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英語、タガログ語、日本語、韓国語、タイ語を流暢に話す

 プロゴルフの笹生優花選手が全米女子オープンで2度目の優勝をしたと、テレビのニュースを賑わしている。テレビで彼女のインタニューを見ると、彼女が話す英語は流暢の域を越えて完全に母国語だ。彼女は、英語、タガログ語、日本語、韓国語、タイ語を流暢に話すとのこと、信じ難い。
 
 以下ウィキペディアによると、・・・・
 彼女は、フィリピンで日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれ、6歳で日本に移住、小学校2年から再びフィリピンに戻った。父の影響によりフィリピンに戻った直後からゴルフを始める。日本の国籍法で22歳迄に国籍を日本かフィリピンかのどちらかを選ばなければならなかったため、2021年11月3日、自ら日本国籍を選択したと表明した。また、それまでの選手登録のスポーツ国籍はフィリピンであった。・・・・
 
 外見は普通の日本人だし、体も特別大きいわけでもないが、パー4のホールを1オンするパワーには驚くばかりだ。チャンスを決めた時のリアクションも控えめで感じがいい。同じ場所で戦う選手らにも人気がある・・・・らしい。
 
 この数年、日本のスポーツ界では、いわゆるハーフ選手の活躍が目立つ。テニスの大阪なおみ(父がハイチ出身)、バスケットの八村塁(父がベナン出身)、陸上のサニブラウン(父がガーナ出身)など、数え上げたらきりがない。個人競技ばかりではなく、団体競技でも、日本ラグビーの躍進を支えたのが多くの外国出身選手だったし、昨年ブラジルで開催されたサッカーU17日本代表は、レギュラー11人のうち3人がハーフの選手だった。
 
 日本が働き手の減少を補うため、外国人労働者や移民をより積極的に受け入れるようになれば、いわゆるハーフは増えるだろうし、スポーアツ界にも波及するはずだ。近い将来、ハーフどころか、両親がともに外国出身という日本代表選手も増えてくるのかもしれない。だが、それもまた日本を代表して世界と戦う選手であり、チームである。
 
 人種のるつぼのような欧米諸国と比べると、日本ではまだまだハーフが目立つが、今後は急速に違和感が無くなり、普通の社会、景色になるだろうし、そうあって欲しい。

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