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もうひとつ”自分の拠点”を育てる滞在 | 京都ホステル長期滞在

住んだことのない地域での一時的な生活体験。
一人暮らしでもなく、シェアハウスでもなく、その間のような半共同生活。

私たちは、自分たちの思い出深い旅が「友達が住むまちを訪ねる旅」だったから、それを施設のコンセプト「友達の部屋」に表現した。

でも今、NINIROOMで起こっているのは、もっと能動的に「もうひとつ自分の拠点を育てる」ような滞在。

そこが自分の ” 拠点 ” だったり ” 居場所 ” だと感じるには、とくに人との関わりがとても大きな要素なんじゃないかなと思う。毎日挨拶したり、仕事について話せる人がいたり、話さなくてもお互いに顔や名前を知ってる人がいるというだけでも。

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私はここ最近、マンスリーやウィークリーの長期滞在中にめちゃくちゃ能動的に、京都を”自分の拠点”に仕上げていくような人たちを目の当たりにして、本当に、ただただ、びっくりしてる!仕事したり修行したり勉強したり出会いに行ったり。こんなにフラットに、軽やかに、新しいまちと、知らない誰かと、つながり合う世界があるなんて!笑

昨晩は『自分の”推し”を10分でプレゼンする会』がゲスト同士で開かれていて、好きな漫画や、アイドル、町、本、地方の祭りまでそれぞれが自分が好きなものについて熱く語り、そこからそれぞれがまた何か新たな発見やお互いの共通点を見出していた。

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実は、私自身はあまりそんな経験がなくて、確実に気が合う友達のいるところばかり行ってきたのだけど(だから「友達の部屋」みたいなコンセプトになる)、NINIROOMが育ててきたふんわりとしたコミュニティは、直接友達でなくてもその場所を自分のものとするための強烈な足がかりになり得るんだなと。もちろん京都という場所 ー小さな経済圏で、個人で活動している人が多く、独特な文化や自然環境ー も大きく影響してると思う。

NINIROOMにマンスリーで2ヶ月住んでる怜奈ちゃんがインタビューで話していたことがとても印象的で、嬉しくなった。

「私の場合はやりたいことが結構決まっていたけど、ここで出会った人たちと話す中で、プラスアルファでいろんなことに興味を持つようになった。(中略) やりたいことが見当たらない人とか、とりあえず何かしてみたい人とかは、逆にここに来ることでいろんなものを吸収してやりたいことが見つかるのかなって思います。」

新しい場所・新しい人との関わり合いが生み出すものは本当にたくさんあって、それで自分自身がまたアップデートされていく。人にとっての”拠点”みたいな感覚は、その中でいつのまにか醸成されていくものなんだろうな。
実際、NINIROOMという拠点には、みんないっぱい戻ってくる!(今週末はOB会もある笑)

二拠点生活、多拠点生活、よく聞くけど今はそんなに難しいことでもなく、これからの時代の選択のひとつになっていきそう。