取り柄も才能もない人のための戦略書。

世の中、取り柄も才能もない人が9割。

なにがしかの優れた才能がある人は人生で困ることはないはずで、才能がない人が世の中ほとんどです。優秀な人や成功している人のアドバイスが害悪になるのも、実際にはこういう理由で、彼らはうまく行ったことについての自慢話や自分の感覚の話ばかりします。私は、これを『N=1問題』と呼んでいます。要するに、サンプル数が1なので、お話としては面白いものの、その話自体はほとんどの人にとってなんの役にも立たないからです。

さて、取り柄も才能もない人がどうやって戦っていくかという話ですが、いくつかの方針があります。というのも、彼らが想定する範囲の戦い方では、おそらく良いように使われて終わりでしょう。これが、日本人の多くが見落としている視点とも言えます。取り柄も才能もないなら、ないなりの方法でやるしかないのです。

取り柄も才能もない人のための戦略。