見出し画像

葬儀

 2010年、1月の日記です。
先日、当社の4代前の社長が亡くなり、通夜と葬儀に出席した。
会社としては、新聞への訃報の通知、生花、弔電、お香典などに加えて、
葬儀社と相談し、要望通りに人を出してお手伝いした。
場所は曹洞宗大本山として著名な横浜鶴見の総持寺、
通夜の会葬者は400人程度、広々とした境内に不足はない。
あくる日の葬儀は200人程度だっただろうか。

221015:鶴見総持寺2

 奥様(喪主)にお会いして、ご挨拶をすると、
淡々とした様子で、丁寧に感謝される。
5年ほど前から入退院を繰り返し、76歳でのご逝去だから
やや早いとは思うが、心の準備は出来ていたようだ。

 葬儀の数日後、奥様と息子殿が当社に挨拶に来られた。
亡くなった時に残された本人のメモに、
自分の葬儀はこれこれ、こういうふうにと、書かれていたので、
家族だけの密葬というわけにはいかなかった、との事。

 暫く、生前の話などをして帰られたが、いずれにしても淡々として、
世間話の如くであり、数日前に夫を亡くした妻とは思えない。
女は強し、なのだろうか。


 追:今私は75歳、昨今の体調を鑑みると先は長くないかもしれず、
   その時に備えて、諸々を決め、手配も進めている。
   勿論、自分はひっそりと家族葬、会社関係には知らせない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?