「日本流集団免疫説」を読んでいません(西浦教授に厚労省を経由して論文を送り共同研究の提案をしましたがその後はなしのつぶて)。読んでいないから同じ土俵に上り議論ができない。

ただ無視するのみ。またマスコミの反安倍キャンペーンで、とにかく安倍のやることは全て失敗だと責任問題化しようとする非建設的な環境が有効な対策を見出せずに無知な国民を煽り恐怖心を招く結果となっています。
 
井上先生も上久保先生もスウェーデンでも全く国民を放置して対策を立てないというのではなく、既往症のある人や高齢者は特にケアが必要だと述べています。

ちなみに1月11日までに死亡した4114人中、80歳以上が2110人、基礎疾患がある人の内訳は腎機能障害が約50%、心疾患、脳血管障害が40%前後、慢性肺炎、がん、糖尿病、肝疾患が4人に1人以上。

基礎疾患がない場合の死亡率は高齢者も含め1割も満たない―国立国際医療研究センターと新聞のコラム欄に記載アリ。

健常者は普通に働いて経済を動かす。これで医療も経済も社会もこの厳しい環境で維持することができるのが「日本流の集団免疫」です。
 
上久保教授は、「理論疫学者、世界中の学者(クラスター班の西浦正教授も含め)R0を2.5として計算しています。それは間違いです、それはなぜかと言うと、既に感染していることに気付かずに、今、これから上陸してくると思ったからです。

しかし、何度も申し上げているようにそうじゃない。新型コロナと名付けると特別な存在と思ってしまいますが、そもそもコロナウイルスなのです。変異が入っているだけです。感染力が非常に強いのでクラスター追跡で感染を防ぐなんて不可能なのです。

また、Ro値の間違いだけでなく、それに先立つS型とK型の流行に気付いておられなかった。

8割以上の感染者が誰にも移していないというのは、その周囲の人たちには免疫があったからだと考えるのが免疫学の常識です。他に考えようがない」と『ここまでわかった新型コロナ』で述べています。
 
ちなみにスウェーデン流はマスコミやWHOをはじめ主流派の間違った情報により「集団免疫」は失敗したと伝わっていますが真相はこうです。

まず、スウェーデン政府は、前述であるが、「集団免疫」形成のための対策だとは公式に述べていない。ただ、治療法やワクチンなどがない状況では経済も動かしながら健常者・免疫強者に経済で頑張ってほしいという政策を実行しただけです。

学校も休校なし、飲食店も通常通りの営業です。国王の発言を含めての政府の反省は「もう少し医療を高齢者に向けておくべきだった」高齢者施設でのクラスターに対する反省です。

また、ロックダウンは今もなく、ソーシャルディスタンシングや手洗いの遵守は奨励されている(マスクは奨励されているわけではない)。
 
スウェーデンは、1992年の「エーデル改革」により医療と介護の機能分担と連携が図られ、介護施設の管理が市町村等の自治体に委ねられ、医師の関与が不足するようになり、医療が手薄になった。

更に、介護施設の多くは民営化されて外国資本などに運営され、スタッフは低賃金の移民労働者が占めていると言われている。構造的な弱さがコロナ禍をきっかけに露呈したわけだ。―ナショナル・ジオグラフィック誌より。
 
今回の新型コロナウイルスに対する政府・医者による分科会の対応の問題点

*PCR検査への盲信
*PCR検査のCT値の高さ45.一般的な数字は世界標準で32ぐらいと言うが日本だけは45である。高いと陽性者が多くなる。
*陽性者と感染者の間違いをマスコミがばら撒いているが責任者は誰も正さない。意図的である?!
*現在の日本の状況ではこの感染症の分類を2類から5類に格下げするのが妥当。医療崩壊も起きないし、インフルエンザ並みの処置を各クリニックですれば良い。
*各業界に自粛を要請して来たならこれからは医師の適正な需要配分について医師会と連携して行うことにより医療崩壊が防げる。大反対に遭うと思うけど皆好んで自粛している人はいないと思う。
 
新型コロナ研究に関するキーワード
上久保・京大教授、井上・大阪市大教授、奥村康・順天堂大学教授、村上康文・東京理科大学教授、 集団免疫

最後に免疫力が病気になるかを左右するなら如何にしてその力を強めるかを調べて見ました。
 
免疫力UP!
*動物性食品の量を減らす=燃焼カス産生を避ける=浄血=血を汚さない=腸造血説=健全な細胞{腸の健康=免疫の70%は、腸に存在}⇒欧米人とアジア人の感染数を見よ。それでも食べたいなら魚を食べよ、肉は1月に1回。
 
*よく噛むこと{一口30回}腹八分目
唾液を出す-{IgA抗体、リゾチーム、ラクトフェリン、消化酵素(カタラーゼ、SOD, ペルオキシダーゼ―活性酸素をやっつける)}。
 
*十分な睡眠。
 
*少食・摂取カロリーの制限{内臓を休ませる}。
 
*発酵食品を摂る{ぬか漬け、キムチ、みそ、納豆、醤油、植物性ヨーグルト}。
 
*適度な運動{散歩からスタート}。
 
*前向きな生き方{ストレス解消}。
 
*太陽に当たりビタミンDを産生する。無理ならサプリメントで摂取。牡蠣などの亜鉛含有の食品を摂る。
 
*精製食品、加工食品、甘いものは控える。
 
*体を冷やさない、{冷たい飲食物NG}。
 
*マスク着用時の口呼吸に注意。鼻と違い口には防御システムはない。
 帰宅したら塩水でうがいと共に鼻も洗う。塩の殺菌力は強い。
 
*個室のトイレに注意。ウイルスに感染した先客のあとに個室を使ったなら便器、ドアノブや個室内の空気中(空気感染ではないが。。。)から感染する可能性あり。PCR検査を個別にしないで地域の下水道から感染率を調べることが出来る。感染者が多い地域での下水道は便からのウイルスが多い。
 
免疫力を強化して新型コロナに打ち勝とう!!!
三密を避ける、マスク着用、手洗い・消毒の励行、どれも結構です。しかし「専守防衛」では戦車というウイルスに鉄砲で戦っているみたいです。ウイルスは存在するところには存在し、侵入してきます。大きさは0.1μメートル、マスクの穴は5マイクロmです。50分の1なのです。

侵入されないように警戒、侵入されたら免疫で戦う、これは人類が何億年という歴史のなかでウイルスと共存してきた証です。これから無菌室で一生、生きて行こうなどと思わないで、体に侵入されたら戦うのです。

免疫の弱い人の祖先は淘汰されて存在しないのです。侵入されないのが大事ですが日本には既に「集団免疫」が形成されていると(京大・上久保靖彦教授)言います。免疫を廃らせないで自分の免疫力で勝負する。それには時々ウイルスに曝露して「小さな戦い」をしておく必要があります。

ちょっと頭が痛い、熱がある、鼻水がでる、喉が少し痛い程度で済ませておくと強いウイルスに侵入されても体は戦い方を覚えていて撃退してくれます。家にこもってウイルス曝露から隔離されると反対の結果になる場合があり、劇症化し重症になるリスクも出てきます。

教授は普段通りの生活が必要である、と既に春に主張しています。(またインフルエンザと新型コロナの爆発的同時発生はあり得ない、どちらかが発生するとも述べています)。上記の健康法はマクロビオティック的健康法と「ここまでわかった新型コロナ」上久保靖彦著を参考にしました。

 
また、井上正康教授は「3密回避」は関係ない、「ヒト→ヒト」ではなく「ヒト→モノ→ヒト」であると述べている。マスクやフェースシェード、飲食店のテーブルのプラスティックのボードもウイルスの特性からしたら大した意味はない。

世界一密度が高い電車やバスなどの乗り物で感染者がないのは「密」は関係していないと、また人口密度の高い国=感染者が多いわけでもないと言う。
結局、免疫力と言うのが正しい。もっと免疫力強化について大衆を啓蒙するのが大切だと思う。  
 
以上です。2021年1月25日 秋山敏夫                 
 

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