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日本の救急車は無料!

 先日の夕方、監視人殿との散歩の帰り、緑道の手前まで戻った時、救急車がサイレンを鳴らして後ろからやって来て、緑道横に停車した。隊員が二人降りて1人が救急車後面のドアを開けてストレッチャーを取り出し、もう一人が我々の後ろのビルまで急いで歩く。女性が1人、ビルの前に立ち、救急隊員を待っている。
 
 ビルは通りから2,3メートルほど引っ込んでいるから、前面にアプローチのスペースがあり、そこに外国人らしき女性が座り込んでいる。二人の隊員がストレッチャーをビル前に置いて、座り込んでいる女性に声をかけて何やら話をしているようだ。我々は、ずっと見ているわけにもいかず、自宅に戻ったが、間もなく救急車のサイレン音が聞こえてきたので、かの外国人女性を載せて病院に向かったのであろう。
 
 緑道の久松町側の突き当りに日本橋消防署人形町出張所があり、消防車と救急車が常に待機している。だから、この辺りでは、119番で救急車を要請すれば直ぐに来てくれる。しかも日本の救急車はいつでも誰でも、外国人でも無料、ただだ。こんな国は世界でも唯一、因みにアメリカは一回あたり300ドル、ドイツのフランクフルトでは2~7万円かかるそうだ。
 
 昨今、日本でも、いくらなんでも全て無料はないだろうと有料化を模索する動きがある。無料だから気軽に利用する人が多く、なかには搬送するまでもないと、そのまま帰るケースも多いらしい。仮に使用料で経費をまかなおうとすれば、万円単位になるだろうから、とても無理だろうが、もう少し慎重に救急車を呼んで欲しいと、一回あたり数千円を課してはどうかとの案も模索されている・・・・らしい。

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