社交ダンスは認知症予防NO.1のスポーツ
癌について言えばアメリカの有名な疫学者は1981年に画期的な報告をしています。食事は35%、タバコは30%、感染は10%の危険要素としています。
「人は食べたものがあなた自身だ」という言葉があります。
「You are what you eat.」という有名な言葉もあります。食べたものがあなたの全ての内面的・外面的健康を表している。ということで食事には気をつけなければいけないのですが一般大衆は気にしないで加工食品を喜んで食している。
学校でも「食育」とか習っているようだが、何しろ栄養士の力が弱いので問題にならない。医師が本気にならない限り食べ物が健康に影響しているなど誰も考えない。昔は親から親へと伝えられるものがあったのだが核家族化してしまうとそれも無理。
栄養士の仕事は端的に何かというと栄養・食べ物が健康に影響するという学問だから、もっと発言してもいいはずだが、隅っこの方で黙っている。医者は病気と薬について学んでいるだけだが健康に関する本を出版するのは医者が多い。
一部の医者は医学教育以外の健康に興味があるのだと思う。普通の頭を持っていれば症状を消すのが医学だとは思わないはずだ。こんなはずじゃなかったと後悔しているのかも知れない。
根本治療だと思って医学部に進んで皆を健康にすると意気込んだが、病気について学んでそれに対する特許権のある化学合成薬を処方する。病人は高血圧、コレステロール、糖尿病でも治せないで薬を死ぬまで飲み続けなければいけない。製薬会社に支配されている構図。
あるいは今回のワクチンでも言えるが医学部で習ったことが絶対であって他の治療法など眼中にない。他は皆似非医学だと洗脳された結果ワクチンしか治療法はないとワクチンン後遺症が続々と出ているのにまだワクチン教から離れられない。
ワクチン推進者に注意喚起したいことは、ワクチンで死亡や重い後遺症になってしまった人たちの存在を知って欲しい。彼らは打つ前は病人ではなかった。病気を治してもらうために医者に会いに行ったのではない。
全くの健康人であったという事実。それが打ったことで予期しない事態になってしまった。普通ならこのワクチンを止めて原因を調べるのが今までの日本人のやり方だった。今回はどうしたのだ?
しかし、病人が減ったかというと全く減っていない。癌もタバコが問題、副次煙が問題と騒いでいたが、今の日本は肺癌は増加の傾向。タバコ飲みは10%ぐらいにも関わらず。結局タバコと肺癌は勇み足であったのだ。それより今消毒液の第4級アンモニウム塩が肺気腫の真犯人だという研究結果が出て来ている。これはマスコミが黙り込んでいる。
経口であれば体の中で肝臓が解毒をしてくれるかも知れない。しかし、消毒液をシュッーと自分の手にかけた時に空気中にも気化する消毒液は肺から吸い込むと直接的に肺を攻撃する。その室内にいる人間を攻撃する。こういうことを一般大衆に注意・喚起しなければいけない人、組織はいるはずだが黙っている。
世の中はしがらみで動いていることは分かっているが、人間関係が人の健康とか命に係わる事であれば、黙っていて良いのだろうか。声を上げなくても許されるのであろうか。
新聞でもアメリカの有名なワクチンのメーカーが1ページを使い全面的にワクチンの宣伝をしたのをここ1週間の間に2回見ている。これで新聞社はまともな中立的な報道が出来るのだろうか。
次回も使ってくれるかも知れない紙面を考えたら新聞社がどのように出るかを読者は深く考える必要がある。新聞社でなく広告会社。放送局ではなく電波使用の宣伝・広告会社だ。
彼らの報道を懐疑心を持って接しないと皆騙されてしまう。
別に広告会社が悪いと言っているのではない。宣伝や広告は「良いこと」しか言わないと人々は理解している。報道関係や或いは行政当局はもっと中立性が要求される組織だからそのようになるべきだと言っているに過ぎないので誤解が無いように。
イントロが長くなってしまいましたが、ここからが本題。
日本人の寿命は他の地域の人々と比べても長いのですが、健康寿命の方が確か7~10年ぐらいで日本人よりもっと長い人たちがいる。結局長生きしても人生の晩年の10年近くを病気で過ごす、特に女性の場合長い。寝たきりで過ごす。こういうのは誰も好かない。ピンコロで昨日まで元気だったという死に方ではないのですね。
肉体的にも衰える。それに加えて認知症、アルツハイマー病。前にもどっかで書いたと思うが、運動は認知症に良いという。「脳を鍛えるには運動しかない」という本もあります。
運動を週に2回すれば認知症になる確率を半分に出来るとか目次にも書いてあります。ジョン・レイティというアメリカの医学博士でその他の健康に関する本も翻訳されています。横浜市立の図書館にもあります。
運動というと、社交ダンスは2003年にアルバート・アインシュタイン医科大学の研究論文。ちょっと古いですが、有名なニューイングランド医学誌に認知症になるリスクを軽減するにはどうしたら良いか、という研究です。
リスクを軽減するのは、読書は35%、サイクリング・水泳は0%、週に少なくとも4日のクロスワードパズルは47%、ゴルフは0%、最後にダンスを頻繁にする人は76%リスクを減らすという研究結果でした。「頻繁」とは英語で言えば[OFTEN]と思うので60%ぐらいの確率でなら1週間に4回ぐいダンスするのが良い。
75歳以上の男女を21年間に渡って研究した結果です。男性よりも女性の方がメリットはあるそうです。ダンスでいつものルーティン、お決まりの型にはまった踊りはいけません。
女性はフォロワーですので男性のリードを感じて即座に反応する。これが大脳皮質や海馬のシナプスを非常に活発にするそうです。この「とっさの反応」は脳が情報を即座に決定する。この動作が非常に重要なのです。
男性はいつものルーティンではなく自分たちの進行方向を他の組に阻まれたら「咄嗟に他の迂回」のフィガーで動くことで脳を瞬間的に活発にする。ダンスは360度を「壁斜め」「中央」「LODに面して」とか8つに分けていますのでどの方向にも動けるはずです。
そのフィガーを咄嗟に使えるかどうかです。ぶつからないように止まるのも一つの方法ですが避けるフィガー、例えばトラベリング・コントラとかランニング・シャッセなどで避けるとか、ウイスクして他の組が退くのを待つか、コントラでもするとか、ピボットして方向を変えるとか、シャッセto ライトで迂回もあるはずです。
それは男性次第です。頑張ってください。音楽はそこに流れているのです。身体のどこでも良いから動かし音楽表現をする必要がある、それは男性の役目。大変な任務なのです。
音楽を聴く、音楽を演奏する、歌を歌うなど音楽に関係すると長生きするみたいな関係があるのかも知れません。20年程前に世界中で流行ったブエナ・ビスタ・ソーシャル・クラブ。キューバのかって人気者だった音楽家を改めて探し当てたオランダ人のライ・クーダ。
今は女性のオマーラ・ポルテウンドしか健在でないがリバイバルでブエナビスタの時代になった時でもコンパイ・セグンドやルーベン・ゴンザレスなどは既に90歳ぐらいだった。
認知予防には関しては、競技ダンスは踊る順番も申し合わせで事前に決めてあるのであまり効果がないのではないか、これはデモやサークルの仲間同士でいつものルーティンを踊るのも同じで社交ダンス程は恩恵はないと思う。
社交ダンスのパーティに行き不特定多数の人との色々な踊り方、アマルガメーションなど、10人いたら10通りの踊りがあるのですから女性は大変です。感心します。どうしたらあのようにフォロー出来るのかと。
それには「察する」ということ。察しても事前に動いてはいけない。でもコンタクトしている男性の動きを察して一瞬の動きが出来る、というのは練習というか訓練なのでしょうか。この「コンタクトする」というのが社交ダンサーの最大の武器です。
現実では社交ダンスはコンタクトしない踊り手が沢山います。これでは認知症予防の効果ない。コンタクトからの一瞬の動きで脳が閃いた結果が女性のフォローです。こういう「武器」があるにも関わらず使わないのはもったいないですね。
手のコンタクト、ボディのコンタクトー軽くボディが触れているくらい。教科書にはないけど脚のコンタクト。このコンタクトに反応して一瞬の動きを作る。時々、次のフィガーの変更などを一瞬でも迷うと女性に分かってしまい、迷惑をかけてしまうことはよくありますね。
女性が反応してくれると男性にとって「重くない女性」になります。自分の体重も入れたら100キロぐらいの二人の体重を一人で動かすのはきついです。察して女性も重心を同じ進行方向に動かす、全部の動きが「連れてって!」じゃ男性は大変。
前進の動きは、男女関係なく前進者が推進力を作る、と決まっている訳ですが、これも男性がコンタクトによりボディと膝の動き?で女性に後退するからと伝えたら、女性は勢いよく踵から着床してつま先を乗り越える勢いで前進する。その勢いはお相手の肩の上方に抜けると言われています。
この動きの速度が同調すると「相性が合う」ダンサーとめぐり合った訳であるが、残念ながらめったにいない。
ぶつかるのを気にしている人もいますが、ダンスは右・右でボディコンタクトしている。それに加えてダンスそのものが正対して踊るものではない。上体が左右どっちか斜めになっている。特にスローなどは典型的。
だから自分の前に遠慮がちにステップする人が多いがこれでは「歩くダンス」になってしまう。お相手の骨盤の下にステップする。重心を下げて、重心を下げるということは軸足の膝は緩んでいる必要がある。
これはダンスの動きとしては基本中の基本。出来るなら歩くより速いスピードでダンスをする。足腰の運動にもなる。散歩は健康に良い、しかし、速歩はなお健康に良い、と同じです。
上体が動けば人間の動作は自然にその動きが下肢に伝わる。反射的に。これは創造者がそのように創ったのだが人間は二足歩行になり忘れてしまった。肩甲骨を動かせば下肢は自然に動くように設計されている。
だから走る時は腕を振る。これだけは忘れないが、ダンスではダンススポーツになってから上半身を器用に使って下肢を動かしているし反対に下肢からのパワーも上肢に繋がるかたちで運動をしている。
少しは競技ダンスの良いところを取り入れよう!
以上です。