漫画作画用PC購入記

デジタルで漫画を描くための環境
快適なものにしようと
自分なりに考えて組んだPCの構成
記録しておきます。

そもそも自作PCとは何ぞやというと、
「自作」とは名ばかりの、
パーツを選んで組むだけの遊びです。
知らない人には難しそうに
感じられるかも知れませんが
プラスドライバー1本あればできる程度の
ミニ四駆以下の難易度です。

メリット
・好きな構成で組める。
・好きなケースを選べる。
・BTOより安価。
・満足度や愛着がダンチ
・足りないところをあとから足せる

デメリット
・全て自己責任
・組むのが面倒

つまり、何かあっても全部自分のせいってこと以外で
自作をしない理由がないとです。

というワケで組んでいきます。

選んだパーツ群。

M/B:H370
CPU:Core i7-8700
RAM:DDR4-2666 32GB(16GB×2)
VGA:GTX970
OS:Windows10

これにシステム用でSSD、データ保存用にHDD、
ケースは5インチベイレスで光学ドライブは外付け。

全部で12万円也~
BTOで同じスペック組もうと思うともうちょいかかるから
そこそこ安く買えました。
(CPU、メモリ、グラボは中古)

正直クリップスタジオを使うには
少々オーバースペックな気がしなくはないけど
昔から「大は小を兼ねる」と言いますので。

ここまでがPC構成。


漫画作業的にはこれらのアイテム。

Cintiq16(液晶タブレット)
Razer tartarus V2(左手デバイス)
G502HERO(マウス)

マウスはともかく
液タブと左手デバイスは初所持。


これらを使って作業環境を構築していく。

まずマザーボード。

ATXを使用。
今回は使わないけどM.2とか色々な規格がついてて
時代の進化を感じた。


そこにCPUを装着。

これをハメる時は結構固いのでいつも緊張します。

お次はメモリ。

この写真に写ってるやつ、
実は店員さんが間違えて登録してたECCメモリというブツで
このM/Bでは認識してくれなくて起動しませんでした。。
店員さん過失なので交換対応してもらって事なきを得ましたが、
中古を買うときはお気をつけ下さい。

メモリも差し込んだらCPUクーラーをば。

最近の純正クーラーを使ったことはないけど
昔の悪いイメージがぬぐえず別途用意します。
今回は虎徹マーク2。
理由は価格コムで1位だったから。
PCパーツに悩んだときは価格コム上位を選んでおけば
基本間違いないです。

順番は人に依るだろうけど、
ボクはここまでやって、ケースに入れます。

今回のケースはこちら。

5インチベイという本来光学ドライブを入れる部分が無いので
ATX可だというのにめちゃくちゃコンパクト。
最近はもうソフトウェアもROM販売じゃないし
光学レスなのでこんなのも出てきたんでしょうね。
これはこれで、フルタワーとは違ったロマンがあります。

まず電源ユニットを装着。

ケースの形的に底面に入れるタイプでした。
電源ケーブルは延長コードを中通しして、
背面上部から出す感じ。
こんなの初めてだったけど使ってみればなるほどのデキ。

電源がセットできたらマザボを入れます。

CPUクーラーが邪魔でネジが締めにくい。。

写真見ればわかると思いますが、
ケース背面ファン→CPUファン→電源ユニットファンと
ファンが3連星してます。
なんだこれ。

マザボが入ったらケースのケーブル類を突っ込みます。

右から順に前面オーディオ、USB3.0、電源ボタン。
電源ボタンが毎回苦手で、マザボに依ってもケースに依っても
表記が違ってよくわからんです。

右から順に前面オーディオ、USB3.0、電源ボタン。
電源ボタンが毎回苦手で、マザボに依ってもケースに依っても
表記が違ってよくわからんです。

あと写真にないけどビープ音用ブザーも挿しました。

したら次はHDDとSSD。

3.5インチは表面(?)だけど2.5インチは裏面にセットでした。
2.5インチは縦に2つ並べられるので
HDDもそのサイズにすればよかった。

最後にグラボを入れます。

電源ユニット、CPUクーラーが下にあるから当然、
グラボは上に行きます。

今までCPUは上、PCI系は下ってケースで組んできたから新鮮。

ここまで組んだら、
マウス、キーボード、モニタをつないで
電源ON!

ってやって問題なく立ち上がるのであれば
それにこしたことはないのですが、
先述通りそうもいかずこの有様。

マザボをケースから外して原因探し。

今回のトラブルの詳細は、
まず入電するけどモニタに何も映らない。
モニタをつなぐケーブルを変えたり(HDMI→DVI-D)
マザボに直接つないだりしても映らない。(=原因はグラボじゃない)
となるとマザボ、CPU、メモリのどれかが犯人なので
その3つを購入店に持って行った結果、以下略と。

交換して組みなおしてからの記念すべき入電画面。

無事起動したことを確認して、
もう1度最後まで組みなおして、完成~

3時間ぐらいで終わるかと思われた組み立ても
原因究明やら交換しに行くやらで
都合15時間ぐらいかかりました。

そっからさらにOSインストール、
各種ソフトインストール、
各種デバイスインストール、
各種設定、
旧PCからのデータ引っ越しを経て…

無事漫画作画環境が整いました。

左手デバイスの割り当てはこんな感じ。

慣れればキーボードより早い…かも。

以上がデジタル作画環境構築記です。
費用はそこそこかかりましたが
結果的に大満足の環境になりました。

BTOも企業努力に依り安価でサービスも充実した
いい時代ではありますが、
自作というのも面白いもんですよ。

というお話。

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