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井上尚弥VSルイス・ネリ戦の感想

今回の井上の試合は今まで見てきた中で一番面白い試合だった。

相手はあのネリなので、山中選手との試合を見ていた私としてはどうしても感情的にならざるを得ず、他の日本のファン同様、井上が山中選手の仇をちってボコボコにしてくれるのを期待してしまうのであった。

試合は1Rから衝撃の展開だった。
ネリがパンチのある強い選手であることは認めざるを得ず、
いくら井上であっても一発もらったらまずいかも..とは思っていたが、
井上のダウンはやはり驚いてしまった。

しかし、このダウンで井上は硬さがとれたようにも思う。
この試合の井上は入場のときから表情が厳しく、いつも以上に緊張、真剣さが伝わってきた。それは、相手が因縁のネリであることや、会場が東京ドームということで、いつも以上に自分の責任の重さを感じていたからではないだろうか。
1Rもかなり慎重に戦っていた。

ダウン直後、落ち着いて立ち上がりネリの猛攻をかわしたあとは、
2Rからは表情も柔らかくなり、インタビューでも言っていたようにハイテンションになったようだ。
そしてダウンを奪い返す。

4Rには相手を挑発する余裕を見せ、得意のボディも決まる。
5R、ロープ際のショートフックで2度目のダウンを奪う。

そして6Rに連打でダウンを奪いTKO勝利となるのだが、
2度と立ち上がれない感じのダウンでこれも衝撃だった。

結論
・井上といえども、パンチのある選手戦う場合、一発もらって負けるリスクはある。
・しかしながら主に「ディフェンス」と「当て感」の総合力では井上とネリには差があった。


次の相手はグッドマンとのことだが、ネリ戦が面白すぎたのでどうだろうか。


※スポーツライター風の記事にしたかったので敬称略にしております。

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