生と死の中庸。そこに在るのが整体ではないか。
熱や痛みの症状が過ぎれば結果死ぬ。
しかし生があるからこそ熱も痛みも起こる。
たぶん調子が悪い、不調和という状態は生が過ぎるからだ。
生が過ぎるから痛みも熱もひどくなる。
生が過ぎれば死ぬ。
過ぎるはすなわち傾き。
ならば調和とは一方に傾かずにバランスを取ることではないか。
つまり、中庸。
生に傾き過ぎず。死に傾き過ぎず。
フラフラしながらも中庸から外れない、しなやかなバランスの取りかた。
人間が自然に生きて、ゆるやかに死に向かって行くためにはこれが必要なのではないか。
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