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絵とサックスのコラボ

 2015年5月の連休、東京滞在中の日記です。
 
 連休中の5月4日、
青空の広がる上野公園で、苫米地義久氏のサックスを聞いた。
欅やもみじの細かい新緑が春の風に揺れて煌めき、
哀愁溢れるアルトサックスの音が、道行く人を立ち止まらせる。
Sunflower 、My Funny Valentine など
自由にリクエスト出来るのも、路上ライブならでは、だ。

 ライブ終了後、いつもの世間話のついでに、
鉄道画家とサックスのコラボを提案した。
鉄道画家は松本忠さん、絵の展示で全国ツアーをしており、8月下旬に、
滋賀の蔵元藤居本家で個展を計画している。
藤居本家は歴史ある蔵元で、総欅の建物は文化財に指定されている。
2階が150人ほど収容できる大きなホールになっており、
音楽会もしばしば開催されている。

 松本さんの絵は、地方ローカル線を題材にした
風景画で、精緻に描かれながら、独特の温かみが醸し出され、
全国の鉄男さん、鉄子さんには憧れの絵だ。
(失礼ながら)価格も手ごろな故か、
個展の都度それなりに売れているようだ。

松本忠「橋上遊覧」只見線 只見ー会津蒲生(福島県只見市)

 苫米地義久氏は日本を代表する(と我々が思っている)サックス奏者で、
オリジナルの日本各地の音楽紀行シリーズや
Over The Rainbow、 Amazing Grace 
Autumn Leaves、 Black Orpheus など、
お馴染みの曲を収めたバラードのCDも出しており、
何れも素晴らしく、毎日聞くと癖になる。

 松本氏と苫米地氏はお互いのHPを見て、
お互いの絵と音楽が気に入り、是非一緒にと。
松本氏は、自分が借りた藤居本家の会場を提供し、
苫米地氏は、出演料は格安で良い、私に任せると。
藤居本家もコーディネート役として、滋賀県の安田音楽制作事務所、
安田旺司氏を紹介してくれた。

 開催日は8月29か30日、チラシを作り、ネット等での告知、
会場設営、会の進行など、安田氏と相談しながら、準備を進めている。

8月29日 サックスライブのチラシ

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