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レビュー平均4.9の妊娠・育児アプリ「ninaru」を作った理由

はじめまして、こんにちは。株式会社エバーセンスの代表、牧野です。

「家族を幸せにすることで、笑顔溢れる社会をつくる」というビジョンのもと、家族を幸せにするためのサービスをつくっています。

その代表が「ninaru」というブランド。妊娠中から出産・育児中のママやパパをサポートするアプリのシリーズです。

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なかでも妊婦さん向けの「ninaru」は、リリースからもうすぐ5年。
おかげさまで初産婦さんの2人に1人にご利用いただき、熱量高く、愛されるアプリになっていると思います。

レビュー数は合計7万以上。点数はiOSもAndroidも4.9となりました。
※2020年12月現在

毎日いただく多くのレビューを一言一句読み、あたたかい言葉をもらえることに感謝しています。
読むたびに、ninaruを作って、本当によかったと思います。


今回は、なにを目指してninaruをつくったのか、ninaruはどういう思想で作ったのか、
そんなプロダクト思想について、記録に残しておきたいと思います。

【ninaruを通じて、なにを実現したいのか?】

2010年に長女が生まれたとき、家族の幸せとはなにかをよく考えていました。

「家族の幸せ」

この抽象的な言葉を聞いて、全く同じイメージを描く人は少ないと思います。

でも、きっと、みんな家族で幸せになりたい。

なにを幸せと感じるか。
どんなときに幸せと感じるか。
それは人それぞれで、答えはないと思います。

そんなことは当たり前ですが、一方で、「こうあるべき」というべき論に苦しむことが多いのも事実。
特に、結婚や妊娠、育児に関しては、「こうあるべき」というのが強いのではないかなぁと感じています。

「こうありたい」という自分の考えを、気がつかないうちに押し付けてしまっていることも。

「子供ができたら、仕事はやめてあげないとね」
「帝王切開は楽そう」
「母乳で育てないのはかわいそう」
「こんな小さい子を保育園に入れてかわいそう」

こういった言葉は一例ですが、そうしたくてもそうできない人もいるし、その人の価値観や、家庭の事情もあります。

傷つけようとして言っているわけではないと思いますが、ライフステージの様々なタイミングで、こんな「べき論」に苦しむことってありますよね。

多様な価値観が顕在化している今の社会では、一人ひとりが、「幸せだなぁ」と思えることがとても大切だと思っています。

そんな「べき論」に苦しむ人が、少しでも減ったらいいなぁ。
家族の幸せに正解はないのだから、「自分(たち)で決める」という道をサポートしたいなぁ。
そんな想いで、ninaruをつくりました。

「どうしたいか?」と迷ったときの、相談相手でありたい。
悩んだときに、寄り添う存在でありたい。
どんなときでも、味方でありたい。
ninaruを通じて、より多くの人が、自分(たち)で考える「家族の幸せ」を実現できたらいいなぁ。


【ninaruが徹底している2つのこと】

そのためにnianruがこだわっているのは、たった2つ。

1. 寄り添う

家族にはそれぞれの価値観があり、幸せもさまざま。
家族が良い選択をできるように、正解ではなく選択肢を提供したい。

そして、妊娠中・育児中にできるだけ孤独を感じさせないように、寄り添っていきたい。


言葉の力を信じ、言葉を選ぶ。
「てにをは」のレベルではなく、少しでも、日々を前向きに生きられるように。少しでも、つらいことを前向きに捉えられるように。少しでも、今生きている日々を、愛しいと思えるように。

「今、この瞬間に、僕らはなにを語りかけたいか。」にこだわる。
たかが言葉、されど言葉。

そしてストレスのない、デザイン、UX。
妊娠中や育児中はホルモンバランスが崩れがちだったり、うまくいかないことも多く、イライラしやすい時期。そんななかで、ninaruを触るときは少しでも癒やしを感じてほしい。

色使いもあたたかく、表示速度もはやく、わかりやすいUIで。
あたたかいエネルギーでつつまれたプロダクトでありたい。


2. 真摯に伝える

ninaruシリーズは、メディア。できるだけわかりやすく、事実を伝えたい。

だから難しい医療用語も使う。でも、できるだけわかりやすく。
お腹の赤ちゃんに、愛を感じられるように。

この方の投稿は、的を射ていると思います。


目が滑るのは申し訳ない気持ちですが、それも含めて、ninaruっぽさ。


毎週(20週以降は毎日)変わる胎児のイラストは、しゃべらない。デフォルメもしない。
だから、妊娠初期のイラストは胎児しっぽがあったり、まめつぶみたいだったり。

「かわいくない」と言われることもあるけど、ninaruのコンセプトは真摯だから、ありのままで。


5年間、妊婦アプリ・育児アプリの市場を切り拓いてきましたが、大手企業も追随してきて市場が盛り上がり、妊娠中や育児中にアプリを使うことが当たり前になってきたと思います。

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この5年のあいだに、弊社も育児ママ向けの「ninaru baby」、パパ向けの「パパninaru」、祖父母向けの「祖父母ninaru」、育児エッセーが読める「ninaruポッケ」と、姉妹アプリをリリースしました。

「ninaru」というブランドの認知も、少しずつ広まってきたかなと感じています。

より多くの家族に寄り添い、幸せをサポートできるように、これからもninaruをよりよくしていき、何十年、何百年も愛されるブランドにしていきたいなぁ。


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