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大学同期の集まり

 昨日は大学の同期、数人が半年ぶりに集まった。場所はいつもの通り御徒町の吉池食堂、人数は、当初8人の予定だったが、直前に風邪を引いた人、奥様がコロナにかかった人がでて、マイナス2名、6人になった。年齢は77~79歳、見た目も中身も典型的な後期高齢者の集まりだ。
 
 大学は語学など教養課程のクラス分けがあいうえお順だから、昨日の出席者は全員名字が「あ」で始まる。全員の名字が、あい○○、あお○○、あき○○などはた目にはややこしいが、我々は長年の付き合いだから、間違えない。全員工学部だから、殆どがそれなりの企業の技術系の社員、総じて地味で真面目、飛んだ話はなく気は楽だが、反面、意外性が無く面白みには欠ける。
 
 話題の大半は、大学時代の思い出と昨今の体具合だが、大学時代の思いで話しの大半は、前回、同じ人から同じことを聞いている。自分が前に話していることは忘れているのか、初めて話すが如く生き生きと話すから、こちらも初耳の如く拝聴する。全員が同じ態度で聞くし、中には前回と同じタイミングで同じ質問をする人もいる。こうなるとどこまで本気なのか、どこまで演技なのか分からない。
 
 体具合の方も凡そ前回と同じだが、ということは、前回から体調はそう変わらないのだろう。お互いの無事を確認出来たことになる。もっとも、そう言う人だけが出席しているだけのことかもしれないが。
 
 出席者がまあまあ無事な事と、物忘れが歳なりに進んでいることを確認できたところで、最後に出席者全員の(証拠)写真を撮って、同期高齢者の会合は無事に終了した。帰宅後、写真を監視人度に見せたら、あっと驚く変わり様に驚いていた。云十年前に会って以来だから当たり前だが、それにしても・・・・・らしい。(あなたが一番ましだとか。)

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