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文学フリマへようこそ!

「文学フリマ」をご存じですか?
 そこは筆で語りたい人々の集う市場。
 簡単にかつ大胆にかつ乱暴にまとめてしまえば「文学版コミケ」とでも言いましょうか。
 ともかく、書き手が「これが文学!」と信じるものを持ち寄って、皆様にお披露目する場所であります。
 プロの作家の突発本や、評論、エッセイ、俳句、短歌、もちろん小説と、ありとあらゆるものがひしめく市場なのです。
 まだ若葉マークをつけた身ではありますが、不肖筆者がご案内の一助になればと思いますので、ぜひおつきあいをお願いいたします。

どこで参加できるの?

 現在文学フリマが行われている都市は8箇所。
 札幌・東京・京都・大阪・広島・香川・福岡。
 あと、岩手でも行われているのですが、拙文を書いている時点での次回予定は発表されておりません。
 東京以外の会場は入場無料です。
(東京は次回より入場料1,000円が必要です)
 公式サイトはこちら
 まずは最寄りの会場に足を運んでみるのをお薦めします。

「運命の一冊」に出会うには?

 とにかく文学フリマは出店数が多いです。
 新興の香川会場でも142ブースがひしめいているのですから。
 およそ5時間の長丁場ですが、とてもじゃないですが全店をじっくり見るのは不可能です。
 そこで役に立つのがWebカタログ。
 出店者のブース位置が決まる頃、開催日の一か月前くらいにWebカタログが公開されます。
 まずは下記リンクでWebカタログの利用方法をご参照ください。

https://bunfree.net/catalog_search/

 Webカタログは2024/9/8の文学フリマ大阪12ならこんな感じです。

ちょっと画像がわかりにくいですね……

 右上の「▼カテゴリ」を引っぱると、ジャンル別にフィルタリングしてくれるので、お好きなジャンルを探しましょう。
 出店者の名前の後ろ、「☆気になる!」ボタンを押して赤い「チェックした出店者を印刷」ボタンを押せば……


リスト化してくれます

 ブース番号とカテゴリ、出店名を表示してくれるので、これと会場図を片手に広い会場を巡りましょう!

配置図

 あと、見本誌コーナーというのが必ずあります。
 現物を立ち読みできるわけですね。
 見本誌にはラベルが貼ってあって、ブース番号、サークル名、価格が書かれていますので、それを頼りに探すのもありです。
 リアル書店のように偶然の出会いがあるかもしれませんよ。
 読みふけりすぎて時間が溶けるのにはご注意を。

持ち物は?

 まずは大きなカバン。
 けっこう戦利品はかさばります。
 会場で協賛社さんがトートバッグを配布していることもありますが、必ずではありませんので、自前を持っていった方が安心です。
 あと忘れてはいけないのは千円札と小銭(100円・500円)です!
 高額紙幣は出店者さんがお釣りを用意しなければなりません。
 手間を避けるためにも、小銭のご用意をお願いいたします。

もっと楽しむために

 Webカタログが解禁になったころから、出店者さんはXなどで情報を拡散しはじめます。
「#文学フリマ○○(会場名)」で検索をお勧めします!
 情報の洪水に溺れそうになるかもしれませんが、普段見られないジャンルの本にも巡り会うチャンスです。
 会場でお目当ての本やお気に入りの本を買っても、まだ文学フリマは終わりません。
「#文学フリマで買った本」で感想をぜひシェアしてください!
 出店者さんの原動力になるのはもちろん、文学フリマの他の参加者さんにも、「こんな面白い本があるよ!」という紹介になります!

 とてもつたないですが、ひとまず私の案内は終わりです。
 公式サイトが充実しているので、重複がほとんどですが、何かのお役に立てれば幸いです。
 それでは、いつかどこかの会場でお会いしましょう!

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