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負けず嫌い

負けず嫌いな人とはどういう人か?

気が強いイメージがありますが、努力家というイメージもありますよね。

人によっては嫉妬心を燃やす人とかライバルを蹴落としてでものし上がろうとする人をイメージするかもしれません。

職場では数字を求められる営業マンは負けず嫌いな性格が多いのではないのでしょうか。

ここで負けず嫌いな人の特徴と心理を踏まえながらうまく付き合う対処法をご紹介していきます。

今回紹介するM君は負けず嫌いな性格を買われて営業部に配属されました。

会社の業績を上げるためには、負けず嫌いな性格は好ましい性格です。

しかし、M君には欠点があります。

ライバルの営業成績がM君より良かったりすると「クソッ、先月の俺はついてなかった」とM君はつぶやきます。

M君はライバルが上司からほめられているのを見ると、みるみる表情が険しくなります。

ある日のこと、M君が「さっき課長からすごいねって褒められたよ」と同僚に上機嫌で話したときに、「俺なんか何十回もほめられてるし」と返された途端、M君の顔が曇ったことがありました。

困ったことにM君は何でも自分が一番でないと気が済まない性格なので、M君はチームワークが必要な仕事で、デキる同僚の協力を拒んだことがありました。

その代わりM君はほめられると有頂天になります。

M君の性格をよく知る上司は「あいつはほめて伸びるタイプだ」と分析しています。

負けず嫌いな人の特徴

・強がる

・気が強い

・努力家

・嫉妬心が強い

・プライドが高い

・理想が高い

・最後まで諦めない

・思い通りにならないと気が済まない

負けず嫌いな人の心理

「人に評価されたい」と思う承認要求や「人より優れていたい」という自尊心は誰にでもありますが、負けず嫌いの人はその気持ちが人一倍強いのが特徴です。

「先月の俺はついてなかっただけだ」と負け惜しみを言うのも「本当の俺はもっとスゴイ」「本気を出せばアイツに負けるわけがない」という自己評価の裏返しです。

自分より劣る人が追い上げて来ると不機嫌になるのは、自分の地位・評価が奪われるのではないかと不安と焦りからくるものです。

「負けてなるものか!」と努力して結果を出し、周囲の人から認められるのであれば大いに結構です。

しかし、負けず嫌いな人の中には、自己中で他人の気持ちを考えない、人を見下す、嫉妬からライバルに嫌がらせをしたり、ライバルを蹴落すことで自分が繰り上がることばかり考える人もいます。

そういう人は周りの人の足を引っ張ることになるので困りものです。

環境によって作られる負けず嫌いな性格

負けず嫌いな性格は、元々の性格によるところもありますが、環境によって作られる面もあります。

例えば、進学塾や進学校に在籍している生徒は、受験競争に勝つように駆り立てられる環境に置かれているため、そうでない学校の生徒と比べると、負けず嫌いな性格が助長されます。

学校でも職場でもランキング形式で個人の成績を張り出すことが行われていますが、これも競争心をあおるためです。

成果を出すために競争心をあおることは、一定の効果があるのです。

負けず嫌いな人の対処法

負けず嫌いの人は、基本的にほめることで伸びていきます。

負けん気を尊重し、ベストを尽くせるように配慮しましょう。

ただし、ほめてばかりでは思い上がるので、ときにはきつく注意する事も大切です。

反発心も強いので、会社の規則や営業成績などの客観的な資料を提示しながら注意すると、素直に受け取ってくれます。

負けず嫌いな人は他人と自分を比べたがるクセがあります。

自分が相手よりも優れていることを知ることで優越感に浸りたいのです。

ですから、もし負けず嫌いの人が近くにいる場合は、対抗心をむき出しにするのではなく、「あなたには勝てません」と相手を立てておきましょう。

もし営業成績などで負けず嫌いの人に勝った場合は「たまたま運が良かっただけ」と言って謙遜しましょう。

負けず嫌いの人をライバル視するような態度を取ると、負けず嫌いの人は嫉妬深いのであなたに意地悪をする可能性があります。

負けず嫌いな人には、相手を持ち上げて自分は謙遜することで、逆恨みされないように気がけることが大事です。

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