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引き抜き 6.Y商事の内紛

 2014年2月業界トップのA社から、当社の販売店Y商事を取り込む戦争を仕掛けられた。対抗措置として、Y商事東京支店販売店の主要な営業マンを引き抜き、売上5000トンを取り戻そうと画策し、引き抜き対象者に当社での処遇と移籍一時金を提示している。
 
 
 6.Y商事の内紛
 
 T支店長から、Y商事内紛の情報が入った。
 
・営業室長からのメール
 Y商事のT氏と面談し、以下の情報を得ました。
 昨日(3月26日AⅯ)の取締役会において、Y社長が専務大阪支店長を一方的に責め立てて解任が決まった。
 理由は、
①  以前から専務はY社長の批判をしており、Y社長は我慢していた。
②  Y社長の了解なしで、専務は各支店長に勝手な指示をしていた。
③  Y社長の了解なしで、専務はメーカーと勝手な約束をしていた。
 
・再度、営業室長からのメール
 T氏からの情報を追加します。
 専務解任について、A社からY社長へクレームがあったとのこと。
 Y社長はその件でA社に対してかなり不満を持っているとのことです。
 専務は解任前、A社増資(A社によるY商事株の買い増し)を画策していたとの話もあるようです。
A社はY商事への影響を強める方向で動いている可能性があります。
 
・営業本部長からのメール
 Y商事の今までのことを考えれば、又か、と言う感じです。
 今後も同じようなことが起こると思います。
 オーナー会社の典型的な現象です。
 
 営業本部長のメールに書いているように、Y商事は個人の判断(好き嫌い?)で人事が決まる、典型的なオーナー企業だ。社員、特にT支店長のような中核をなす社員は将来に不安を覚えることもあるだろう。
あるいは、自社の内紛の情報を当社に漏らすくらいだから、既に気持ちは当社に傾いているのかもしれない。

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