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ダブル訃報

 2016年8月の日記です。
 
 数日前に入社同期某氏の訃報メールが来た。
47年前、我鉄鋼会社への学卒の入社同期は140人、
学部卒も院卒も、又、大学入試で浪人した人もいるから、
多少の差はあるが、皆それなりの歳だ。
確率から言えば、一人二人の訃報が来ても不思議ではない。

 とは言え、この会社の将来は自分たちにかかっている
と意気込んでいたあの頃を思い出し、
改めて時の流れを実感せざるを得ない訃報である。

 続けて、昨日は小学校同期会からの訃報メールが来た。
小生は4年まで吉祥寺の某私立小学校に通い、
色々あって、その後近所の公立に転向したのだが、
一応、同期会には数えられている・・・らしい。
顔、名前を憶えている人は限られているので、
訃報を見ても、最初はだれか分からなかった。

 ところが、訃報を読み進めると、亡くなった日、
斎場も通夜、葬儀の日程も全て先の訃報、入社同期の某氏と同じ、
改めて名前を確かめてみると、姓も名も同じ。
ことここに至って初めて同一人と判明。
エッ、彼が小学校の同期!
週刊誌なら、「訃報で初めて分かった衝撃の事実」と言ったところか。

 7月に重篤の誤嚥性の肺炎で入院し、そのまま帰らぬ人になったとか。
心からご冥福をお祈りいたします。合掌!
 
 
 追:この日記から既に7年後の現在・・・ 
   高校、大学、入社の同期の何人かが
   まさに櫛の歯が抜けが如く、逝去している。

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